「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」を観てきました。
いやぁ、「青い」映画でしたね。
と言っても、青春とかそういう意味ではありません。
ジョーと海東が活躍するので、色的に青いという意味です(笑)
まぁ予想はしていましたが、予想以上にシッチャカメッチャカの映画でした。
これまでの大集合もの以上に、アンチが続出しそうな感じです。
参照しなければならない作品が、ライダー26作、戦隊36作あるので焦点を絞らなければならないのは分かりますが、ちょっと絞りすぎちゃったかなという気がします。
ジョーと海東>士とマーベラス>ゴーバス、フォーゼ、ゴーカイ、オーズのメンバー>その他ぐらいの凄まじい格差を感じました(笑)
ジョーはホント、主人公と言ってもいいくらい活躍していました。
マーベラスの不可解としか思えない行動を「何か裏がある」と彼を信じ続け、非情にもライダーに手をかけようとしますが、土壇場でそれをできない、仲間思いで心優しい剣士。
ちょっと刀振り回しすぎの危険人物だった感はいなめませんが(笑)
あと海東は、どれだけ経ってもホント変わらないなという感じ(笑)
ではここからは、ネタバレありで感想書いていきますよ。
・ゴーカイレッドVS7人ライダー
冒頭からゴーカイレッド対7人ライダーの対決シーンがありますが、7人はあっさり斬殺されてしまいます(笑)
まぁ殺されてないんですけど。
前宣伝などでは「倒す」だの「生き残った」だのといった表現が使われていますが、あれはウソです(苦笑)
実際にはベントされたような状態です。
ベントとは・・・ KAMEN RIDER DRAGON KNIGHTに登場する概念で、敵ライダーに必殺技を食らわせ異空間に転送すること。途中までは死亡と同義語でしたが、終盤でアドベントマスターが帰還したことで過去にベントされたライダーを救出することが可能になり、最終回には正義の13ライダーが集結しました。
攻撃した時に表れる、紫の威吹鬼の変身エフェクトみたいなのが、どうやら相手をベントする攻撃だったみたいです。
ディケイド、ゴーカイレッド共に、この攻撃で相手を異空間に転送していたのでした。
ゴーカイレッドが、最終話で返却したはずのレンジャーキーを使用していましたが、これはたぶん予めベントしておいた先輩から、レンジャーキーだけ借り受けていたということだと思います。
その証拠に、劇中でゴーカイチェンジされたレッドワン、ニンジャレッド、デンジレッド、マジレッド、スペードエース、バトルジャパン、アカレンジャーは、最後の大集合シーンまで登場しませんから。
書いてて思いましたが、初期4戦隊のレッドを重点的に使ってたんだね(苦笑)
・大ザンギャック、天高強襲
美羽と大文字さんが制服着ていたので、26話より前の時系列みたいです。
ここでのシーンに限らず、なんかゴーカイレッドの動きが違うなぁと思ったのですが、今回はスーアクが伊藤慎さんでした。
福沢さんはどうしてたんだろ?
マジレッドがレッドファイヤーフェニックスを使ってたのはよかったですね。
フォーゼのピンチ!ってとこでジョーたちゴーカイジャーの5人が駆けつけますが、マーベラスは意に介さず、部下たちを呼びつけた後、メテオをベントしてしまいました。
流星の出番はここまで(笑)
・大ショッカー、とりあえず強襲
ただなんとなく、街に現れてみた大ショッカー。おそらくはゴーバスターズを誘き出すのが目的だとは思うのですが。
ディケイドはファイズにカメンライドしてゴーバスターズと戦うものの、なぜか大した活躍もしないままカブトにチェンジ。なぜ?(苦笑)
クロックアップを視認できるということは、ヒロムの加速はクロックアップだったのか。ワクチンプログラムすげぇな(笑)
ルカ、アイム、鎧はディケイドにベントされてしまいました。久しぶりに見られたのは嬉しかったけど、みんな出番少なかったなぁ…
ゴーカイピンクが剣を順手持ちしてたのでまさかと思いましたが、今回も神尾さんでした。
・マーベラス、今度はオーズを強襲
復活した悪の軍団はてっきり喋らない人形かと思いきや、ワルズ・ギルやブラジラがオリジナルの声で喋ってたので吹きました(笑)
無駄に豪華だな。
プロトバースも無事修復されたようで何より。でも、どうせならバースもう1個作ればいいじゃね?とは思わないことか(苦笑)
バースもプロトバースも、ちゃんと後藤さんと伊達さん本人でしたね。変身はしませんでしたが。
ダブルバースとシルバが戦っているころ、海東に不意打ちされるマーベラス。この戦いに何かしらの裏があることを、海東は感じ取っていたようです。
オーズもダブルバースもゴーカイレッドにベントされ、なぜか戦いを見ていた(笑)比奈ちゃんは海東と同行することに。
・出会う4人
海東おなじみのオーロラ移動能力で、なぜか2人は唐突にクライス要塞へ(笑)
キンタロスで出てるてらそまさんが兼役してるシャドームーンは別として、ジェネラルシャドウもオリジナルの柴田さん。
無駄に豪華だな。
士は海東を仲間に引き入れようとしますが、海東はこれを拒否。
この時ちゃんと理由を説明してれば、最後のあの悲劇はなかったのになぁ士(笑)
再びオーロラ移動した2人は、そこで偶然、仲間を失ってうな垂れているジョーとハカセに出会います。
海東がライダーだと分かった瞬間、仲間の仇と斬りかかるジョー。マジで危険人物(笑)
気持ちは分かりますが、完全に怒りの矛先を間違えてます。
・ディケイドVSゴーカイレッド、ついに直接対決
士が次はゴセイジャーを狙うと聞いていた海東の情報により、4人はゴセイジャーの下へ。
アラタだけは本人の声でしたね。
クライス要塞でのシーンではジェネラルシャドウにゴセイジャー打倒を指示していたのですが、実際には士が手を下していました。
まぁ、ディケイドでなければ相手をベントできませんからねぇ。
シャドームーンとジェネラルシャドウのコンビで「ダブルシャドウ」と言っていたのは吹きました。怪人漫才でもやる気か(笑)
マーベラスがジョーに「俺がお前たち嘘をついたことがあるか」と言っていましたが、今回ついに騙しました(笑)
たとえどんな奇行に走ろうと、仲間を信じ続けるジョー。剣を振り回す物騒な男ですが、仲間思いのいい男です。
そして直接対決のマーベラスと士。
ディケイド龍騎のアタックライド・アドベントは、初登場ですよね?
結局この対決は、勝敗つかないまま終わってしまいました。
まぁビッグマシン出てくるまではテキトーに小競り合いを続けてないといけませんからね(苦笑)
・デンライナーは今日も行く
マーベラスの言葉に従って過去のアカレンジャーに会いに行こうとする4人。
どうするのかと思いきや、海東が取り出したのはプリン(笑)
そしてやってくるデンライナー。どうやら事前にプリンを盗んでおいたようです。全てはこの時のために?(苦笑)
オーナーが「ライダーの枠が無くならなければ、戦隊の枠は生まれませんでしたからねぇ」とか突然メタネタを言い出すので何事かと思いましたよ(笑)
よく分からない人は、Wikipediaのゴレンジャーの記事を読んでね!
おなじみイマジン戦隊のコントも相変わらず。
・アカレンジャーご乱心
過去にたどり着いた4人の前に現れたのは、まさかの野球仮面(笑)
さすがに声は永井さんではなくなってましたが、代役がなぜか堀秀行さん。代役もベテランすぎね?(苦笑)
アカレンジャーの関さんとは、カッシュ兄弟ですね。
関さんのアカレンジャーですが、「レッドビュー!」や「トゥイヤ!」の声は非常に似てました。
アカレンジャーと共に現代に戻った4人。その前に、平成ライダーを率いた1号ライダーが現れます。
特番見てて気付いたのですが、このときの日付が4月21日なんですよね。
冒頭でのフォーゼは卒業式前の3月でしたから、ヒーローたちの潰しあいは実に1ヶ月近くに渡って行われていたことになりますね。
「長きに渡るライバル関係に、決着をつける時が来たのだ!」
過去で言っていたこととはうって変わって、ライダーに宣戦布告するアカレンジャー。
劇場で見ていた時には、後でネタばらしされるまでさすがに頭を抱えました(笑)
他のメンバーを全員ベントし、残った1号とアカレンジャー。アカレンジャーの攻撃で1号のタイフーンの偽装が解け、その姿がディケイドライバーに変わります。
そう。この1号はディケイドがカメンライドしたものだったのです。そういえば1号、冒頭でベントされたんだった(苦笑)
1号へのカメンライドとは、ディケイドライバーのリミッターは解除されたようですね。さすがにタイフーンに偽装していたのは、ドライバーの性能ではないと思いますけど。
声を変えていたのは、どういう原理なんだぜ?(笑)
・戦え!スーパーヒーロー
マーベラスと士が力尽きたところで、ついに本性を表すショッカーザンギャック連合。
ギガントホースとクライス要塞で合体巨大メカ「ビッグマシン」を作り、かつ邪魔になるヒーローたちを共倒れさせるのが、連合の狙いだったのです。
そして、本性を表すマーベラスと士(笑)
これまでのライダーと戦隊の潰しあいが、全て連合の目を欺くための作戦だったことを暴露します。
まぁそりゃそんな理由でもない限り、2大ヒーローが戦い合う必要がないですからね。
おなじみ士の説教も炸裂。要約すると「本当のヒーローとは、悪を倒すためならどんな汚れ役も引き受ける」ということ。
いや全然いいこと言えてないから(笑)
なんだかんだで、あの説教BGMと「ディケイド」さえ流れれば全てを許せる雰囲気があるのですが、今回は直後のゴーカイジャーの変身シーンもあったことで、「ディケイド」流せなかったのが痛い。
何気に最終回以来の顔出し変身。
どうも、直後の変身後スーツ着てるのも本人なような?
そして駆けつける、ベントされたはずのヒーローたち。
さすがに人数多すぎだろwと、なぜか笑ってしまいました。
始まる大乱闘。1回見ただけでは何が起こってるか全く分かりませんでしたね(苦笑)
マジレンジャー&響鬼のコンビネーションアタック
ゲキイエローをナンパするロッドフォーム
ゴーオンジャーとキバのコンビネーションアタック
BLACK&マスクマンVSシャドームーン
など、同年代戦隊とライダーのコラボがなかなかよかったですね。
マジレッドの声はウサダ役の鈴木さんが代役してました。
大集合ものとしては初めて、電王がフォームごとに増殖してましたね。
この画像、てっきりゴーカイチェンジだと思ってたのですが、オリジナルでした。どうやら、ブラックのスーアクさんが妙に小柄だから勘違いしたみたい。
BLACKは全然声違いますが「信彦!」とシャドームーンに叫んでいたので、オリジナルってことですよね。
・ディエンドは、大迷惑なやつなのだ
せっかく話がまとまりかけたのに、突然出てきてビッグマシンを誕生させてしまった海東。
マーベラスがジョーの、士が海東の友情を裏切ったことによる腹いせなようですが、どう考えても迷惑すぎますw
まぁ海東らしいと言ってしまえばその通りなのですが。
ギル親子も瞬殺してしまうビッグマシン。断末魔が「父上ぇ!」だったワルズ・ギルは、ホントに子バカ。
アクドスも小川さんキャスティングできてればよかったんですけどねぇ。
ゴーバスターオーで応戦するゴーバスターズ。
ですが敵わずに、イエローバスターが放り出されてしまいます。イエローに頼まれ、代わりにゴーバスターオーに乗り込むフォーゼ。
賢吾に託されたロケットスイッチS-1とドリルスイッチS-3を持って、ビッグマシンとの決戦に挑みます。
ロケットスイッチS-1は、撫子のくれたのとは違うスイッチなんですかね。
・戦隊とライダーの力
シルバと戦うゴーカイジャーと、カニレーザーと戦うライダー。
本物声のレッドワンに励まされたゴーカイシルバーを筆頭に、ゴーカイジャーはオーズから託されたオーズのライダーキーで各コンボにゴーカイチェンジします。
ゴーカイガレオンバスターにライダーキーをセットし、タジャドルチャージによる「派手にオーズ」で見事シルバを撃破。
一方、ライダーの方は鳴滝の変身したカニレーザーに苦戦中。
鳴滝、ついに怪人にまでなってしまったのね…(笑)
鳴滝のくせになかなかの強さを発揮するカニレーザー。
しかし、ゴセイジャーから託されたゴセイパワーを込めたそれぞれのアドベント&ラウズ&ライダーカードでカニレーザーのレーザーを防いだ龍騎、ブレイド、ディケイドが見事カニレーザーを撃破。
ですが、鳴滝はまた何処かへ消え去っていきました。
あの士にすら「お前はいったい…」とか言われてて吹きました(笑)
ホントにあの人の正体は何なんでしょう。
・宇宙最高の宝
ビッグマシンはロケットドリルゴーバスターオーの「戦隊ライダー宇宙キック」で見事撃破。
乗っていた海東の安否は・・・
戦いは終わり、友情を確かめあう戦隊とライダーたち。
ゴーカイジャーと映司、ゴーバスターズとフォーゼ。
そして、士と海東(笑)
スーパー戦隊と仮面ライダーの友情こそが、「宇宙最高のお宝」であるという結論でした。
終了後に、一応ゴーバスターズ&フォーゼの夏映画の宣伝がありました。
というわけで、こんな感じでした。
いやぁ、これからネットでは批判意見がいっぱい出てくるんだろうなぁ(笑)
私もあまり言いたくありませんが、たしかに批判されても仕方ない部分はあると思います。
というのも、もう大集合ものはだいぶ食傷気味なところがあるからです。
199ヒーローは別として、オールライダーやレッツゴーは、若干アレなストーリー展開も最後のヒーロー集結シーンを見れば全てを許せるようなビジュアルインパクトがありました。
それだけ、ヒーローの大集合シーンには言葉では表せない力があるのです。
でもさすがに、この数年の間にこれだけ連発されるとインパクトも薄れるというもの。
やったことには意味がありましたが、効果を発揮するにはタイミングを間違えたという感じかな。
あと20年後…せめて10年後くらいにやってくれれば、また評価も違ったんでしょうけどねぇ。
使い方は間違えてますが、この作品にはこの言葉を贈りましょう。
「早すぎた名作」
ではこの辺で。
コメント
マサキさんへ
私も主人と映画みました!私は仮面ライダーは昔のしかしりません…なので解らない部分がありました。
マジレッドの声は声優さんだったんですね!!
ゴーオンレッドの声は、本物だったのか、別の声優さんだったのかわかりませんでした…知りたいです♪
あと「正義の味方のくせにずるいぞ!?」みたいなことを言っていた怪人は、仮面ライダーの敵ですかね?主人が爆笑してました。
私は、イエローバスターの敵を見て「時代錯誤な…」の一言に笑ってしまいました。
「ハカイ、ハカイ」と言っていたロボが何者かも解らず…過去へ行った列車も何か解らず…ちょっと仮面ライダーとのコラボは私にとってはうーん( ̄~ ̄;)といった感じでした!
みみ♪さん>
ご覧になりましたか!
ゴーオンレッドの声は代役です。どうやら、ゴーカイシルバー=鎧役の池田さんが吹き替えてたらしいです。
>あと「正義の味方のくせにずるいぞ!?」みたいなことを言っていた怪人は、仮面ライダーの敵ですかね?主人が爆笑してました。
たぶんドクトルG(顔出しの黒い幹部)かシルバ(ハカイダー似の銀色のロボット)のことだと思うんですけど、どっちでしたっけ?(苦笑)
「ハカイ、ハカイ」と言っていた銀色のロボは、バイオマンの人気敵キャラだったシルバです。なので、ゴーカイジャーとの戦闘シーンでバイオマンのレッドワンが応援したりしてましたよね。
過去へ行った列車は、仮面ライダー電王に登場するデンライナーです。
仮面ライダーの映画にはよく出てくるのですが、まぁ見てないと分かりませんよね(苦笑)
これを機に、ライダーもご覧になってみてはいかがでしょうか?
マサキさん
ご丁寧に回答ありがとうございましたm(__)m謎がとけました♪一回の映画で色々見れていてすごいですね(o^o^o)主人に報告します。ライダーもレンタルして見てみたいと思います!!
みみ♪さん>
いえいえ。今回は情報量が多くて、どちらかと言うと全然詳細を覚えられてませんよ(苦笑)
ぜひぜひ、ライダーもご覧になってみてください。
はじめまして。
私もこの映画を観たのですが、確かに、主役はディエンドとゴーカイブルーですよね(笑)。
私のブログ(アメーバ、またこのURLから跳べます)でも、「鳴滝さんは何物なんだろう?」という検証をしていますので、もし良かったらご覧ください。
ドクトルGの千波さんはまだご存命なので、ぜひ千波さんにやってほしかった……。あの人以外が「ラーイダ」って言うと、ギャグにしかならないので。
なお、私の名前で検索しますと、pixivでの石ノ森先生のパスティーシュ(パロディより原典重視)小説がズラッと出てきますので、もしお時間がございましたら、ご覧ください。
sas9791さん>
はじめまして。
早速ブログの方を見てきました。
私は、鳴滝は「ディケイド嫌いの人」であってそれ以上でもそれ以下でもないという考えなので、なかなか興味深いなぁと読ませていただきました。
pixivの方は、またいずれ読ませていただこうかと思います。