第20話「世界のおわり はじまる侵略」
今回はついに、これまで隠されてきたヘルヘイムの森の真実の一端が、明かされる回です。
紘汰に裕也のことを聞かれ、貴虎がそれを話し始めようとしたところでインベスに襲われた2人。
あのまま話していれば紘汰は…
でも、いまだに裕也の死に関しては疑惑があります。
Twitterでも少し話題になりましたが、貴虎の見ている裕也の映像と、凌馬の見ている裕也の映像がファイルナンバーが違うのです。
単なる憶測ですけども、凌馬は貴虎に、裕也の死の真相を隠匿している可能性があります。
もしかすると、裕也はまだ生きているのかも…
そこストロンガーがいるべきでしょ!w
「ここは地球とは別の惑星なのか、時間軸の異なる並行世界なのか
正確なところは、我々にも分からない」
「それを解明するために結成されたのが我々ユグドラシルだ
あまりにも組織が巨大になりすぎて今では多国籍企業という体裁を
装っているがね。実態はあくまで… 研究機関なんだ」
教えてやると言いつつ、正確なところが分かっていないという貴虎の言葉に一瞬ずっこけた(笑)
ユグドラシルは、ヘルヘイムの森の研究を主とする組織だったのか。
ユグドラシルタワーの中にあるクラックのあった木は、大方の予想通り神社にあった木だった。
しかも、地球上の植物ではなく、ヘルヘイムの実が繁殖せずに育ったものらしい。
なんだか、作風が一気にSFっぽくなってきました。
それは、荒廃した街でした。
ヘルヘイムの森にも昔は人がいて、文明を築いていた。
しかし、今やその文明人もインベスと化して、ヘルヘイムの森にはインベス以外の生き物はいなくなってしまっていた…
時空を越えた外来種であるヘルヘイムの実によって、どこかの異世界はヘルヘイムの森へと変貌してしまい、そして今、同じ事態がこの地球にも起ころうとしている。
その始まりの地が、この沢芽市なのである。
なんかこう、あっさりと衝撃の事実が明かされてしまったな。
「なんでだ… どうしてこんなことに…」
「理由などない。植物が種を散らして生存範囲を広げるのは当然のことだろう
言ったはずだ。これは、理由のない悪意だと」
“理由のない悪意”それはヘルヘイムの実そのものを言っていたのか。
たとえば、相手が明確な侵略の意思を持って攻めてくる知的生命体ならば、戦ったり交渉したりすることも出来るし、相手の考えも分かる。
しかし、相手がただ種の本能により繁殖しようとするだけの植物ならば、これほど恐ろしいものはないだろう。
明確な悪意がないにも関わらず行われる侵略行為なのだから。
地球に残された時間はあと10年…
一方その頃、この街を守る仮面ライダーとして戦っているザック。
凰蓮や城乃内にあらぬ疑いをかけられても、必死に街を守って戦っている。
彼もまた、仮面ライダーである。
凰蓮と城乃内は何をしたいのだろう?(笑)
またその頃、光実はクラックから現れたインベスの退治と証拠の隠滅を行っていた。
すっかりユグドラシルの一員らしい働き方である。
抗争がなくなったので、チームの垣根を越えてみな自由に踊るようになったんだね。
(これでいいんだ。真実を全て隠しておけば、みんなの笑顔を守り通せる)
うーん。志しは立派なのだが、“真実を全て隠しておけば”という方法論はまた違うような気がするぞミッチ…
「1人の憎しみは、100人の善意を打ち砕く力を持つ…
そうやって人の歴史は、幾度となく血に染まってきた」
人の心にある善意を信じ、全てが公になれば人々は協力し合うと考えている紘汰。
それに対し、人の心にある悪性を疑い、全てが公になれば世界は滅ぶと考えている貴虎。
“子供”と“大人”としてのスタンスがきっちり分かれているんだなぁ。
紘汰の言うことも信じたいが、貴虎の言うことも理解できる。
世界の滅亡を前にして、どちらが絶対に正しいとも言いづらいよね…
「侵略の恐怖に立ち向かう役目は、立ち向かう力を備えた者たちだけが担えばいい。それでこそ平和は保たれる」
力なき人々のために、人知れず戦い続ける。
彼もまた、歴とした“仮面ライダー”だったのだ。
「あいつらも元はこの世界の人間なのか…」
「躊躇うな! 果実を食って理性を失えば、もう死体と同じだ!
こいつらはもう… ヘルヘイムの種を運ぶインベスでしかない!」
これまでも、インベスが元は人間だって薄々分かってるはずなのに、今さら戦えなくなる紘汰(笑)
まぁ改めて事実を突きつけられて、迷いが生じてしまったのでしょう。
インベスとは、ヘルヘイムの種を運ぶための存在。
いわば、タンポポの綿毛のようなものなのか(苦笑)
世界の平和を守るために協力してくれ、という申し出に対し、そんな世界など壊れてしまえばいいと答える戒斗。
強さへのこだわりを持つ戒斗には、平和よりも重要なことがあったのだ。
最近はわりといい人路線で来ていたので、ここに来て再び「強さ至上主義」が全面に押し出されてきましたね。
「これからは我々と共に、野望の道を歩もうじゃないか」
凌馬が進もうとする“野望の道”とは何か?
湊やシドの言う“禁断の果実”とは何か?
戒斗を待つ運命や如何に。
それにしても、潰したヘルヘイムの実、果実っていうか、ゼリーやな(笑)
まだ20話なのだけど、雰囲気的にはほとんど番組終盤のような雰囲気。
ここから物語はどう進んでいくのか、非常に楽しみである。
コメント
ヘルヘイムの森の謎の一部が明かされ、以前に貴虎が言った「理由のない悪意」の正体が垣間見られた重要で濃密な回でしたね。まさか沢芽市だけでなく、地球そのものの絶滅の危機があと10年で訪れるとは…。あくまでも専門家の予測とはいえ、こうもはっきりと言われると怖いですね…。
今回は紘汰と貴虎で「公表しよう」と「隠蔽すべき」で明確にスタンスが分かれましたが、難しい問題ですね…。ただ、自分は「隠蔽」という考え方に正しいものを感じてしまう…。
更に今回を見ると、貴虎陣営と凌馬陣営でも目的は異なっているのが明白なようですね。本当に世界の為を思って行動しているのは貴虎だけのような…性格はドライだけど、あんたやっぱりいい人だったんだな(笑)。紘汰を叱咤しながら戦う場面の頼りがいのある兄貴っぷりは素晴らしかった!それ以外は抜けてるところ多いのに(苦笑)。
いろいろとはっきりとスタンスが分かれた今回、次回以降にどう影響するか楽しみですね!
これ以降は貴虎兄さん陣営とプロフェッサー陣営になるんでしょうか
とりあえずゲネシス勢の中で純粋に世界を救いたいと思って活動してるのは貴虎兄さんだけですね
戒斗が厨二くさいセリフ言った後3人にクスクス笑われたときなんか空しくなりましたw
てっきりあのまま馬鹿にされたまま帰ったりするかと…
ストロンガーはもういない!
いないんだよ…(涙)!
ヘルヘイムの実とインベスの関係はアレだ、
鳥が木の実を食べてその種をフンと一緒に出して勢力を拡大するのにゾンビのウィルスを応用したみたいな。
しかしヘルヘイムの実っていつ見ても美味しくなさそうなんですが。
よっぽどいいにおいがするんでしょうね、きっと。
シュンさん>
いろんな人間の思惑が重なっていますよね…
デルピッポさん>
笑われる戒斗さんは、完全にいじめられっ子のそれでした(笑)
激団死鬼さん>
たぶん、脳の神経を狂わせる何かが出てるんでしょうね。