ウルトラマン列伝 第73話

第73話「ウルトラマン80登場！まぼろしの街!!」

80は、子供たちと一緒に戦い、共に生きていくウルトラマンなんだ！

いよいよ、やって参りました！

俺たちのウルトラマン、ウルトラマン80！

いや～この勇姿！　かっこいいね！

列伝での初80は、「まぼろしの街」をチョイス。

教師編、UGM編、児童編、ユリアン編といろいろある80ですが、UGM編が好きな私としては、教師編の中でもSF的な趣があるこのエピソードはなかなか好みです。

80の特徴である教師としての側面も見られますし、80の売りである迫力のあるミニチュア特撮が堪能できるこのエピソードは、列伝初80としては結構いいチョイスではないでしょうか。

とまぁベタ褒めしましたが、決してアラがないわけでもなく…

冒頭、教師らしく遅くまでテストの採点をしている矢的先生ですが、終電に乗り過ごした後にやってきた、あからさまに怪しい電車に疑いもせず乗っちゃうし。

電車が空飛んでるのにも気付かないし。

さっき乗ったはずの電車がすぐに終点についても怪しまないし。

地球の平和を守るウルトラ戦士としては、もう少し敏感になって下さいよ(笑)

まぁ、ささいな異変を全て「ゴルゴムの仕業」にされても困りますけども(苦笑)

変身もできず、脱出もできず、絶望的な状況に追い込まれる矢的先生ですが、華麗な格闘術で敵をいなす姿を見ると、やっぱりウルトラ戦士だなぁと思います。

長谷川さん、なかなか動けるのですね。

女性陣のレベルが高いのも80の特徴。

ヒロインの京子先生は言わずもがな、サブキャラのノンちゃんも可愛らしくってステキ。

ノンちゃんは、教師編ではちょっとババくさい感じなのですが、ユリちゃんと改名（違）してからは垢抜けて可愛くなるのです。

また、特筆すべきは城野エミ隊員で、明らかに「採寸に失敗」したであろう制服のおかげで、胸部がパッツンパッツン！というね。

おかげで、我々視聴者も体の一部がパッツンパッツンという…

おっと、これ以上は止めておこう。

平成ウルトラになってからは、制服の素材が皮になったので、こんなシーンも見られなくなりました（平成セブンのサトミは結構…）

だいぶ80の話題から離れてしまった(苦笑)

ちなみに80という名前は、80（パイオツ）と読むこともできる。

・・・もう下ネタはいいって？(笑)

メカ描写が凝っているのも80の特徴。

シルバーガルの分離時に、ちゃんとコックピットのシートが移動するというのが秀逸である。

シルバーガルは構造上、合体時はαとβのコックピットが前後に位置しているので、分離時に後部シートが後ろ側に移動するのも納得の描写であり、なおかつかっこいいのである。

まぁ今回の話に限っては、戦闘中にハラダの乗っている機体がαからβに入れ替わってしまうという凡ミスがあるのだけども(苦笑)

特撮班と本編班の連携が取れてなかったのだろうか…

たった1話しか使わないであろう格納庫をこれだけ作りこめるのも、あの時代ならではの良さだよなぁ（シミジミ）

今時こんなことやってたら、確実にプロデューサー更迭だ(笑)

「それにしても矢的隊員、どこで何を？　いつも肝心な時にいないんだから、話にならんよ！」
中学校教師と二足の草鞋を履いてる人間に対して、過度な期待をしすぎじゃないだろうか(笑)

「猛は言いたかった。自分がウルトラマン80に変身して怪獣を倒したと。
しかし、もしそれを言ってしまえば、地球を去らねばならないのだ。
あの生徒たちとも、別れなければならないのだ。そんなことは絶対にできなかった」
ナレーションが喋りすぎるのも、80の特徴(笑)

「猛は、ウルトライヤーで聴いた」とか、見りゃ分かるよ！みたいなナレーションもあったりするし(苦笑)

ちなみに、この2ヵ月後には教師辞めます(泣)

さて、80はあと何回やってくれるかな？

次回は、メビウスの総集編回です。