第16話 いのちの順位
感想
一介の大学生たちのエゴ
今回は、天文研究会のメンバー全員が人間・動物・怪獣全ての命を守るために奮闘する回でした。
ここからは1話完結の単発エピソードではなく、縦軸を重視したストーリー展開になっていくのかもしれませんね。
ただまぁ、今回が面白かったかと言うと…
獣医学部の学生だから全ての命を守りたいってお題目は立派なんですが、やってることは街を破壊した後の怪獣をそのまま野に放ってるだけですからね。
百歩譲ってただの大学生でしかない面々は仕方ないんですが、肝心のテオも特に何かするわけでもなくデスドラゴと取っ組み合ってただけでしたし。
デスドラゴの化石を運んだり、宇宙ポッドでデスドラゴの気をそらしたり、口だけではなくきちんと行動も起こしてるんでその点では凄いと思うんですが、一介の大学生による行動としては、どうしても自分たちのエゴで責任を放棄している気がしてしまって、共感がしづらいです。
登場した怪獣が新規の、もっと無害そうな怪獣なら今回のストーリーの印象もまた違ったんでしょうが、「トリガー」でアキトの因縁であったデスドラゴだったのもノイズだった気がしました。
まぁ、「X」のバードンや「Z」のレッドキングなど、かつての凶悪怪獣がニュージェネで生物としての生態が追加されて、怪獣もまた生き物である…みたいなお話になってしまうのは今に始まったことではないんですが。
次回はどうやら今回の行いによって天文研究会のメンバーがネットで叩かれる(笑)お話になるようなので、筆者のように本作に疑問を持つ視聴者がいることは制作陣にとっても意図したものではあるようですが、テーマ性とか教育的観点とかはそこそこに、まずはエンタメであることを忘れずにいてほしいなと思ってます。
次回、人喰い怪獣登場
次回は、1年ぶりに再登場のテリジラス登場。
バルミリオスやデスドラゴも野に放つにはヤバい怪獣でしたが、今度はよりによって人を食う怪獣。
これでいっそ、人喰い怪獣にも命があるって言って倒さずに野に帰すような話になるのなら、一貫性があってある意味面白いかもしれない(笑)

