第10話「親と子」
感想
親子の話
冒頭の赤ちゃん、お名前が越海智さんだそうなので、もしかすると越監督のお子さんでしょうか…?
というわけで今回は、ゲント隊長親子とデマーガ親子という2組の親子を描く回。
こういう家族に関係する回はだいたい、怪獣の家族関係から人間側の家族関係の問題に対する解決案にたどり着き、問題を解決してハッピーエンド…みたいになるパターンが王道だと思うんですが、今回は全然そういう話にならず何とも神妙な空気で終わる回でした。
存在を危ぶまれていたゲント隊長の奥さんとお子さん、きちんと存命でよかった… まぁ、この回の情報が出た時点で存命なのは確定してたんですけど(笑)
以前の回でロッカーの家族写真を神妙な面持ちで眺めていたのは、もしかするとゲント隊長ではなくブレーザーの人格がちょっと出て来ていてしまっていたのかも。
ここ数回、ゲント隊長の体を乗っ取って少しずつ怪しい行動を見せているブレーザー。歴代でも珍しい、本当に一言も言葉を発していないウルトラマンなので、今のところ何を考えているのか全く読めません。
野菜ジュースを飲んでみたり、TV番組で人間の赤ちゃんを見て彼はいったい何を感じたのか…
スパイラルバレードでデマーガにトドメを刺そうとする右手を、自らの左手で制止するブレーザー。
ゲント隊長とブレーザー、はたしてデマーガを倒そうとしたのはどちらで、生かそうとしたのはどちらなのか。
これまでのウルトラマンではあまり描かれなかった、ウルトラマンは今どちらの意思で動いているのかにスポットが当たる本作ならではの展開。
はたしてゲント隊長はブレーザーときちんと意思疎通が出来るようになるのか、次回以降がますます気になります。
ベビーデマーガ
デマーガの幼生体であるベビーデマーガが初登場。サイズ感が非常にベビーゴジラで、平成世代には懐かしさがこみ上げてきます。
ニュージェネでは、バードンとかレッドキングとか、これまでどんなに凶悪そうな怪獣であっても卵を産んで子供を育てる“動物”としての面が描かれることが増えていますが、今回でデマーガもそこに仲間入りしました。
もう既にニュージェネ常連の怪獣だったデマーガですが、子を育てる描写も増えて、これですっかりウルトラ怪獣の常連って感じです。
今まではあくまで敵って感じでしたが、子供の描写が出てくると今後倒しづらくなるなぁ…(苦笑)
光線職人ブレーザー
レインボー光輪を盾と冷気発射装置にし、スパイラルバレードを繭に変えるブレーザー。
ブレーザー、技の数は少ないんですが、1個1個の技で何でも出来すぎなんだよなぁ(笑)
そのうちスパイラルバレードがポリバケツに変化しても、誰も驚かないことでしょう。
レインボー光輪が冷気の出る盾に変化したのは、新マンのウルトラディフェンダー思い出しましたね。
次回、ゲバルガ!
次回は数週間ぶりに新怪獣のゲバルガが登場。
隕石から変形とは、レザイトを思い出しますなー。