【俺が行く】ウルトラマンブレーザー 第1話

特撮・アニメ

第1話「ファースト・ウェイブ」

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感想

1周回って新しくなったウルトラマン

2023年の新たなヒーロー、「ウルトラマンブレーザー」の放送がついにスタート!

いやぁ、今年も熱い季節がやってまいりました。

第1話、衝撃でしたね。何と言っても主人公の初登場シーンで顔見えないくらいに暗いから(笑)

これまでと違うものを作ろうっていう制作陣の気概が伝わってきましたよね。ウルトラシリーズとしてはかなり珍しく、1話でOPが無いのも新鮮でした。

ゲント隊長、直前スペシャルでのセリフからも分かってましたが、放送前のイメージとは違って意外にフランクな言葉遣いをするキャラクターだったので好感持てましたね。

ウルトラシリーズの第1話といえば、民間人だった主人公がなんやかんやあって防衛チームに入ることになり、さらにはウルトラマンにもなり…というパターンが多いんですが、ゲント隊長が最初から軍属だったり、レギュラーキャラクターがほとんど出て来なかったり、ウルトラシリーズとしてはかなり新鮮味のある1話でした。

SKaRDのスの字も出て来ないし。

しかもどうやら、ゲント隊長はウルトラマンブレーザーとは第1話以前から既に一体化済みだったっぽい。部下が語っていた爆発事故の時?

過去のウルトラシリーズでも、ヒロユキと子供の頃から一体化していたタイガとか、仲間たちを命がけで助けたヒカリと一体化することを第1話以前から決めていたジョーニアスとか、主人公と事前に一体化を果たしていたり存在を認知していたウルトラマンもいなくはないんですが、かなり珍しいパターンではあります。

今後語られるであろう、なぜゲント隊長はブレーザーと一体化することになったのか?のドラマ、気になりますなぁ。

そして出現するウルトラマンブレーザー

ゲント隊長とは既に一体化済みだったようで、ゲント隊長の危機に変身アイテムを無理やり使わせて変身させるというぶっ飛んだファーストコンタクト。

番組のテーマが「コミュニケーション」らしいのに、コミュニケーションゼロのウルトラマン面白すぎる。

 
ブレーザーで特に新鮮だったのは、ニュージェネでお馴染みだったインナースペースの描写が全く無いこと。

いろんな意見はありますが、インナースペースってウルトラシリーズでは結構革命的な発明だったんですよね。

ウルトラマンって基本的には肉弾戦と光線技で戦うヒーローなので、玩具との連動が大事な日本の特撮ヒーロー番組の中にあって主人公が変身しちゃうと玩具の販促のしようがないのが大きな弱点だったんですが、それを改善したのがインナースペースで主人公が変身アイテムをいちいち操作する描写だったわけです。

玩具の売り上げに貢献し、ウルトラマン人気の復権を後押しした要因の一つがインナースペース描写だったと思うんですが、それを(今のところ)排したっぽい本作がどのようになるのか、期待半分、怖さ半分ってところですねー。

必殺技、光の槍スパイラルバレード

ウルトラマンの必殺技が槍って時点でだいぶ新鮮ですが、投げ方アンダースローの必殺技なのは新鮮すぎました(笑)

これまた新鮮なポイントの話なんですが、ブレーザー全く喋らないんですよね。

ニュージェネのウルトラマンって、それこそインナースペースで主人公が喋りますし、タイガやゼットなんかの宇宙人であるウルトラマン本人もバリバリ喋るのが当たり前だったんですが、言葉を一言も発しないブレーザー、逆に斬新すぎる。

それこそ、昭和のウルトラマンだって意外に放送当時から日本語話してますからね。マンもジャックもエースも1話で主人公に語り掛けてますし、レオも80も怪獣相手に日本語で話してますし。

「生みの親より、育ての親だ!」(「レオ」32話より)

平成だってグレートもパワードもザ・ネクストも主人公と話してますから、なんだかんだウルトラマンって言葉でコミュニケーションしてくれる存在だったんですよ。

そこに来て、ゲント隊長と一言も言葉を交わさず、ビルの上から奇声を発するブレーザーですからね。

言葉を発しない代わりに、奇声と唸り声を連呼しまくって普通に話すよりもうるさいブレーザー、斬新すぎんだろ…

そういえばブレーザーの掛け声、TSUBURAYA IMAGINATIONでの田口監督のインタビューによると「ヘロワッチ!」みたいにハ行とラ行で始まる言葉にしてるらしいんですが、皆さんはどう聞こえましたか?

筆者は「モアイ!」って言ってるのがよく聞こえたんですが(笑)

宇宙甲殻怪獣バザンガ

第1話の敵は、宇宙甲殻怪獣バザンガ

既存怪獣の再登場が多いニュージェネでも第1話は新規怪獣なことがほとんどなので、今回もそうでした。

腕からマズルフラッシュのあるトゲを発射したり、目が完全にイっちゃってたり、これぞ怪獣だ!っていう感じの映像がよかった。

体の一部をもぎ取られるとかは昭和ウルトラではよくある描写だったんですが、近年のウルトラではあまり見なかったので珍しかったですね。基本的にダメージ描写は爆発と火花がほとんどなウルトラシリーズにおいて、青色とはいえ流血描写があったのも新鮮でした。

ユリシーズとスカイハンターって?

戦闘機のコールサインとして使われたユリシーズスカイハンター

ウルトラシリーズのファンの方ならおそらく、「ウルトラマンUSA」のロボットであるユリシーズと、「ウルトラマンパワード」の母艦スカイハンターを思い出したのではないでしょうか?

意図的に過去作にちなんだネーミングにしたのか、たまたま被っちゃったのか分かりませんが、こういうニヤリとする小ネタ、今後もあるといいですね。

ウルトラマンUSA Blu-ray
バンダイナムコアーツ

仁科貴さん

ウルトラシリーズの常連ゲストである仁科貴さんが磯崎役で出演しておりました。

やっぱりこう、常連さんを見るとホッとする部分ってありますよね(笑)

次回、SKaRD結成!

次回、特殊怪獣対応分遣隊SKaRD結成!

やっとレギュラーキャラが揃いますなぁ。アースガロンはまだ作ってる途中かな?

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