第25話「地球を抱くものたち」
感想
最終回!
「こちら特殊前線補給中隊、ミヤザキです。ゲント隊長んとこのアースガロンが一大事だってんで、飛んできましたよ!」
って言ってるセリフの声、田口監督じゃない?(笑)
というわけで、最終回!
いや~、ついに終わっちゃいましたねぇ。
最終回までにV99関連の謎が明かされなかったので、最終回の30分で収まるのかちょっと不安だったんですが、その辺の謎を明かしつつ物語的にもきちんと区切りをつけた綺麗な最終回でしたねー。
まぁ、その分ちょっと詰め込みぎみだったというか、駆け足だった感もありましたが。
ウルトラシリーズ終盤の恒例である主人公の正体バレも今回は本当に全然なくて、ゲント隊長=ブレーザーってのは他の誰にもバレてないですし。
正体バレは、劇場版までお預けかな?
ここまで一切言葉を発してこなかったブレーザーが、最後の最後で唯一発したのが
俺も行く
なのはメチャクチャ熱かった!
正体バレをやらない分、ここに燃え要素を集約してきたのかなって感じがしましたよね。
そこからの、腕を十字に組んでの光線!!
基本の必殺技が光の槍だったブレーザーが、最後の最後でこの光線を使うというのが熱い!
ウルトラシリーズでは、腕を十字に組んでの光線は定番中のド定番なので盛り上げ方が難しいと思うんですが、さすがの田口監督でした。
Twitterだとスペシウム光線がトレンドに入っていましたが、これは構えが左右逆なのでどちらかと言えばスペシュッシュラ光線。
ブレーザーの技なので、たぶん正確にはブレシュッシュラ光線とでも呼ぶのでしょう(呼びません)
小ネタ
V99からのメッセージで、「光の星」というワードが出てきました。
多くのウルトラマンたちの故郷、M78星雲・光の国を映画「シン・ウルトラマン」では光の星と呼んでいましたね。
ぶっちゃけこれ自体は、単に「シン・ウルトラマン」での呼び方に寄せただけでファンサービスの域を出ないんですが、妄想は膨らみます。
ブレーザーの故郷とされているM421という星は、設定上では語られつつも劇中では全く触れられなかったので、今回の「光の星」発言でもしかすると、ブレーザーとリピアーは同じ星のウルトラマンという可能性も出てきたわけです。
たぶん、M421に関しては劇場版でも触れられないと思いますが、今後この設定がもうちょっと掘り下げられるといいな…
エミが父親の日記から、V99に兵器の類がなかったことに言及するシーンでは、日記に気になるワードがちらほら。
- 稲森
- カミオカンデ
- ニュートリノ
これらは言わずもがな、「ウルトラマンガイア」関連のワード。
稲森は稲森博士のことでしょうし、カミオカンデはプロノーンカラモスのロケ地に使われたスーパーカミオカンデのことと思われます。
ニュートリノは、「ガイア」の最終決戦で重要な使われ方をされましたね。
地球怪獣が協力してくれる流れは、まんま「ガイア」でした。
本作はニュージェネガイアではないんですが、ファンサービスとして細かい部分で「ガイア」要素を入れてくるのは最後まで徹底していましたね。
ガイアとアグルの登場もあるかなと期待して待ってたんですが、結局ありませんでした
劇場版への登場は… さすがになさそうかなぁ。