第7話「インター・ユニバース」
感想
ご唱和ください!
今回は待ちに待った、ゼットさんの客演回!
客演回とは言いつつも、監督がZのメイン監督の田口監督で、アバンもZの宇宙からスタートしたので、Zの26話にトリガーがゲスト出演した回と言っても過言ではないでしょう(笑)
現行作品のテレビ本編で前作の先輩ウルトラマンと共演するのは、Xのギンガとビクトリー客演回以来なので、実に6年ぶり。
オーブ以降は、前作の先輩との共演はテレビ終了後の劇場版へとその場を移したので、テレビ本編で前作の先輩との共演が見られるのは本当に久しぶりで凄いことです!
まぁコロナの影響で劇場版タイガの公開が遅れてしまったり、やるつもりであったであろう劇場版Zが今でも音沙汰なしでここまで来てしまったという悲しい事情があったであろうことは否めませんが、それはそれとしてやっぱりヒーロー同士の共演がテレビで見られるのは熱い!
アバンから、宇宙セブンガーにヨウコ先輩(声のみ)、キングジョーストレイジカスタムを強奪するバロッサ星人に、Zの第1話まんまのシチュエーションでブルトンによって別宇宙に送り込まれてしまうゼットとハルキのコンビ等、もうZの雰囲気そのまんまで、気分は1年前に戻ったかのよう。
自宅に招くかのようなノリでインナースペースにケンゴとアキトを招待したり、説明を最後まで聞かないままガッツスパークレンスで変身しようとしたせいで、ゼットオリジナルのキーを挿して必殺光線をインナースペース内でぶっ放すことになったり、ハルキがしっかりハルキしていて、やっぱり今回はZの26話(笑)
最終回で旅立ったハルキが、宇宙セブンガーに乗ったヨウコ先輩と一緒に地球にいたということは、おそらく最終回での「盆と正月には帰ってくる」という約束をちゃんと守ったということで、ここもハルキらしいところ。
盆が終わっても多少長居したようですが(苦笑)
バロッサ星人(四代目)
もはやすっかりZを代表する宇宙人となった感のあるバロッサ星人が今回の相手。
ゲネガーグなんていなかったんや…(笑)
過去作の怪獣や宇宙人が繰り返し登場するようになったマックスやメビウス以降のウルトラシリーズにおいて、名前に○代目とつく存在は本当に貴重。
おそらく○代目という名前の数字が最も大きいのは6代目が存在するバルタン星人なはずなので、もう少し多く登場すればバルタン星人を抜けるぞ! 頑張れバロッサ星人!
バロバロバロッサ!
ちなみに巨大戦でバロッサ星人が使っていた剣は、マックスに登場した戦神ギルファスの頭の飾り。
メカザムのソードザンバーといい、一品もののレアな武器を盗みすぎなのよバロッサ星人(苦笑)
小ネタ
ベビーザンドリアス
バロッサ星人が連れているのは、80に登場したザンドリアスの幼体のベビーザンドリアス。プロップはおそらくタイガが初出。
声は、ウルトラシリーズにちょくちょく出演し、ジャグラー役の青柳尊哉さんの奥さんであることでもお馴染みの湯浅かえでさん。
湯浅さんはかつて怪獣娘のアニメでザンドリアス役を演じていたので、その縁もあってのキャスティングなのでしょう。ザンドリアスといえば湯浅さんだよね!(?)
ザラブ星人の翻訳機
イグニスがインナースペースの盗聴のために使っていた機械の一部は、「ウルトラマン」に登場したザラブ星人が地球人との会話のために使っていた翻訳機のデザインほぼそのまんま。
全員日本語で喋っているから翻訳も何もない気がするが…(苦笑)
金色のヒモが巻いてある聴診器の方も何かウルトラ怪獣ネタが設定してありそうな気がしますが、劇中では特に言及なし。
見た目的には、Zでバロッサ星人が初登場した回で使用していたサータンの毛で編んだ透明マントのサータンの毛に近い気がしないでもない。
盗品いろいろ
イグニスとバロッサ星人が互いに自慢しあう盗品の数々ももちろん、過去のウルトラシリーズに登場した怪獣由来の品々。
吸血ボール=オコリンボールの体の一部(ウルトラマン80)
コダイゴンジアザーの鯛(ウルトラマンメビウス)
バグダラスの羽根(ウルトラマンマックス)
デシモニアそのもの(ウルトラマンティガ)
一発目がドマイナーにもほどがあるオコリンボールというのはさすがです(笑)
次回、さらにご唱和ください!
次回は引き続きゼットさん客演回!
まさかまさかのパワードダダが令和に復活するぞ!