第10話「宇宙海賊登場!」
感想
海賊宇宙人バロッサ星人
今回は、前回キングジョーをストレイジに鹵獲されてしまったバロッサ星人が本格的に登場。
キングジョーを取り返すためにストレイジを急襲したバロッサ星人と、ストレイジの面々が戦うというストーリー。
どうせ自分もペダン星人からキングジョーを奪ったくせに、人にキングジョーを奪われたら律儀に取り返しに来るとは、意外とマメなやつだな(苦笑)
ニュージェネにも宇宙人は多数登場しますが、完全新規デザインで着ぐるみが作られた宇宙人ってかなり久しぶりな気がします。
ほとんど全身ウェットスーツみたいになってるデザインが、レオの頃の低予算宇宙人を思い出させて、なんとなくノスタルジック(笑)
バロッサ星人がサラッと使った透明マントは、なんとサータンの毛で編んだもの。
「帰ってきたウルトラマン」に登場した忍者怪獣サータンは、体が中性子で出来ていて透明化や物質をすり抜ける能力を持つ怪獣でした。
そのサータンの毛で編まれた布というマニアックにもほどがあるアイテムを登場させる今回の脚本、尖りすぎている…(褒め言葉)
ただ、サータンの毛が中性子で出来ているからマント自体が透明になるのは分かるけど、使ったバロッサ星人が透明になる理屈はよく分かりません(笑)
バロッサ星人の武器は、過去作プロップ博覧会
バロッサ星人は宇宙海賊というだけあって、他の宇宙人の武器をいろいろ奪ってきたという設定のようです。
そのため、過去作に登場した敵キャラが使っていた武器を大量に所持!
分かりやすいものだけでも、タイトルに書いたようにジュダスペクターの剣やメカザムの剣。マグマ星人のマグマサーベルはあの特徴的なSEまで! ウルトラシリーズをずっと応援してきて身としては、ニヤニヤしっぱなし。
ジュダスペクターは宇宙の帝王ですし、メカザムに至ってはエンペラ星人の復活装置なわけで、そんな各作品のボス級キャラの武器を持っているバロッサ星人、実は凄い宇宙人なのでは…(笑)
M78流・竜巻閃光斬
前話の記事で、何のフォームチェンジに使うんだろう?といろいろ考えた末に、結局必殺技用のメダルだと判明したゾフィー、ジャック、ウルトラの父のメダルですが、今回で早々にバロッサ星人から奪還。
必殺技の「M78流・竜巻閃光斬」が炸裂!
ゼットライザーから光の剣が伸びるってギミックがカッコいいなぁ!
ただ、ゾフィーにもジャックにもウルトラの父にも剣技のイメージがないので、なぜこの3人で剣技を発動する設定にしたのか謎(笑)
一応ウルトラの父は、ウルティメイトブレードという剣でエンペラ星人と戦った過去があるので剣技のイメージが全くないわけではないですが…
ウルトラの父は、どちらかと言えばウルトラアレイのイメージでしょう(苦笑)
次回、特別編
次回は、どうも予告に新規の映像が無さそうだったので、総集編になりそう?
過去作の映像を丸々流用した部分もあったので、もしかするとウルトラマン列伝的な形式の回になるのかもしれません。
コロナによる影響? 本当のところは分かりませんが、急にこんな回が挟まれると、なんか良くない雰囲気を感じ取ってしまいますね。