第9話「誰がための勇姿」
感想
中村浩二さん、グレゴール人になる
今回は、「ダイナ」に登場したグレゴール人の同族、グレゴール人グレースが登場する回。
グレゴール人の宇宙格闘士という設定に焦点を当てながら、「死闘!ダイナVSダイナ」とは全く違うお話に仕上がっているのはさすが。
グレースを演じるのは、中村浩二さん。
ウルトラシリーズ平成三部作の主役ウルトラマンを演じたスーツアクターで、さらに顔出しの役者としても、平成三部作や「仮面ライダーW」等の仮面ライダー作品に出演していて、特撮ファンにはお馴染みの役者さんです。
平成三部作で主役ウルトラマンを演じていたということは、当然ながらダイナも演じていたわけで、そのダイナを演じていた中村さんがグレゴール人になってデッカーと共闘することになるとは…
これがいわゆるエモいってやつですな。
中村さんというキャスティング面のサービスだけでなく、ニセウルトラマンダイナと同じファイティングポーズを取るところとか、戦う際に剣でリングを作るところとか、「ダイナ」のグレゴール人要素をきっちり踏襲する演出面もさすが。
剣は、ジュダ・スペクターの剣の流用でしたが…(笑)
ジュダ・スペクターの剣はバロッサ星人とかも持っていたし、意外といろんな宇宙に普及している大量生産品なのかも。
それにしてもグレゴール人、初代に関しては偽ウルトラマンの正体っていうことであの凶悪な面構えでもよかったけど、グレースはただのいい人なのにあんな悪い顔してるのちょっと可哀想だったな(苦笑)
赤いレッドキング、スフィアレッドキング!
今回は敵役として、白目のある2代目タイプのレッドキングが登場。
さらに、そのレッドキングにスフィアが融合したスフィアレッドキングも登場。過去作の怪獣にスフィアが融合したスフィア合成獣は、スフィアゴモラに続いてこれで2体目。
スカルゴモラといい、ゴモラもレッドキングも有名怪獣かつ人気怪獣だけあって変異種が登場しがち。やっぱり人気者は違いますなぁ。
スフィアレッドキングは、素のレッドキングと違ってなぜか体色が赤色に。
赤くないのにレッドキングなのがレッドキングの個性なのに、赤くなっちゃったらレッドキングじゃないじゃん!(笑)
まぁ、パワードレッドキング(雄)みたいに赤いレッドキングも普通にいるんですけどね。
ディメンションカード怪獣総進撃!
ディメンションカード怪獣の最後の1体であるウインダムが登場。
後半では、ディメンションカード怪獣3体の全員召喚まで。
特空機2号の方のウインダムのフィギュアーツ化も決まったし、急に世界がウインダムの魅力に気付き始めていて怖い…(笑)
【重要】デッカーはタイプチェンジ制限がなかった
ほんの一瞬のシーンでしたが、今回は超重要な描写のある回でした。
なんとデッカーは、ストロングタイプからミラクルタイプへの直接変身が可能!
特撮ファンはご存知の通り、ダイナはタイプチェンジ能力に制限があって、1度の変身でストロングかミラクルのどちらかにしかタイプチェンジ出来ません。
先日のトリガー客演回では1話ごとにストロングとミラクルを登場させていたので、デッカーもダイナと同じくタイプチェンジ制限があるのかなと思っていましたが、今回でタイプチェンジ制限はなかったと判明。
ダイナのタイプチェンジ制限を知っている視聴者には、結構衝撃的な回だったのではないでしょうか(笑)
今後、デッカーとダイナの共闘エピソードがあった時に、両者のタイプチェンジ能力の違いがどう描かれるのか、俄然気になってきましたね…
次回、ネオメガス!
次回はネオザルスによく似たネオメガスが初登場。
モンスアーガーはそのまま出てきたのに、ネオザルスはそのまま出てこれないのか…