第21話「繁栄の代償」
感想
WOW WOW ダイナ!
今回は、予告でその存在が微塵も匂わされていなかったウルトラマンダイナの客演回!
力の限りダイナ!
思えば、昨年「トリガー」にティガが登場した回も予告ではそういう雰囲気を微塵も出していなかったので、それに倣った形なんでしょうねぇ。
当たり前ですが、ヒーロー客演回はやっぱり燃える!
しかも、「トリガー」の時のティガはダイゴ本人の変身ではなかったですが、今回のダイナはどう考えてもアスカ本人だったので余計に熱かった!
これで、最後のカナタへのメッセージもつるの剛士さんの声であったなら尚よかったんだけど…(笑)
NEW GENERATION DYNAである「デッカー」への客演とあって今回のダイナの演出は特に気合が入っていましたね。
「ダイナ」の矢野立美さんの劇伴使用に始まり、まずは初期のCG変身バンクをイメージした新変身バンクで登場。
デッカーの変身バンクの元になったあのCG変身バンクが、リメイクされて見られる日が来るとは…
今回は全身CGではなく、おそらくスーツで映像素材を撮影した後に、映像を加工してあのCG独特のツルテカ感を再現したんだと思いますが、かなりオリジナルに近い出来で感動しました。
放送当時は、子供心に「ツルテカでCG感丸出しだなぁ」と思ってたもんですが、25年経ってあのツルテカ感を嬉しく思う日が来るとは(笑)
倒れたダイナの頭の下にチョコンとあるラブモスの遊具。
2話前には月面基地にあったんですが、月から運ばれてきたみたいです(笑)
さらに、変身バンクと同じように初期のCGタイプチェンジのバンクも新撮されてお披露目。
25年経ってあのツルテカ感を嬉しく思う日が(ry
「ダイナ」放送当時はテレビ番組のアスペクト比は4:3だったので、当時の変身バンクを今風に作り直すと、左右に何もない余分なスペースが多すぎていまいち締まらない感じ(苦笑)
クローで首を掴まれてからの、ダイナックルで胸の砲口を殴るという「光の星の戦士たち」デスフェイサー戦の再現欲張りセット。
あわよくばテラフェイザーの胴体をぶち抜いてくれたら…
「トリガー」でのティガ客演時は両者とも3タイプに変身していましたが、ダイナは1回の変身でストロングかミラクルのどちらかにしかタイプチェンジ出来ないという設定を遵守してか、ストロングタイプのみにタイプチェンジ。
自由にタイプチェンジ出来るデッカーに合わせて、ダイナまでシレッと3タイプにチェンジしたりさせない円谷さんは、やっぱり真面目ですなぁ。
ただ、やっぱりミラクルタイプも見たいので、あと1回客演お願いします!
ソルジェント光線やフラッシュサイクラーはともかく、レア技のウルトラフォークまで見せてくれるとは!
映像作品では1話しか使ってないと思いますが、球児だったアスカ=ダイナを代表する技といえばやっぱりコレ。
本来は、強固なバリアを張る敵に対してバリアをかいくぐるために手元で急激に落ちるフォークボールだからウルトラフォークなんですが、今回は敵がバリアを張るタイプではなかったので、見せ球の落ちないウルトラフォークしか使わなかったのも、納得といえば納得。
長々とダイナについて書いてきましたが、今回の敵はスフィアジオモス。
「ダイナ」に登場したジオモスやネオジオモスに連なる怪獣ということで、テラフェイザーも合わせて、今回はとことんダイナ怪獣尽くし。
元々のジオモスとネオジオモスも前後編に登場した強豪怪獣だったということで、ダイナ客演回には相応しい敵と言えるでしょう。
ただ、下向きに生えた角とか、胸の黄色い発光器官はたしかにネオジオモスっぽいけど、よく見なくても全然ネオジオモスには似てないかな(笑)
次回、チャンドラー!
次回はまさかのチャンドラー復活!
「トリガー」の時もティガ客演回の後にアボラスとバニラが登場しているので、先代ウルトラマンを出した後に初マン怪獣を登場させる流れを繰り返してますね。
でも予告の雰囲気からすると、出番少ないんだろうな…(苦笑)