仮面ライダー鎧武に登場する様々なドライバーについて、それぞれの機能や製造目的について、考察しよう…といった趣旨の記事。
試作型戦極ドライバー
27話で凌馬のPCのディスプレイに映っていた試作型のドライバー。
デザインとコンセプトしか劇中では示されなかったが、いくつかは実機が製作されたかもしれない。
戦極ドライバー
我々が最も「戦極ドライバー」として認識しているタイプ。
戦極ドライバー本来の目的は「ヘルヘイムの実から安全にエネルギーだけを摂取する」ことであるが、そこから一歩進んで、アーマードライダーへの変身機能も有している。
このタイプは、実動データ収集のために少数生産された検証用のドライバーであると思われ、少なくとも、紘汰、戒斗、光実、貴虎、初瀬、城乃内、凰蓮が使用しているため、7台は生産されている。
検証機ではあるが、拡張性を持たせるため、後続するゲネシスドライバーのゲネシスコアと連動する接続部が用意されている。
極ロックシードを使用した場合は更なる別のスロットが出現するが、これは設計者である凌馬の想定外の機能であろう。
他のタイプにない機能として「イニシャライズ」があり、これは初めて使用した人間を登録して、以降、別の人間には使用出来なくさせる機能。検証用ならではの機能であると言える。
先行量産型戦極ドライバー
いわゆる「量産型戦極ドライバー」と認識されているタイプ。かなりの数が確認されているため、生産性を検証するためのモデルであると思われる。
主に、ザックと黒影トルーパー隊の使っているものがこのタイプである。
イニシャライズ機能がオミットされている以外は、戦極ドライバーと何ら変わらない機能を有しているため、実質、戦極ドライバーの上位互換と言える。
フォールディングバンドの色が黄色から銀へ変わっていることと、イニシャライズ機能がないためライダーインジゲータにアーマードライダーの表示がないことが、戦極ドライバーとの外観的な違いである。
戦極ドライバーver.2
17話で光実の指示の下、凰蓮と城乃内に渡されたバージョンアップした戦極ドライバー。
スペック的な違いは不明であるが、外観的には先行量産型戦極ドライバーと同じように、フォールディングバンドが銀色になっている。
そこから推測すると、先行量産型と同じように、イニシャライズの機能がオミットされているのかもしれない。
量産型戦極ドライバー
27話でレデュエが研究員から奪い、以降、貴虎が使用しているタイプ。
カッティングブレードがオミットされているため、戦闘目的では使用することが出来ない。純粋に「ヘルヘイムの実から安全にエネルギーだけを摂取する」ことに機能を限定した、戦極ドライバー本来の目的を最も体言したモデルであると思われる。
ゲネシスドライバー
“戦闘”という目的に特化して開発された、戦極ドライバーとは別種のドライバー。
人造ロックシードであり、他のロックシードとは一線を画すクラスSの「エナジーロックシード」との連動を前提とした設計となっている。
備えられたゲネシスコアは、取り外して戦極ドライバーの拡張パーツとすることも可能。
※それぞれのベルトの名称は、区別のために便宜上名付けております。