スパロボYは高い?
X(旧Twitter)で「スパロボY」に関する投稿を見てみると、ちらほらと(値段が)高いという投稿を見かけることがある。
しかし、はたして本当にそうなのだろうか?
過去作品の価格と比較して、「スパロボY」が高いのかどうかを確かめてみることにしよう。
高くなってはいる
でも実は300円しか上がっていない
スパロボ価格比較表 | V (2017年) | X (2018年) | T (2019年) | 30 (2021年) | Y (2025年) |
---|---|---|---|---|---|
ゲーム本編 | 8,600円+税 | 8,600円+税 | 8,600円+税 | 8,600円+税 | 8,900円+税 |
ボーナスシナリオ集DLC | 2,917円+税 | 2,917円+税 | 2,917円+税 | 1,500円+税 | 1,500円+税 |
機体追加DLC①+② | なし | なし | なし | 4,000円+税 | 4,000円+税 |
デジタルデラックスエディション (本編+機体追加①②+ボーナスシナリオ集) | なし | なし | なし | 13,500円+税 | 14,200円+税 |
原曲DLC | なし | なし | なし | 4,000円+税 | 4,000円+税 |
プレミアムアニメソング&サウンドエディション (本編+原曲DLC) | 12,600円+税 | 12,600円+税 | 12,600円+税 | なし | なし |
デジタルアルティメットエディション (本編+機体追加①②+ボーナスシナリオ集+原曲DLC) | なし | なし | なし | 16,500円+税 | 18,000円+税 |
家庭用ハードで発売されたスパロボシリーズの直近5作品の各販売形態の価格をまとめたのが上記の表である。
ゲーマーの皆さんは、なんとなくゲームそのものが年々高くなっているイメージを持っていると思う。
たしかに「スパロボY」は前作「スパロボ30」に比べて価格が上がっている部分はあるのだが、実はゲーム本編だけに限れば、300円しか上がっていない。
DLCそれぞれの価格も据え置きである。原曲DLCが発売されていなかったVXTシリーズはプレミアムアニメソング&サウンドエディションからゲーム本編の価格を引くと差額はちょうど4,000円となり、原曲DLCは5作続けてずっと4,000円であることが分かると思う。
ボーナスシナリオ集DLCに関してはむしろ「30」から値下げされているが、これは収録数が20⇒15に減ったことと、他にもDLCがあることを考慮してのバランス調整と見られる。
つまるところ、ゲーム本編やDLCといったそれぞれ単品での価格は、変わっていないか少し値上げされただけなのだ。
ではなぜこんなにも高くなったと感じるのかと言うと…?
セット商品のお得感が減っている
見て分かる通り、「30」に比べて「Y」はセット商品の価格が5~10%近く高くなっている。
「30」のセット商品と、同じ内容になるようにゲーム本編とDLCをバラで買った場合の価格差を比較してみると、
デジタルデラックスエディション (本編 +機体追加①② +ボーナスシナリオ集) | 600円お得 |
デジタルアルティメットエディション (本編 +機体追加①② +ボーナスシナリオ集 +原曲DLC) | 1,600円お得 |
となっており、デジタルアルティメットエディションは10%近くお得になっていて、そこそこのお得感があった。
対して「Y」の方は、
デジタルデラックスエディション (本編 +機体追加①② +ボーナスシナリオ集) | 200円お得 |
デジタルアルティメットエディション (本編 +機体追加①② +ボーナスシナリオ集 +原曲DLC) | 400円お得 |
となっており、たしかにお得にはなっているのだが、バラで買った時とそんなに変わらないセット価格になってしまっている。
これでは、高くなったと感じてしまうのも無理はないだろう。
高くなったと感じる原因は他にもある
6年前のことなので忘れがちだが、VXTシリーズが発売された時はまだ消費税が8%だった。
スパロボそのものの値上げに加えて、消費税増税も乗っかってきている。
また、VXTシリーズで販売されていたプレミアムアニメソング&サウンドエディションは「30」「Y」とは異なり、ゲーム内の音楽が原曲に置き換えられた限定版としてパッケージ販売が行われていたため、原曲DLCに当たる価格差の部分にも通販サイト側の値引きを受けることが出来た。
通販サイトにもよるが、4,000円が2割引きされて3,200円ほどになっていたわけで、それによるお得感は結構大きかったはず。
ゲーム内音楽の原曲置き換えがDLC化されたことで、限定版を買い逃した人も後からDLCを買って原曲化できるようになったのは便利になった面もあるが、こと価格においては、お得感を失う形にもなってしまった。
結論:DLCは本当に欲しいものだけを買おう
「スパロボY」はデジタルデラックスエディションやデジタルアルティメットエディション等のセット商品のお得感が下がっている。
そのため、欲しいけど高いと感じる場合にはセット商品を避けて、ゲーム単品と本当に欲しいと思うDLCだけを選んで買うのがおすすめ。
結局どれ買えばいいの?
- Qとりあえずゲーム本編だけ遊べればいい。
- A
パッケージかダウンロードの通常版を買いましょう。
- Qゲーム内で流れる曲を原曲にしたい。
- A
パッケージかダウンロードの通常版を買った後、プレミアムサウンド&データパックというDLCを買いましょう。
デジタルアルティメットエディションでも良いですが、付属コンテンツが増えるので高くなっています。
「スパロボY」にはエディットBGM機能もあるので、手間を惜しまないのであれば、ご自身でMP3音源を用意するのもOKです。
- QDLCで参戦する「○○」を使いたい。
- A
パッケージかダウンロードの通常版を買った後、その作品が入っているDLC①かDLC②のどちらか、もしくはDLC①&②セットというセットのDLCを買いましょう。セットは当然高いです。
デジタルデラックスエディションでも良いですが、付属コンテンツが増えるので高くなっています。
- QDLC全部入りを買いたい。
- A
パッケージではDLC全部入りのバージョンはないので、ダウンロード版のデジタルアルティメットエディションを買いましょう。
- Qスパロボにお布施したい。
- A
パッケージ超限定版を買った後、DLC①&②セット、ボーナスミッションパック、プレミアムサウンド&データパックの各DLCを個別に買いましょう。「本編を除いてDLCのみが全てまとまったセット」というものは残念ながらありません。