第3話 想像力を解き放て!
感想
本当の第1話
今回は時系列を遡って、第1話より前のユウマが初めてアークに変身した時の出来事を描く回でした。
こういう構成って、ウルトラシリーズだと珍しいですよね。「ウルトラセブン」で、セブンが薩摩次郎と出会ってモロボシ・ダンの姿に初めてなった時の話を17話でやったって例はありましたけど。
ニュージェネは、ウルトラシリーズの歴史では初めて(総集編番組は挟みつつも)10年以上新作が作り続けられているので、マンネリ打破のためにこういう構成になったのかも。そう考えると、本作の不思議な構成にも感慨深くなってくるというものです。
ユウマのおばあちゃん役で、根岸季衣さんが出演。
少し前に「仮面ライダーガッチャード」の方でも蓮華姐さんのおばあちゃん役だったので、奇しくも同期の特撮ヒーローもので続けてメインキャラのおばあちゃん役を演じることに。
こうなると、「ブンブンジャー」でも戦隊メンバーの誰かのおばあちゃん役で出てほしいところですな(笑)
ユウマがルティオンから変身アイテムを託されるシーンでは、ユウマが水面を通って鏡の中の世界に入ってしまうという場面も。
左右が反転している鏡の中の世界という絵面に既視感がありすぎて、Xではミラーワールドがトレンド入りする始末。まぁ言いたいことは分かる。筆者も思ったし(笑)
鏡関連でミラーマンもトレンド入りしていました。
アークの頭部シルエット的にもミラーマンを連想するのは分からんでもないんですが、実は名前に反して「ミラーマン」作中では鏡の中の世界というものが描かれることはほとんどなかったんですよね。
「ミラーマン」放送当時は今みたいに簡単に映像の左右反転が出来るような時代ではなかったと思いますし、今回のお話みたいに、左右が反転している鏡の中の世界を特撮ヒーローもので本格的に描いたのは、多くの視聴者が感じたように「仮面ライダー龍騎」ってことでいいんじゃないかと思います。
ちなみにウルトラシリーズで鏡の中の世界を描いたものと言うと、「ウルトラセブン」の19話、バド星人回でセブンが鏡の中に入っていくシーンを思い出す視聴者も多いのではないでしょうか。
本話と「セブン」19話の鏡の中の世界描写を見比べてみるのも面白いかもしれませんね。
今回の登場怪獣は、宇宙獣モノゲロス&ディゲロス。
ユウマが両親を喪う原因を作ったのがモノゲロスで、ユウマがウルトラマンになった初戦の相手がディゲロスという、相当因縁の強い怪獣でした。
しかもまだモノホーンは埋まりっぱなしということで、こいつぁ今後同族が襲来する可能性がありそう(トリゲロスか?)
新アーマーのお披露目回とか、○○ゲロス族来そうですよね。
デザイン的な話で言うと、一応怪獣というカテゴリではありますが、見た目がシュッとしててどっちかって言うと宇宙人っぽい。結構特徴的な見た目になっています。
目や角はあるのに口はないってのも気持ち悪いですし、そういった意味では間違いなく怪獣してますね。
次回、ソリスアーマー登場!
次回は、ついにソリスアーマーが登場!
本作では今のところインナースペース的なものの描写がないので、新しいキューブとかがどういう風に登場するのか楽しみですね。