第1話 未来へ駆ける円弧
感想
想像力を解き放て!
本日から新番組「ウルトラマンアーク」がスタート!
新しいウルトラシリーズが始まると、夏の訪れを実感するというものですね。
「アーク」第1話は、珍しく主人公がある程度ウルトラマンとして経験を積んでいる状態からのスタート。
ニュージェネでこのパターンは結構珍しく、前例はガイさん(オーブ)くらい。だいたいは1話で初めてウルトラマンになるのがほとんどなので、かなり新鮮な感じ。
第1話のはずなのに、何話か見逃したのかと錯覚しました(笑)
まぁ、1話で初変身する主人公にも、自分がウルトラマンだと知らずに育った(ジード)とか、ウルトラマンの転生した人間だった(トリガー)とか出自が特殊な主人公がいるので、いろんなパターンがあってニュージェネは凄いなってなるのですが。
1話でのユウマは、ウルトラマンとしてそれなりに怪獣を倒しているらしいものの変身は久しぶりといった雰囲気。怪獣の出現が久しぶりだったのか、もしくは怪獣が出現してもアークが変身させてくれなかったのか?
その辺の謎は今後の回で描かれるのかも。
ユウマとアークのエピソードゼロ的な回が楽しみ… っていうか、めちゃめちゃ気になりますな。
アークとシャゴンのバトルシーンは、カットを割らない長回しワンカット風で描かれていました。これは結構新鮮。
実際は、55秒でシャゴンの攻撃食らってビルの後ろに倒れ込んだ辺りでカットが変わってるはずで、その後もグリーンバックで合成しないといけない飛行シーンとかもあるので、あくまでカットが割られてることが分かりづらいだけのワンカット風な映像ではあるのですが、それゆえに凄い映像になっています。
たぶん、映像撮ってる人とか特撮ファンじゃないとこの凄さが伝わらないとは思うのですが(苦笑)
初のメイン監督ということで、1話からトップギアで凄い映像を仕上げてきた辻本監督。さすがやで。
でも「想像力を解き放て!」って言われて、割ったバリアを怪獣に刺すウルトラマンには笑いました。解き放ちすぎ。
あと、アークギガバリヤーの発動モーションが、初代マンのリバウンド光線やエースのウルトラネオバリヤーと同じモーションになっていたのは、監督の趣味が出てましたね。
アイキャッチ
本作は久しぶりにアイキャッチが復活。
見た目も音楽も、雰囲気が完全に「帰ってきたウルトラマン」のそれで、本作のタイトルロゴの背景に限らず、辻本監督の趣味全開で笑っちゃいました。
石堂さんウルトラマン説
本作の主人公はユウマなんですが、第1話だけ見ると石堂さんの方がウルトラマンっぽいんですよね。
- 1話で隊に新加入する
- 正義感に溢れる好漢である
- ウルトラマンに名前をつける
等々、歴代の主人公に通ずる部分が多いので、事前情報を得ずに本作を見た場合、どちらかと言えば石堂さんがウルトラマンに変身すると思う人が多い気がします。
なのに実際はユウマが変身するので、本作の1話はちょっと違和感のある不思議な雰囲気になってるんですよね。
例えるなら、「アイアンキング」で静弦太郎の方が変身しちゃったような、そんな違和感(この例え伝わる?)
単に、歴代主人公が担っていた部分をサブキャラクターに担わせただけの可能性はありますが、もしもこれが伏線だとするならば…?
もしも、石堂さんが地球人に擬態したウルトラマンならば…?
今後の「ウルトラマンアーク」、かなり面白くなりそうな気がします。
…これで全然そういう話じゃなかったら、恥ずかしいな(笑)
次回、リオド登場
次回はブラックキングが改造されたと噂のリオド登場。
ブラックキングの最後の活躍を見届けようぜ…(苦笑)