第14話　過去の瞬き

ウルトラマンSTORY 0　全巻（1-16巻セット・完結）真船一雄【1週間以内発送】

ルティオンの過去

「今こそ全てを話そう」

　
そう言って、本当に全てを話す人初めて見たわ（？）

「ある時、異変が起きた
　我々にとっての太陽、恒星ソニアが突然膨張をし始めたのだ
　このままでは、全ての星が焼き尽くされてしまう
　滅亡を避けるため、星々の指導者は知恵を出し合った
　やがてその中の1人、ゼ・ズーという名の指導者が、
　自らの開発したゼ・ズーゲートの使用を唱えた」
「ゼ・ズーゲート？」
「人工的なワームホールだ
　入口と出口から成り立ち、ソニアの過剰エネルギーを
　吸収して、別の銀河に放出することが出来る
　ただ、予測されたその放出地点が問題だった」
「地球に！？」

「エネルギーが放出されれば、地球は一瞬で燃え尽きる
　見知らぬ星とはいえ犠牲には出来ないと、
　指導者たちはゼ・ズーを止めようとした
　しかしゼ・ズーは強引に計画を実行
　指導者たちは、地球を救うべく私を遣わした
　それを知ったゼ・ズーは追っ手を放った」

「私は持てる限りの力を使い、エネルギー放出寸前の
　ゼ・ズーゲートを封印した
　だが…」

　
そしてモノゲロスとの戦いからユウマを救って一心同体となり、今に至る…　とのこと。

要するにアークことルティオンは、争い始めた強硬派と穏健派の中で穏健派から遣わされた使者だったということらしい。

ウルトラマンの出身星が内輪もめしてるって展開を意外に思われた視聴者の方もいたかもしれませんが、過去にも光の国にベリアルやトレギアがいたり、U40にヘラー軍団がいたりと、ウルトラマンの出身星にいわゆる闇堕ちした存在がいたことはあったので、ウルトラシリーズでも決して珍しい展開ではありません。

今回登場したスイードもあくまでゼ・ズーの命令で地球を犠牲にして故郷の銀河を救おうとしているだけであり、もしかしたら普段はルティオンのように、よその星を救ってるウルトラマンかもしれませんしね。

ルティオンの銀河（正式名称不明）の内輪もめが今後どう決着するのか、気になりますな。

　
また、自分たちの星を救おうとした結果、よその星に迷惑をかけてしまうウルトラマンという展開は、実は漫画「ウルトラマンSTORY 0」と類似した展開でもあります。

ルティオンの銀河の人たちは、恒星の膨張を止めようとした結果よその星を消し炭にしかけていますが、「ウルトラマンSTORY 0」のウルトラマンたちも、失った太陽の代わりに人工太陽を作ったら、そこから発せられたディファレーター光線で宇宙中に怪獣を生み出してしまうというやらかしから物語がスタートしています（まぁ、こっちの犯人はバルタン星人だったんですが）

「アーク」の制作陣が「ウルトラマンSTORY 0」を知っていたかは定かではないんですが、ちょっと懐かしさを感じる展開ではありましたね。
　

コミ直（コミック卸直販）

【中古】キューティーハニー／庵野秀明（監督）,永井豪（原作）,遠藤幹雄（音楽）,高橋留美（脚本）,佐藤江梨子,市川実日子,村上淳,及川光博

スイード

佐藤江梨子さん演じるスイードが初登場。

地球を消し炭にして故郷を救おうとしているゼ・ズーの腹心ということで、地球側から見ると危険人物ではありますが、先述の通りもしかしたら普段はよその星を守るために戦ったりもしてるのかなーと思ったり。

ウルトラマンジャスティスの吹石一恵さんしかり、美女が演じるウルトラマンに悪い人はいませんからね（？）

まぁスイードがウルトラマンなのかはよく分からないんですが。

　
佐藤江梨子さんといえば、特撮ファン的には庵野秀明監督が制作した実写版「キューティーハニー」のハニー役でお馴染み。

また特撮に帰ってきていただけて、嬉しい限りです。

久しぶりに実写版「キューティーハニー」見たくなってきたな。
　

ブックオフ楽天市場店

バンダイウルトラ怪獣シリーズ 223 ザディーメ UK223ザデイ-メ [UK223ザデイ-メ]

ザディーメ

今回登場の新怪獣は、宇宙獣ザディーメ。

スイードが操っていたので、たぶんこいつもルティオンの銀河の出身なんでしょう。

体の各所から飛び出している放出口？の形が全部四角形になっているので、キューブを使うアークと同じ文明圏の怪獣なんだなと分かるデザインになっているのが面白い。

振り返ってみると、モノゲロスやディゲロスは足の表面が四角形がたくさん並んでいるデザインになっていて、こちらも暗にアークと故郷が一緒だよと明示されてたんですよね。

もし、ラスボスもルティオンの銀河の出身なら、いったいどれだけ四角形だらけのデザインになるのか…
　

エディオン　楽天市場店