第18話 アーク協力要請
感想
ずいぶん長いトイレだったな
今週も引き続きブレーザー月間。
今回は、SKIPの面々がアークに協力を仰ぐためにいろいろと策を考えるものの、アークと一心同体のユウマは(アークにはとっくに作戦は伝わってしまったし、けれども正体がバレては困るため)困ってしまうという回。
仲間にも正体を隠しているヒーローは、こういう展開があるから面白い。
ウルトラマンシリーズといえば正体を隠すヒーローの代名詞のようなものですが、近年は「ジード」しかり「トリガー」しかり正体を知っている仲間に助けてもらっているパターンもあるので、正体を隠すヒーローで描かれる物語ってやっぱり面白いなと改めて思いました。
東映特撮だと、ヒーローの正体を知らない仲間ってものがほとんど出てきませんしね。
「ウルトラマンと意思疎通するには?」という、視聴者だとあまり抱かない疑問を改めて描いたところも面白い。
視聴者目線から見たウルトラマンは、地球人と一体化していたり、初登場した時から主人公と日本語でコンタクトしていたりといった先輩ウルトラマンの姿をずっと見て来ているので、どうすればコミュニケーションが取れるのか?という発想を視聴者はそもそも抱きません。
一方、劇中の登場人物たちにとってのウルトラマンは未知の巨人でしかないので、どうすれば意思の疎通が出来るのか分からない、言葉が通じるとも思わないって考えるのは、ごくごく自然な描写なんですよね。
同様の描写は、「ガイア」15話「雨がやんだら」でのガイアと玲子とのやりとりでもありました。
こういう、細かいけれども粋なSF描写ってのが、ウルトラシリーズのいいところですよね。
全然関係ない面白ポイントとしては、アークに変身中のユウマが不在の言い訳をトイレによる離席としていたのもよかった。
「ずいぶん長いトイレ」って所長に言われてましたが、3分くらいの離席でずいぶん長いって、厳しい職場だな…(笑)
冥府闇将軍獣
今回はバザンガの登場に加え、いよいよ悪の親玉、冥府闇将軍獣ヘルナラクが本格的に出現。
いや、冥府闇将軍獣って…
ザンギルに冥府の闇将軍って言われたから、後にその通りの別名をつけたってことで辻褄は合うのですが…
それにしたってそのまんますぎるやろ(笑)
次回、ブレーザー登場!
次回、ブレーザー月間完結編!
アースガロンや並行同位体?のシュウさんも登場し、かなり続きが気になる展開に!
予告にはSKaRDの面々が全く映っていませんでしたが、「ブンブンジャー」のゴーオンレッド登場回、トッキュウ1号登場回でも予告では変身前のヒーローの登場は伏せられていたので、たぶんSKaRDみんな出るんじゃないかなーと思ってますが、どうなんでしょ?