ドン32話「けっとうソノ2」
感想
ソノイ復活!
「似ているんだよ、俺とお前は。海と空のように! 海と空は互いに向き合いながら決して交わることはない。だが、どちらも青い!」
今回は、ソノイと決闘した回の話をほぼそのまんま繰り返す話。
タロウは決闘をすっぽかすし、ソノニとソノザはタロウの仕事を手伝うし、ヒトツ鬼になる人間まで同じであれば、さらに最後にタロウとソノイが決闘して片方が倒されることまで同じ。
いや何もそこまで徹底的に同じにせんでも(笑)
でもほとんど同じ話をやっているはずなのに、ちゃんと面白いんだからやっぱりドンブラは凄い。
ソノイ決闘回との大きな違いは、ソノイが強化復活を遂げた点。
タロウとの対決に一太刀で敗れ去り、さらに劇中でお葬式まで上げられたキャラが、数週間の内にタロウ汁を浴びて復活し神輿に乗って登場することになるとは、お釈迦様でもご存じあるめぇ…
タロウ汁での復活に伴い、胸アーマーのデザインがちょっとだけ違う強化形態へとパワーアップ。強化復活したソノイに敗れたタロウが、次回強化形態になって復活するなんて実に緻密に計算された流れ。
トンチキな話ばっかりやってるように見えて、倒されたライバルが強化形態となって復活し、その復活したライバルに負けたヒーローがパワーアップするという王道の展開をきちんとやっているのは、さすがヒーロー番組を長年作り続けている東映と井上大先生だなぁと感心するばかりです。
いやまぁ、王道の展開というには、お話の各部のディテールがトンチキすぎるとは思うんだけど(苦笑)
ボウケンジャー鬼
今回の鬼はボウケンジャーがモチーフの轟轟鬼。
スーツは快盗鬼の改造。ルーペだった部分をアクセルラーのホイールに見立てるデザインは見事。
いやまぁ、3回目の登場となる忍者おじさんが内なる忍者道からの声に呼ばれて変身したのに、変身した鬼がボウケンジャーの鬼なのは意味不明すぎるんですけど(笑)
劇場版に登場した忍風鬼はともかく、せめて忍者鬼を今まで残しておけば…
忍者おじさんは、実家が牧場を経営していたことが判明。実家暮らしだったから、定職に就いてる様子が無くても通販で鎖鎌とか買えてたんですねー
…いや、単なるゲストのおじさんのキャラを3回に渡って深掘りしなくていいんだよ!(笑)
ブラックオニタイジンムラサメ
ムラサメが変身する、ブラックオニタイジンムラサメが初登場!
何の脈絡もなく唐突に新しいロボが出てくるの、最高に井上流の玩具販促って感じがします(笑)
昨年のブラックジュラガオーンはスーツでしたが、ブラックオニタイジンムラサメはCGのみ。
「ゼンカイジャー」では本物のジュラガオーンをブラックジュラガオーンに塗り直し、ゼンカイジャー側はゼンカイジュウオーを使用するという形で敵味方のロボ対決を描いていましたが、今年はブラックオニタイジンムラサメと同時期にドンオニタイジンの一部パーツ換装であるゴールドンオニタイジンが登場する都合上ドンオニタイジンのスーツを使えないので、ブラックオニタイジンムラサメはスーツのリペイントではなくCGのみになったということなんでしょうね。
次回、ゴールドンモモタロウ!
次回はドンモモタロウの強化形態であるゴールドンモモタロウが登場!
カッコいいというよりは頭悪そうな見た目してますが、まぁドンブラの作風としてはこれ以上ないくらいベストマッチしたデザインだと思います(苦笑)