増刊号「新たなページが、開くとき、」
感想
増刊号
先週無事に最終章を終えまして、今週のセイバーは次作の新ライダーと共演する特別編。
本編の実質的な最終回を終えた後に特別編をやる編成、ウィザード以降の平成ライダーでは一時期定番だったんですが、ビルド以降はすっかり特別編はやらなくなったので、実に久しぶり。
同期のゼンカイジャーにシリアス成分を破壊されてしまった影響を受けたのか、はたまた新ライダーのバイスの放屁の影響か、なんとも平和な特別編になってて、まぁこういう最終回もありかなって感じでしたね。
倫太郎と芽依ちゃんの恋愛フラグも無事に回収されましたし。
仮面ライダーリバイス
セイバーの世界に何故か現れたバッタ・デッドマンを追って、一輝とバイス、ついでにジョージ・狩埼という「仮面ライダーリバイス」のキャラたちもセイバーの世界に登場。
夏映画での新ライダー登場パターンは別として、ゴーストやドライブの時の特別編では新ライダーの変身解除はなかったはずなので、きっちり変身シーンや自己紹介までしたのは意外にもリバイスが初? スゲェぜ令和ライダー…
きっちりとした変身シーンやフォームチェンジは本放送で見てもらいたいからなのか、なんとも簡素な演出になっていて、肩透かしを食らった感はありましたが(苦笑)
メガロドンゲノムは、見て分かる通りメガロドン+ディケイドがモチーフの形態。
全部劇中に登場するかは分かりませんが、動物+歴代ライダーをモチーフにした形態にフォームチェンジしていくのでしょうね。
これまで、先輩ライダーそのものに変身するディケイドだったり、先輩ライダーを模したアーマーをまとうジオウだったり、あとまぁ先輩ライダーの顔を模したアームズを装着する鎧武なんてのもいましたけど、リバイスのフォームチェンジはそれらとはまた別の方向性で先輩ライダーのデザインを取り入れていく形。
何と言っても、色がほぼリバイとバイスのまんまというのが斬新。
ディケイドはまだリバイとカラーリングが似てますからそんなに違和感ありませんが、カラーリングが全然違う先輩ライダー、たとえばブレイドなんかにフォームチェンジした時には、どれだけ印象が変わるのか気になりますなぁ。
今回登場したバッタ・デッドマンを生み出したバッタのバイスタンプは、DXリバイスドライバーの仮面ライダー50周年スペシャルセットに付属する物。
放送開始時にだけ流通する限定アイテムを劇中に登場させるのはこれまでの特別編でもお馴染みの手法。相変わらず商売が上手いなぁ(笑)
そういえば、玩具のバッタバイスタンプには仮面ライダー1号の顔が描かれていますが、劇中のプロップには無し。なぜ?
フェニックス(リバイスに登場する味方組織)でバイスタンプを改造なりなんなりするとライダーの顔が描かれるようになるのか、それともこのプロップが玩具に準拠していないだけなのか気になりますが、こればっかりはリバイスの本編を見てみないと何とも言えませんねぇ。
Vシネクスト!
放送終了後のCMにて、セイバーのVシネクストが発表!
テレビ本編が終わってすぐにVシネクストが発表されるのも定番になりましたけど、改めて考えると、この間ゼロワンのVシネクストの「バルカン&バルキリー」があってようやくゼロワンが完結したのに、そのすぐ後にセイバーのVシネクストが始まるの、ライダー供給過多って感じがしてきますな(笑)
Vシネクストといえばサブライダーが主役になるのが大半ですが、メイン3人が主役のVシネクストとは珍しい。
メイン3人の中で唯一強化フォームがワンダーコンボ止まりだったエスパーダもようやく新しいライドブックがもらえて、さらにクロスセイバー以外では唯一聖剣もパワーアップするとは、一気に恵まれたなぁ賢人くん。
というわけで、1年の長きに渡って紡がれてきたセイバーの物語もこれにて終幕。
コロナ禍の真っ只中で始まった初めての東映特撮がこのセイバーだったわけですが、大きなハプニングもなく無事に1年間の放送を終えられたのは、キャスト陣、制作陣の努力の証。制作に関わった皆様、本当にお疲れ様でした。
これまで全て句点(。)で終わっていたサブタイトルが、この最終回のみ読点(、)で終わっているのは、きっとセイバーの物語がこれからも続くという制作陣からのメッセージ。
いつかまた剣士たちの活躍が見られる日が来ることを願っています。
ありがとう、セイバー!
これから頼むぞ、リバイス!