第1話「襲来の日」
感想
明日を見る、彼方まで!
↑のOPのデッカーのぐんぐんカット、ダイナの放送初期のフルCGぐんぐんカットのオマージュになっていてノスタルジーが爆発。
そんなわけで2022年の新ウルトラマン、「ウルトラマンデッカー」の放送が始まりました!
NEW GENERATION DYNAたる新世代のダイナ、その名もデッカー!
「デッカー」の特徴は何と言っても、ニュージェネでは初となる前作の「トリガー」から地続きとなる世界観での物語。
「ギンガ」と「ギンガS」も同じ世界が舞台でしたが、あれは同じ作品の第1期と第2期という感じだったので、別々のヒーローを主役にした2作品で同じ世界を舞台にしたのは、ニュージェネでは「トリガー」と「デッカー」が初と言っていいでしょう。
原典である「ティガ」と「ダイナ」の関係をなぞった故なわけですが、作品ごとに世界観を一新してきたニュージェネでは初となる試み!
この試みが作品の面白さにどう影響を与えるのか、これから楽しみですねー
第1話は「トリガー」から地続きの世界観であることを活かし、「トリガー」からの7年間で世界がどう変わったのか、そしてスフィアの襲来で世界がどういう影響を受けたのかを描くのがメイン。
- 7年間怪獣が出現しなかったことでTPUは怪獣対策から宇宙開発へ力を注ぐことになり、人員の大半は宇宙勤務となる
- スフィアのバリアで地球が幽閉されたことで、TPUは人員不足となる(=前作メンバーも火星にいるはずなので、簡単に登場できないようになる)
- 人員不足の影響か、煎餅屋さんからTPUへ突然の転職となる主人公アスミ・カナタ
- 怪獣対策科の人員削減の影響で、GUTSファルコンだけでなくナースデッセイ号も遠隔操縦型に改造される
- スフィアの周囲では遠隔操縦型の無人兵器が無力化される(=次回以降GUTSファルコンとナースデッセイ号が再び有人兵器に改造される)
等々。
「トリガー」の直接の続編なだけに、通常の2倍の情報量を説明する必要があったわけなんですが、上手く30分にまとめたなぁという感じ。
個人的に気になるのは、地球がバリアで幽閉されてしまったこと。「ダイナ」といえば、ガッツイーグル1機で太陽系のあっちこっちを行き来するまさにネオフロンティア時代らしい舞台の広さが特徴だったわけですが、地球が幽閉されてしまったとなると舞台は地球限定。
これではNEW GENERATION DYNA的にはどうなのか…?
いやまぁ、途中でバリアどうにかするとは思うんですが(笑) 先代GUTS-SELECTのメンバーだって絶対登場させなきゃいけないはずですし。
身も蓋もないことを言えば、そう簡単に「ダイナ」並みに簡単に宇宙に飛んで行かれると予算が爆発しちゃうから、同じようなこと出来ないよってことなんでしょうが(苦笑)
デッカーとカナタの関係は久しぶりに、変身者とウルトラマンの意思が別個にあるがウルトラマンは喋らないタイプ。ニュージェネだとビクトリーとショウの関係以来ですね。
近年では珍しく、ウルトラマンに神秘性がある描写でいいと思いますよ。
ウルトラマンの中でも、ダイナは特にアスカと別個に意思があるのか不明だったり、ティガ等の光の巨人とも関係があるのか不明だったり、とにかく神秘性にあふれたウルトラマンでしたからねぇ。
そのダイナにリスペクトを捧げた、デッカーの声がカナタにしか聞こえない描写、まさにNEW GENERATION DYNAらしくていいと思います。
故に、途中で一言でもデッカーが喋ったりしたら、賛否両論になるとは思いますが(笑)
小ネタ
冒頭のニュース映像で、コロニー開発用新型ロケットに乗っていることになっているヤオ・マモル博士の名前は、おそらく「ティガ」に登場したヤオ・ナバン博士へのオマージュ。
ネオフロンティアスペースから「トリガー」の世界に来たのはシズマ会長だけのはずなので、さすがにヤオ博士の血縁ってわけではないでしょうが、こういうお遊び要素は分かるとやっぱりニヤリとしますよねー
「トリガー」の時から、「ティガ」オマージュのちょっとしたお遊び要素はちょくちょく入れられてきたので、本作でもこの路線は継続する模様。
みんなはいくつ気付けるかな!?
次回、デスドラゴ!
次回は、「トリガー」世界の初怪獣であるデスドラゴが登場。
この世界にデスドラゴが出現するのはこれで3体目。
ずいぶんたくさんデスドラゴが住んでる世界なんだなぁ(笑)