第17話「さすらいのザンギル」
感想
レッツ武士道
今回は、宇宙からやってきた侍が怪獣の幽霊を斬っていくという話。
ウルトラの宇宙人では珍しく侵略宇宙人ではなく、ただただ怪獣の幽霊を斬りに来ただけというまさに“侍”という表現が相応しい宇宙人でした。
いやまぁ、実際の侍ってそういうものじゃないんでしょうけど、ウルトラ世界の侍って怪獣倒すものですからね。ネロンガ倒した村井強衛門とか、宿那鬼倒した錦田小十郎景竜とか。
なので、彼もまた間違いなくウルトラ世界の侍です。
最終的にはニジカガチの怨霊に乗っ取られ、ブレーザーに峰打ちで倒されるという普段のウルトラシリーズではあまり見られない展開が見られたのも面白かった。
なかなかいないですからね。剣で敵を峰打ちするウルトラマン(苦笑)
全体的に新鮮味のあるエピソードでよかったですね、今回の話。
宇宙侍ザンギル。人間体は、特撮ファンお馴染みの唐橋充さん。
ウルトラシリーズへの出演は、「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY」以来でしょうか?
ウルトラシリーズでは久々ですが、特撮作品全体で考えると数年に1回のペースでライダーか戦隊のどっちかには出演されるので、感覚的には毎年出演されてるようなイメージありますよね(笑)
ライダーでも戦隊でもだいたい長髪のキャラが多いので、今回みたいに短髪なのは新鮮でした。
記事タイトルにも書きましたが、ゲント役の蕨野さんは「仮面ライダードライブ」でハート役、唐橋さんは「仮面ライダー555」でスネークオルフェノク=海藤直也役だったということで、2人とも特撮初出演がライダー怪人だったという繋がりあり。
それが今や1人はウルトラマンになり、1人は宇宙侍になるとは、世の中分からんもんですなぁ。
ザムシャーさんですよね?
ザンギルが怪獣の幽霊を斬るきっかけを作った剣の達人は、明言はされませんでしたが見た目はもろにザムシャーその人。
過去作のキャラクターががっつり登場するのもいいですが、こういう形でさりげなく登場するのもまた味があっていいですよね。
このザムシャーは、「メビウス」16話でメビウスやヒカリと出会ったあのザムシャー本人にエンペラ星人に倒される前にザンギルが出会ったのか、はたまた並行世界の同一人物だったのか、ザムシャー族の別個体だったのかは分かりませんが、久々に映像作品でザムシャーの姿が見られて嬉しかったですね。
次回、イルーゴ
次回は新怪獣イルーゴ登場回。
既に各所でブレーザーの新たな力であるファードランアーマーとチルソファードランサー関連の話にイルーゴの名前が出て来ているので、次の次の回あたりでブレーザーのパワーアップとなるみたいですね。