第15話「朝と夜の間に」
感想
二次元怪獣ガヴァドン
今回は皆さんお待ちかね、ガヴァドンの登場回!
「ウルトラマン」での登場以来57年ぶりとなる再登場で、シリーズの中でも記念すべき回になりました。
子供たちと小さな怪獣が絡むストーリーの場合、レーザー光線で巨大化してしまう「帰りマン」のキングストロンしかり、実は凶悪怪獣だった「ダイナ」のギャビッシュしかり、最終的には悪い怪獣になってしまうパターンも多いんですが、今回のガヴァドンは原典通りにただ寝ているだけの怪獣だったので、ほのぼのコメディ回という雰囲気でよかったですね。
ブレーザーも全然攻撃が効かなくて投げやりになったのか、スパイラルバレードでUFOキャッチャーをやり出すし(笑)
それでいてラストシーンでは星座のガヴァドンもジュンも涙したりして、少ししんみりさせられる終わり方だったところにもグッと来ました。
いやー、実に素晴らしい回だった。
ジュンが描いたガヴァドンの絵が、原典で土管に描かれていたガヴァドンの絵にかなり忠実な絵(白目と黒目があったり、尾にヒレがあったり)になっていたところにもニヤリ。
こういった古参ファンへのサービスを怠らないのが、田口監督ひいてはウルトラシリーズ制作陣の素晴らしいところ。
原典のガヴァドンは土管に描いた絵からそのまま巨大化していたんですが、今回のガヴァドンは描かれた絵の大きさに比例して実体化していたのが大きな違い。
子猫サイズのガヴァドンとか、子供が並んで座れるサイズのガヴァドン可愛かったな…(笑)
また、実体化したガヴァドンが絵に戻る過程がワンカットで描かれるようになっていたのも凄いところ。57年の間に技術が進歩したおかげです。
何気ない特撮カットとはいえ、こういった映像が作れるようになったのは素晴らしいなぁとしみじみ思わされました。
諏訪太朗さん
特撮ファンお馴染みの諏訪太朗さんが、ヒゲ役で出演。
いや、役名(笑)
こんな感じで子供を叱る近所のおじさん、現実では見なくなってると思うので、テレビドラマならではのキャラクターって感じがしていいですね。
次回、エミがアースガロンに!?
次回はついにエミがアースガロンに!
いったいどういった経緯で乗ることになるのか…