第4話「エミ、かく戦えり」
感想
ウルトラでは珍しい話
3話まででメイン監督による基本的な設定の説明回が終わり、今回からは各監督によるバリエーション豊かなエピソードが描かれていきます。
今回はエミのメイン回。
ウルトラシリーズでは珍しい企業への潜入調査を行う回ということで、「ULTRASEVEN X」的な雰囲気を醸し出した1話でしたね。諜報員というエミの設定が最大限に活かされた回でした。
その分、他の隊員の出番は少なかったけど(笑)
まぁ他の回では逆にエミの出番だけ極端に少ないので、バランスは取れてると言えるかもしれません。
「牙狼 ~闇を照らす者~」の莉杏なんかもそうですが、敵地に潜入するタイプのヒロインは毎回いろんなコスプレが見られていいですよね。その内、ナースやメイドなんかの定番コスプレも出てくることでしょう(本当か?)
エミが敵から奪った銃のマガジン抜いて、薬室から薬莢を抜いて無力化するシーン、プロっぽくて良かったですねー。
その辺にあったロープを武器にするのも、ザ・特殊部隊って感じで良かった!
エミが17歳からこの仕事をやってることも明かされました。どう考えてもまともじゃないので、おそらくSKaRDの中ではエミが一番波乱万丈な人生を送ってきたんでしょうなぁ…(遠い目)
軟体怪獣レヴィーラ
今回の登場怪獣は軟体怪獣レヴィーラ。
透けているような体に、どう見てもバッカルコーンな頭からクリオネがモチーフなんだろうとは思ってましたが、実際に劇中でも宇宙怪獣の細胞に人工クリオネを合成された怪獣だったのは面白かったですね。
デザインモチーフの生物が、そのまま設定上でもその怪獣の元になってることってあまり無いですから。例えば「帰ってきたウルトラマン」のザニカはどう見てもカニの怪獣ですが、別に地球のカニが怪獣化したものではないですし。
そういう意味では、デザインだけでなく設定面でも結構珍しいタイプの怪獣と言えるでしょう。
宇宙怪獣に地球の生物を合成されたという点では、「ウルトラマンA」の超獣に近い存在と言えます。いろんな意味で面白い怪獣でしたね。
また、エミが盗み見ていた防衛隊の機密資料に載っていたV99なる存在の記述は非常に気になります。
あからさまに注目が行くように映ってるし、これたぶんラスボスの伏線なんでしょうねぇ。
V99、いったい何なんだろうなぁ…
ウルトラシリーズでV99といえば、「ウルトラマンメビウス」に登場するGUYSの攻撃衛星と丸かぶりしてるんですけど、たぶん関係ないでしょう(笑)
アースガロンくんもニッコリ
可愛い。
次回、アンリ回
次回はアンリ回みたいです。ゲストの女優さん、どこかで顔を見たことがあるような…?
アースガロンの強化ユニットになるであろう新兵器も出てくるらしい。
全然関係ないけど、サブタイトルがめっちゃ「百獣戦隊ガオレンジャー」っぽい形式なので、増岡弘さんのナレーションが聞こえてくる気がしてしまう(笑)