第8回「揺れ動く気持ちって、なに?」
感想
解決が結構難しいあのパターン
今回のお話は、端的に表せばアキバレンジャーで言うところのいつの間にかヒーローと敵が絆を築いてしまうという解決が結構難しいあのパターン。
いや、厳密に言うと怪獣そのものとは絆を築いたわけではないですが、もろもろの事情があって怪獣を倒してハッピー!で終わらないところは同じ。
前作の3話では「怪獣も元々は人間なのでは?」という考えからグリッドマン(裕太)が戦えなくなって敗北するという展開でしたが、今回は「怪獣にも心や感情があるのでは?」という考えから、倒すのを躊躇してしまうという展開。
前作は怪獣は生き物ではないので倒してもよいという結論でしたが、今回はそもそも怪獣だからって倒してよいのか?というもっと突き詰めた問題へ。悩むよなぁ。戦う前にあの姿を見ちゃったら。
迷う蓬に発破をかけるのが、前作で裕太を迷わせたナイト(アンチ)というのがニクいところ(苦笑)
なんとか蓬が怪獣を倒すことを決心して事件は解決したものの、蓬には怪獣を操る能力がありそう?だったり、ちせの持っている怪獣の元もだんだん成長してきていたり、不穏な空気がビンビンです。
これから一体どうなってしまうのか、モヤモヤ。
姫って?
今回、ダイナゼノンを託してくれた女性のことをガウマは「姫」と呼びました。
前回の感想記事であれこれ考察しましたが、これでどうやらガウマにダイナゼノンを託した女性は、「電光超人グリッドマン」に登場した中国の伝説のお姫様ということでほぼほぼ確定に。
5000年前の中国の姫がダイナゼノン作れるか?ってなると作れないと思うので、もう一捻り何かカラクリがあると思いますが。
まぁ、誰かが確定したところで、最終回までに出てくるかは分かりませんけど(苦笑)
ダイナミックキャノン!
グリッドナイトの存在に適応反応して、ダイナソルジャーがキャノン砲に変形!
その名もダイナミックキャノン!!
元ネタのダイナファイターにドラゴニックキャノンという形態があっただけに、出るか出るかと特撮好きな全視聴者が待ち望んでいましたが、やっぱり出た!!
ヒーローが使うキャノン砲ってやっぱり熱い!!
グリッドナイトの存在に適応してダイナソルジャーが変形したということは、やっぱりダイナゼノン全機がグリッドナイトに適応して、キンググリッドナイト(仮)出るやろなー
そして、玩具で再現できないものをアニメに出すわけがないので、DXダイナゼノンに適応するDXグリッドナイトが出るやろなー(笑)
そういえば前作の8話は全合体形態であるフルパワーグリッドマンの登場回でしたが、今回での全合体は無し。
引っ張っているのか、それともキンググリッドナイト(仮)は出ないのか。
うーん、モヤモヤ。
小ネタ紹介
ECN
本筋に関しては言いたいこと言いきったので、ここからは小ネタ紹介。
まずは、よもゆめが訪れたECN(アース・ケーブル・ネットワーク社)。ECNは特撮版に登場するテレビ局で、主人公である直人の父親が勤めていました。
前作でも名前だけはちょこちょこ画面に映っていましたが、いよいよ社屋まで登場。
現実世界では直人のお父さんも今は70歳を越えてるでしょうから、さすがにECN定年退職してるでしょうね(笑)
タラバマン
今回は全くお話に絡まずにただただ遊んでいただけの怪獣優生思想(笑)
その4人が見ていた映画が「タラバマン ファーストジェネレーション」。
タラバマンは、「ウルトラマンダイナ」「ウルトラマンガイア」等の円谷作品に登場する劇中劇。劇中劇と言っても、動いている姿を見た覚えがないので、たぶんポスターとかばっかりの登場だったのでしょう。
そんな、熱心な平成三部作世代しか知らないであろうネタをぶっ込んでくるTRIGGER! 作ってる人が、きっと同世代!(笑)
日本考古学研究所
怪獣を探すナイトと蓬の背後で、シレっと映る日本考古学研究所行のバス停。
日本考古学研究所は、特撮版の18話「竜の伝説」でガウマの元ネタとされる5000年前のミイラが保管・研究されていた施設。
もしかすると今回以外の回でも映り込んでいたかもしれませんね。
この施設の名前がわざわざ書いてあるってことは、ガウマの元ネタはもう5000年前の竜使いのミイラで確定ってことなのでしょう。
そうなると、よくもまぁ28年前の特撮ヒーローの1話限りのエピソードを、12話分のアニメの脚本に膨らませたなぁと感心します(笑)
新武器登場回なのにモヤモヤする回だったなー!ってことで今週はこの辺で、バトルゴー!