第3回「裏切り者って、なに?」
感想
また気持ちを一つに重ねるぞ! こいつを倒すために!
第3話は、怪獣優生思想の登場によりガウマと暦たちの関係に不和が生じるものの、ガウマの告白により4人が再び心を一つにしたことで、合体竜人ダイナゼノンへの合体を果たすという回でした。
思えば前作の3話も、内海の何気ない一言でグリッドマンが敗北し、グリッドマン同盟が解散の危機に陥るという回でしたから、ストーリーの流れとしては前作を踏襲してるのかも。
前作の3話は、初めての合体形態であるマックスグリッドマンが登場する回で、本作の3話は、4人が初めて心を一つにしてダイナゼノンに合体する回で、合体がストーリーのキモなのも同じ。
戦闘シーンで主題歌が流れるというのも同じ(笑)
やはり、この辺りも前作の流れを踏襲している感じがします。
まぁ、1話も2話もずっと合体状態で登場していたダイナゼノンに、3話で改めて合体されても、そんなに感慨深くもないですが(苦笑)
この後も前作の流れを踏襲するのなら、ダイナソルジャー・ダイバーコンバイン(仮)と、ダイナソルジャー・ストライカーコンバイン(仮)は5話と7話で初登場することになりそうですが、さすがにそこは変えてくる…かな?
合体竜人ダイナゼノン!
ガウマの告白によって4人の心が再び一つとなり、合体竜人の名が明かされるダイナゼノン!
3話で改めて合体されてもそんなに感慨深くもないとは言いましたが、これまで普通に合体状態で登場していたダイナゼノンが合体不能に陥り、パイロットの4人が再び気持ちを一つに重ねたことで、合体竜人という二つ名が明かされるという展開は熱い!
この合体竜人という名前は、当然ながら特撮版の「合体竜帝キンググリッドマン」から取った名前でしょう。
前作のグリッドマンの各合体形態も、「合体超神サンダーグリッドマン」から派生したネーミングとなっていましたから、ここは順当な流れといったところ。
「竜帝」から「竜人」へとランクダウンしているように感じられるのは、やはり本来合体すべきグリッドマンが不在だからと邪推することが出来ますが、はたして…?
同じく明かされたダイナレックスの二つ名は、おそらく合体鋼竜(こうりゅう)か合体剛竜(ごうりゅう)。4人一緒に叫んでるので、こうなのかごうなのか聞き取れないんですよね。ついでに漢字も不明です(苦笑)
ダイナレックスの二つ名は、もちろん元ネタが「合体超竜ダイナドラゴン」であったことから。
いやぁ、やっぱり漢字4文字の二つ名がつくと、ロボットって感じがして最高ですね!
宇宙で咆哮を上げるメカドラゴンって絵面がカッコよすぎて一瞬忘れそうになりますが、本作の世界には宇宙があることが判明。
前作は、空の上にはコンピューターワールドの街並みが広がっていて、物語の舞台がコンピューターワールドであることが明かされる形になっていました。
しかし、本作では宇宙空間にまで行けるということは、あの世界はコンピューターワールドではない…?
でもまぁ、ぶっちゃけコンピューターワールドの中って何でもアリでしょうから、アカネの世界にはなかった宇宙空間が、今回のコンピューターワールドにはあるってことになっても全然おかしくないと思います。
はたして、今回はコンピューターワールドの中なのか現実なのか!?
怪獣使いの過去
ガウマと怪獣優生思想は、5000年前に死んで現代に甦った存在らしい。
高校生の男女と無職の男の日常を描くこのアニメしては、かなりぶっ飛んだ設定ですよね。
この5000年前という数字でピンと来た特撮ファンの方もいるでしょうが、これは特撮版の18話「竜の伝説」に登場するミイラが出土した時代と同じです。
そして、そのお話では竜を操る青年と相思相愛の姫という伝説が語られます。
そして、怪獣使いのガウマにダイナゼノンを託したのも女性…
現代に甦った5000年前の竜使い、竜使いと関係のある女性。これはもう無関係であるはずがありません。
さすがに、ガウマが特撮版に登場した竜使いのミイラの生まれ変わりなんて設定になるはずもなく、これらのキーワードが共通しているのは、あくまで特撮版の要素をエッセンスとして取り入れたというだけにはなるでしょうが、やはりここまで特撮版を意識した設定が出てくると邪推せずにはいられませんよね。特撮ファンとしては。
と言っても、ガウマにダイナゼノンを託した女性として、特撮版の通り中国の伝説の姫が出てこられてもそれはそれで困ってしまうわけですが(苦笑)
ガウマにダイナゼノンを託した女性、いったいどんな人なのだろうか…
既婚の元同級生と再会してバツが悪い無職
蓬のバイト先のバイトリーダーである稲本さんと、暦が知り合い(おそらく同級生)であることが判明!
昔好きだった女性が結婚していると知った無職の男!
ロボットのパイロットに年の差があると、こういう展開も出来るんだなぁ。って、ヒーローアニメでなんちゅう話するんじゃ!(笑)
しかし、2人の学生時代が描かれたことで、OPで暦の背後にいる制服の女子は稲本さんなのでは?という可能性が高くなってきましたね。
ガウマは怪獣優生思想、夢芽は姉、そして暦は稲本さんと、それぞれの過去に関係がある人物が描かれている模様。
なるほど意味深な演出。
しかしそれなら、鏡写しになったちせが制服を着ていたのは何故か?
これはもしかすると、「飛鳥川ちせ」という存在は、暦の稲本さんへの思いを汲み取って何者かが変化した姿という可能性があるのではないか?
と思うわけですよ。他作品で例えると「ラーゼフォン」の紫東遙と美嶋玲香の関係に近いのでは?と。2人とも、髪が極端なツートンカラーであるっていう共通点もありますし…
こんなこと書いておいて、全然はずれてたら恥ずかしいんですけど(苦笑)
でも、稲本さんが苗字しか明かされていないのは、実は下の名前が「ちせ」で、結婚前の旧姓が「飛鳥川」だったとか、そういう衝撃的な種明かしとかありそう気が。
いやぁ、無職男とバイトリーダーの再会というなんてことないシーンが、作品の根幹設定に関わっていそうな匂いを漂わせてるなんて、凄いアニメだ…
というわけで、無職になってもその辺のカニは食いたくない! バトルゴー!