第4話「足りない愛情!アブナイ悪魔誕生!」
感想
プテラゲノム!
今回はコングデッドマン回の後編。
デッドマンズの目的が「ギフテクス(上位契約したデッドマン)を6体集めてギフの生贄にすること」と明かされたり、一輝が仮面ライダーとして戦うことを決意してフェニックスと契約したりして、物語の基本設定の説明や地固めがようやく終わったなという感じ。
4話かけた壮大なパイロットみたいなもんでしょうか。
ミスリードがあったコングデッドマンの正体も大方の視聴者の予想通りで、昔なつかしい平成ライダー前後編スタイルが堪能できた回でございました。
そんな今回の新しいバイスタンプは、仮面ライダーファイズの姿をモチーフとした、プテラゲノム!
ファイズ+プテラノドンというデザインなのですが、プテラノドン由来の一本角の主張が強すぎて、ファイズの顔にあんまり似てないのが悩みどころ(笑)
ゲノムチェンジは今のところ、元となるライダーの通常フォームをモチーフにしたデザインになっていて、実際このプテラゲノムも目の色を見る限りはファイズの通常フォームをモチーフにしているのですが、胸アーマーが展開しているので何故か胸だけアクセルフォーム。
展開した胸アーマーをプテラノドンの羽根に見立てたかったのかは謎ですが、こういうチグハグな感じがクォーツァーに「お前たちの平成って醜くないか?」とまで言わしめた時代の空気感かと思うと嫌いではない(?)
また、仮面ライダーバイスのプテラゲノムはバイク(A.L.I.Technologiesのホバーバイク”XTURISMO”)へと変身。
バイクに変身する仮面ライダーは、アクセルしかり、レーザーしかりで前例がないわけではないですが、ホバーバイクは初。
ただそんなことよりも、リバイスにはフォームチェンジの一形態にしかバイクが存在しないというのは前代未聞。平成、令和ライダーはたしかにバイクの出番が少ないものの、そもそもフォームチェンジしないと存在すらしないというのは、潔い設定というか何と言うか…(苦笑)
テレ朝公式サイトの記述を見る限り、バイス単体でプテラゲノムに変身できる設定にはなっているようなので、一応バイクの登場時間をなんとか捻り出そうとしている熱意は感じるのですが…
改造バイクの走行が可能な“公道っぽい私有地”が必要という実写特撮ヒーローを撮る上で避けては通れない撮影面での事情もあり、ヒーローが改造車に乗る光景がだんだん過去の物になっていくのが、特撮大好きオジサンとしては寂しいところです。
それはそれとして、ワイヤーワークではないマジモンのホバーバイクに乗った仮面ライダーが誕生したのって、未来っすなぁ!
上級契約はライダーキックで無効に出来る
生み出したデッドマンと上級契約して一体化することでギフテクスという強化された悪魔になることが出来るが、その代わりに二度と人間には戻れなくなる。
という、非常に「フォーゼ」のラストワンを思い出させるデッドマンの設定。倒したら人間に戻れるというところまで一緒。
まぁ、怪人化してしまったゲストはどんな事情があっても二度と元に戻れないって胸クソすぎる設定、今の子供番組で見たくないですからね(笑)
ジョージ・狩崎は「ライダーキックだ」と強調してましたが、
- デッドマンのフェーズ2は必殺技で倒すことで人間に戻すことが出来る。
- 仮面ライダーの必殺技といえばライダーキックである。
という仮面ライダーオタクならではの論理展開があっただけで、実際にはライダーキック以外の必殺技でも倒しさえすれば人間に戻すことは出来るんでしょう。でないと、レックスゲノムでしかギフテクス倒せないことになっちゃいますからね。
あとジョージさん、そのフィギュアーツ、まだ発売されてません(笑)
今週の「クウガ」要素は?
過去作を思い出させる展開をやった次の話で、そのライダーをモチーフにした形態にフォームチェンジしてるのでは?みたいな仮説を前々回の記事で書いていて、今回は上級契約がかなりラストワンぽかったので、次回はてっきりフォーゼモチーフのコングゲノムが出てくると思っていたのですが、実際にはクウガモチーフのライオンゲノム…
クウガっぽい展開、あった…?
やはり、こんな仮説はオタクの妄想だったんでしょうか…?
次々回の放送前に発売されるのがエグゼイドモチーフのジャッカルバイスタンプなので、次回にエグゼイドっぽい展開がなければ、こんな仮説は忘れてしまいましょう…(苦笑)
次回、新ライダー!
次回はクウガをモチーフにしたライオンゲノムが登場!
さらに早くも新ライダーまで!
東映公式サイトを見る限り、3話で登場したベルトとは別のベルトで変身しているようなので、まさかフェニックスともデッドマンズとも違う第3勢力のライダーなのか…