Episode 02「逃れられない運命」
感想
アニメオリジナルの変身シーン!
2話の見どころは、何と言ってもアニメオリジナルの進次郎の変身シーン!
マンガではスーツを装着した状態でハヤタを助けにやってきますが、アニメでは生身の状態で上空のヘリから着地してハヤタを助けに来ます。
変身しなくても充分すごいんじゃないかな…(苦笑)
この変身シーンですが、ポーズやSEが初代ウルトラマンのオマージュになっていて、ベタながら熱い変身シーンとなっています。
やっぱりヒーローものは変身シーンが大事ですよね。
ウルトラマンとベムラーの戦闘シーン
ウルトラマン(スーツを装着した進次郎)と、ベムラーとの戦闘シーンも超熱い。
腕のスペシウムブレードを展開したウルトラマンが高速移動すると、腕の光が尾を引いて残るというこのアニメウルトラマンを代表する演出が最高にカッコいい。
スペシウム光線の違い
2話の最大の見どころであるスペシウム光線ですが、マンガ版とアニメ版では、実はスペシウム光線の発射方法が変更されています。
マンガ版 … 両手首を接続した後、左腕の発射口から発射する
アニメ版 … 両手首を接続した後、接続部をずらして右腕に発射口が現れ、そこから発射する
マンガの方法も悪くはないですが、やはり初代ウルトラマンと同じように、右から撃ってくれた方が嬉しいですよね。
まぁ腕をずらす関係上、アニメ版のスペシウム光線は、どちらかといえばワイドショットっぽいポーズなのですが(苦笑)
「ベムラー」の名前の意味
「私の名は、ベムラー… 始まりの敵だ」
1、2話でハヤタや進次郎が戦った敵は、こう名乗ります。
ご存じの通り、「ベムラー」とは初代ウルトラマンが地球で一番最初に戦った怪獣の名前で、”始まりの敵”とはそこにちなんだセリフだと考えられます。
この「ベムラー」という名前にはもう一つ意味があります。
それは、ウルトラマンの企画時点でのタイトルだった「科学特捜隊ベムラー」にて、科学特捜隊に協力する正義の怪獣の名前が「ベムラー」であり、後のウルトラマンにあたる存在がベムラーだったということです。
ちなみにマンガ版の方では、ベムラーの正体が実は初代ウルトラマンその人では?ということを匂わせています。
初代ウルトラマンが「ベムラー」を名乗っているのかもしれないと分かった時、「科学特捜隊ベムラー」の存在を知っているウルトラファンは、きっとニヤリとしたことでしょう。
ちなみに、アニメ版でベムラーが最後の大技を放とうとした時、初代ウルトラマンのキャッチリング(ゼットンを捕縛しようとしてダメだったアレ)と同じSEが小さいながら使用されています。
やっぱりこの人、初代ウルトラマンなんじゃ…