第4話「美しい夜に」
感想
「真ゲッターロボ」アニメ化
早乙女博士、帝王ゴール、メシア・タイールの幻影に導かれて旧早乙女研究所の区画に足を踏み入れたアークチームの3人は、そこで19年前の戦いの光景を垣間見るのだった…
というわけで今回は、「アーク」ではなく「真ゲッターロボ」をアニメ化する回。
2話で「號」の一部分をアニメ化した時にも思いましたが、このアニメはどうやら「アーク」だけではなく、前作に当たる「真」や「號」のアニメ化も目指しているっぽい。ゲッターロボサーガは、作品数がそこそこあるわりに原作通りにアニメ化されたのは「アーク」が初めてなので、ファンサービスと未見の視聴者への説明を兼ねて、 「真」や「號」の部分までアニメ化 するのは至極当然の判断なのかもしれません。本作を見ている皆が皆、 「真」「號」を読んでるわけじゃないですもんね。
おかげで、主役メカのアークよりも、真ゲッターの方が活躍してるような気がしないでもないですが(笑)
私も「真」「號」は未読なので詳細は分かっていませんが、アークチームが見た過去の光景は、ゲッタードラゴンを増幅炉にして真ゲッターにゲッター線をチャージしていたり、伊賀利が真ベアー号に乗っているので、おそらく「真」での真ゲッターの起動の場面。
読んで確かめたいところですが、原作が電子化されていない上に紙の本がプレミア化しているのがツラい…
あまりにも唐突に旧ゲッターチームの3人が登場するので面食らったりもしましたが、やっぱり石川英郎さんボイスの竜馬が出てくると安心感がありますね。
弁慶役の梁田清之さんは弁慶役自体は初めてですが、「新ゲッターロボ」で武蔵坊弁慶をやっているので、ある意味では2度目の弁慶。声の感じも、チェンゲの飯塚昭三さん版弁慶にわざと似せてる?感じがして、まさに弁慶という感じ。
ここで登場する真ゲッターは、原作版ということでゲッターブラストキャノンを装備。懐かしい~!
ゲッターが火器を持ってるのって、チェンゲの参戦が定番になった昨今のスパロボユーザーにはあまり馴染みがないと思いますが、マンガ版真ゲッターにTV版ゲッターチームが乗っていた一昔前のスパロボを遊んでいた人間にとっては、非常~に馴染みのある武器。
名前やスパロボでのイメージ的にビーム兵器だと思っていたんですが、実弾兵器だったんですね(笑)
でたなゲッタードラゴン!
ゲッター線増幅炉扱いになり、そのまま暴走して弁慶ごと地下に沈んでいくゲッタードラゴン。かつての主役ロボをそういう扱いにする辺りが、実にケン・イシカワイズム(そうなの?)
やっぱり、今見てもゲッタードラゴンのデザインってカッコいいですなー!
ちなみに、このゲッタードラゴンのデザインはTV版ではなくマンガ版準拠(マンガ版のアニメ化だしそれはそう)
マンガ版のゲッタードラゴンは、胸の窓?が逆ハの字になっていますが、TV版のゲッタードラゴンは半分に分かれた三日月型になっています。少し前に出たプラモのゲッタードラゴンはTV版のデザインが元なので、見比べてみると分かりやすいかも。
真ゲッターばっかりじゃなくてゲッタードラゴンにも戦闘シーンが欲しいところですが、マンガ版はこの後、繭になって真ドラゴンと化すはずなので、もうドラゴンの出番には期待できなさそう(苦笑)