2020年東京オリンピックのため、2021年7月25日のスーパーヒーロータイムはお休み。
ニチアサとウルトラの感想記事がほぼ全てを占める当ブログとしては、深刻なコンテンツ不足になるわけです。
何かないかなと考えてみたのですが、そういえば最近やっとサイバーコップのDVDを全巻集めたことを思い出し、サイバーコップの話をしてみることにしました。
サイバーコップとは?
「電脳警察サイバーコップ」は、1988年に放送された東宝制作の特撮ヒーロー番組。
近未来の東京シティを舞台に、特殊警察機構ZACに属する若き刑事たちが犯罪組織デストラップと戦う姿を描いたポリスヒーローものでした。翌年の1989年からは東映が「機動刑事ジバン」を始め、さらにその翌年から3年続けてレスキューポリスシリーズが始まるので、この頃の特撮界は妙にポリスヒーローが人気。
ポリスヒーローとは言いましたが、サイバーコップの敵であるデストラップは構成員のほとんどが人間ではないためか、刑事ドラマにあるべき犯人逮捕などのシーンがほぼ無く、敵はだいたい爆殺の憂き目に遭います。まぁ、これは刑事である前にヒーローものである故の宿命なんですが。
サイバーコップならではの特徴といえば、やはりVTR方式で撮影されていたこと。フィルムで撮影されていた同時期の他の特撮ヒーローに比べるとフィルム特有の粒子感が無く、サイバーコップだけ全然違う時代の作品に見えたりします。
YouTubeで一部の話数が公式配信されているので、時期が近い他の特撮ヒーローと見比べてみると、その違いが実感できるかもしれません。
サイバーコップといえば、ブルーバック、グリーンバックの撮影を積極的に取り入れているのも特徴なんですが、ノウハウが少ない時期だったせいもあって今見るとどうしてもショボく見えてしまいます。まぁ、これも味というもの。
こういう撮影技術、ノウハウの積み重ねが今の特撮ヒーローの映像技術に繋がっているんだなぁ…と感慨にふけりながら昔のヒーローを見るというのも、特オタならではの楽しみです。
ところで、なぜ今になってサイバーコップのDVDを集めたのかと言えば、先述のYouTube公式配信の影響。
元々この公式配信、2018年に廉価版DVDが発売したことを記念しての期間限定配信だったのですが、なぜか2021年の現在になっても配信しっぱなし。期間限定とは…?
2018年に配信された時も見ていたのですが、今年に入ってなんとなく見てみたら、配信されていない他の話も見てみたいと思ってしまって、最終的に件の廉価版DVDを全巻購入することに。
メーカーの思惑にまんまと(3年越しで)はまってしまった哀れな特オタの末路…
廉価版DVDは、定価で1巻2500円+消費税。1巻6話入りで全6巻。
Amazonや楽天だと2割引きの2200円で新品を買えるので、全巻買っても13200円ほど。
配信での視聴が全盛のこの時代に、1作品だけ見るのに1万円オーバーは高いと感じる人もいるかもしれませんが、3万越え、5万越えのDVD-BOX、Blu-ray BOXが当たり前に存在することを考えると、1万円ちょっとで1作品を一生手元に置いておけるのは結構リーズナブルな部類。
そもそも、サイバーコップはニッチすぎて全話配信してるサイトがないので、全話見ようと思ったらDVD買うしかないですが…
とは言っても未見の作品をいきなり全話買う人はいないと思うので、まずは先述の公式配信で、初めてのサイバーコップに触れてみるのはいかが?