第2話「運命の子ら」
感想
原作版ゲッターロボ號、アニメ化!
早いもので第2話を迎えたアーク。
2話の見どころは何と言っても、原作版「ゲッターロボ號」(のラスト)が初めてアニメ化されたこと!
「ゲッターロボ號」というアニメ自体はありますが、マンガとは全然違う内容のアニメだったので、マンガに即した内容のアニメが作られたのはこれが初。まさかアークを見てて、號のアニメまで見られるとは思ってなかったので、儲けものでしたね。
原作版アークの前史にあたる「ゲッターロボ號」「真ゲッターロボ」はどちらもマンガに即した内容のアニメ化はされていないので、アニメ版アークからゲッターに触れる人のために説明する描写を加えたって感じなんでしょう。
さらによかったのは、このシーンでのBGMがチェンゲ主題歌の「HEATS」のアレンジだったこと!
この真ゲッターはマンガ版の真ゲッターなので厳密には「HEATS」関係ない(苦笑)んですが、スパロボで真ゲッターを知った人なんかには、真ゲッター=HEATSのイメージも強いと思うので、これは良い演出。やっぱりロボアニメには、主題歌アレンジの劇伴って大事ですよ!!(力説)
でもハブられるゲッターロボ號
しかしその後のシーンで、伊賀利から説明されるゲッターロボの系譜の中に、なんとゲッターロボ號が含まれていない。
間違いなく主役ロボだったのに、可哀想なゲッターロボ號(笑)
まぁ、文脈的にはゲッター線で動くゲッターロボについての説明だったので、動力がプラズマエネルギーなゲッターロボ號の存在が省略されるのは別に不思議ではないんですけどね。
あとはまぁ、伊賀利は「真ゲッターロボ」には登場しているものの、時系列的には後になる「ゲッターロボ號」には登場してないらしいので、単純に伊賀利がゲッターロボ號の存在を知らなかったという可能性もあり。
冒頭の回想シーンの通り、「ゲッターロボ號」という作品そのものが無かったことにはされていないので、今後少しでもゲッターロボ號に言及されることがあればいいですね。もしくはサプライズでゲッター號そのものが出てくるとか。
説明回
そんなこんなで、2話はいろいろ説明回。
アークからゲッターに触れる人のために、原作にはないゲッターロボそのものの説明シーンがあったり、アーク以前のマンガ未読の視聴者のために「號」「真」の説明シーンが原作よりも増えていたりと、かなり初見さんに優しい作りになっている印象でした。
スーパーロボットアニメなのに戦闘が無い回があるのはどうかと思うんですけど、まぁ子供向け玩具の販促があるアニメでもないし、現代に即した作風にするとバトル無し回があるのも仕方ないことなんでしょうな。
原作ではいろんな種類があるモブゲッターが、ゲッターD2に統一されるくらい予算的に厳しい面も見え隠れしてますし。
2話は冒頭の真ゲッター出撃シーンだけでお釣りがもらえるくらい面白かったので、ゲッター好き的にはよかったですけども(笑)