ドン12話「つきはウソつき」
感想
アイドル回
今回はついに5体合体ロボが登場する回。
そんな回ですが、別に合体ロボで戦うべき強敵が出るでもなく、ウソつきのアイドルが出る回をやるあたりがドンブラらしさ。
普通の戦隊であれば、アイドル回ならはるかも一緒にアイドルデビューしてたでしょうが、まぁはるかはアイドルやるようなタマじゃないですわな(笑)
アイドル(の卵)吉良きらら役は、声優の和泉風花さん。
戦隊ヒーローを演じていた役者さんが後に声優になる例は度々ありますが、逆に声優さんが普通の顔出しの役者として出演するのは結構レア。
(元々着ぐるみキャラに声を当てていたレギュラー声優さんが特別出演したりする例は除く)
顔出しの演技でも特に違和感なかったので、やっぱり役者さんって凄い。今後は顔出しの演技の仕事も増えるといいですね。
最近の作品では、番組終了後に挿入歌がすぐに配信開始になるのも恒例ですが、しっかりときららの「キララ・スマイル」も配信開始。
君も、吉良きららを推そう!
また、自分の姉だときららがウソついていたアイドル、かりん役は十味さん。
桃月なしこさん、アンジェラ芽衣さん、黒木ひかりさん等、最近の特撮作品には欠かせない事務所ゼロイチファミリアの所属。ここ数年のゼロイチファミリアの勢いは凄い。
今回はゲストでしたが、そのうちレギュラーとしてカムバックする日があるかもしれませんね。
ちなみに、きららがかりんを姉だと言い張ってましたが、役者さんの実年齢はともかく見た目の年齢感はどう考えても逆(笑)
キャスティングが決まる前に脚本書いてるでしょうから仕方ないんですけど、もしキャストが先に決まってから脚本が書かれていたら、どっちが姉でどっちが妹になっていたんでしょうか…?
ドンオニタイジン!!
そして、アイドル回でついでのように登場! ドンオニタイジン!!
いやー、やっぱり合体ロボが出るとスーパー戦隊って感じがしますよね!
まぁドンゼンカイオーも合体ロボではあるんですけど、2体合体だし、1人乗りだし、ジュラン喋らないしで、戦隊1号ロボとしてはなんともコレジャナイ感があったのは事実。
その点、5人全員が合体しているドンオニタイジンはまさに1号ロボに相応しいロボ!(ロボ?) これでようやくドンブラもスーパー戦隊に近づいた感がありますね(元からスーパー戦隊です)
「キジ」と「鬼神」をかけたキジンソードや、「一騎当千」ではなく「一騎桃千・ドンブラパラダイス」といったネーミングセンスもグッド
各人が巨大戦力に変身して合体するというパターンは「マジレンジャー」のマジキングなんかでも前例があるんですが、それらとドンオニタイジンが違うのは人間大で合体できる上に巨大化も可能という点。
「戦隊といえば巨大ロボ」という概念に真っ向から犯行していく姿勢、これぞドンブラザーズ!
ミニチュアセット内ではなくロケでロボ戦を撮るというのは、「ゴーバスターズ」の30話しかり、「トッキュウジャー」の43話しかり、前例がなくはないですが、巨大ロボ以上に建造物がデカいとかではなく、純粋にただただ小さい合体ロボというのはとても斬新。
戦隊の合体ロボとは思えないくらいプロポーションもいいし、まさに歴史の転換点。
シリーズの歴史に新たな1ページを加えたドンオニタイジン。素晴らしいなぁ。
まぁ、体の各部が勝手に喋るのは、まんまクライマックスフォームでしたが(笑)
次回、正体バレ
次回はどうやら、タロウとソノイの正体がそれぞれバレそうな回。
信頼し合っている者同士が戦うことになってしまうのも、悪いのは全て乾巧だ…
というか、普通はこういう大事な回でドンオニタイジン初登場させるべきだと思うんですよね(笑)