第1話「オレが社長で仮面ライダー」
感想
ついに、令和ライダーの第1作目「仮面ライダーゼロワン」の放送が開始となりました。
実際に令和になったのはもう数か月前のことですが、これでようやく令和になったことを実感します(苦笑)
黒いボディに蛍光イエローのアーマーという、これまでの主役ライダーにはないゼロワンのデザインは素直にカッコいいの一言!
アクションシーンも平成ライダーからの正統進化という感じでした。
ゼロワンは、人型アンドロイドが一般にも普及したという世界が舞台。
前作のジオウに登場した仮面ライダーキカイも同様な世界観でしたが、いよいよ丸々1作を通してこういう世界観を仮面ライダーで描く日が来たのかと思うと、「新しい時代」の到来を実感しますね。
ゼロワンドライバーが3Dプリンタで出力されるという“今風”な演出も良い。
或人がお笑い芸人という設定には驚きましたが、そこから「人々を笑顔にするために、仮面ライダーとなる」という変身の動機に繋げたのは上手いと思いました。
思えば、平成仮面ライダーの1作目、仮面ライダークウガの五代雄介が戦う理由も、人々の笑顔のためでした。
新時代になっても、仮面ライダーが戦う理由は変わらないんだなと思って、1話からグッと来ましたね。
キャスティングに関しては、メインキャラクターがフレッシュな俳優陣なのはいつも通りですが、脇を固めるベテラン俳優陣は豪華の一言。
或人の祖父に西岡徳馬さん、或人の父に山本耕史さん、ナレーションに山寺宏一さん、AIザックの声に日髙のり子さんと、令和ライダーの幕開けに気合を入れたことが如実に伝わるキャスティングです。
西岡さんは特撮ファンにはウルトラの父の声でお馴染み。
奇しくも同じく放送中のウルトラマンタイガで、ウルトラの父がタイガの祖父になっているので、同時期のヒーロー番組で2作も主役ヒーローの祖父を演じるという珍しい事態に(まぁタイガにはまだウルトラの父出てないので、声が変わる可能性はありますが)
気になるのは、山本さんが演じている或人の父で、どう見てもヒューマギアである彼を或人が父親扱していたのが今回の最重要シーンだと思います。
本物の父親の人格と外見を模したヒューマギアが或人の父親代わりになっていたのか? そもそも或人もヒューマギアなのか?
今後の再登場と展開がメチャクチャ気になるところです。
次回早くも登場する2号ライダーのバルカンが気になりますが、やっぱり待ち遠しいのは女性ライダーのバルキリーですな(笑)