LAST「2019:アポカリプス」
とうとう最終回。
感想としては、ジオウの物語は綺麗に終わったと思うけど、平成ライダーの締めくくりってほど大げさなものでもなかったなという印象。
結局SOUGOの存在についても語られなかったし、TV版はあくまでスウォルツが黒幕。劇場版のことは各々が納得の行くように解釈してねって終わり方になったので、モヤモヤするものがないわけでもない。
でもまぁ、ジオウのこの1年間はなかったものになってしまったけど、ゲイツやツクヨミ、ウールやオーラもこの時代の人間になり、オーマジオウとなる未来は失われ、各ライダーたちの世界も正しい歴史に戻ったっていう綺麗なハッピーエンドになったのは、これはこれで好きな終わり方。
ミハルもきっと生き返っただろうし(やっぱり客演ライダーを勝手に殺すのはなしだよ笑)
ジオウが始まった時は、平成ライダー20作記念の主人公が高校生というのは結構意外に思ったものですが、まさか最終回が学園ドラマに帰結するとは誰が予想したでしょうか(苦笑)
同級生たちに囲まれながら、楽しそうに学校生活を送ろうとするソウゴの姿は、それはそれで感慨深いものがありましたね。
ジオウのラスボスはてっきりオーマジオウ(よくある、物語の黒幕を倒した後に決着をつけるライバルポジション)だと予想してたもんで、ソウゴがオーマジオウに変身するのは意外でした。
ソウゴが変身するために顕現したオーマジオウドライバーが、明らかにジクウドライバーよりも大きく、変身後のみ使用されるプロップだったので、もしかするとソウゴがオーマジオウに変身するという結末は、元々の予定にはなくて直前に決まったのかと思ったり。
(最初からオーマジオウに変身する予定だったのなら、変身前に使用するオーマジオウドライバーのプロップが作られていたはずなので)
スウォルツは、キャラ的に弱いわけではなかったけども、ツクヨミの造反を見抜けなかったり、ソウゴが変身したばっかりのオーマジオウに手も足も出なかったり、正直ラスボスにするには力不足(平成20作全ての力を持ったグランドジオウに対し、ディケイドの半分の力しかないアナザーディケイドだし)だったかなってのが素直な印象。
こればっかりは、ソウゴもオーマジオウも「王様」としての格がありすぎたので、仕方ないかな。
ソウゴが、自分がジオウであったことを覚えているのかどうかは、何も描かれなかったので分かりませんが、冬映画でジオウがどのように復活するのか、楽しみです。
そして、来週からはいよいよ「令和」を背負う新ライダー、仮面ライダーゼロワンの戦いが始まります。
令和ライダーがどのような歴史を刻んでいくのか、また見守っていきたいと思います。
時の王者ならぬ、時の一般市民として(上手くない)