勝手にすごい科学で守ります 第7回

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侍戦隊シンケンジャー

侍戦隊の歴史を変えた男

 シンケンジャー6人目の戦士がシンケンゴールド=梅盛源太です。彼のすごいところは何と言っても、侍戦隊なのにお寿司屋さんなことです! …いやいやそんなことはどうでもよくて[1]

 彼がすごいのは装備を全て自前で作ってしまったところなんです。何と言っても彼は正規のシンケンジャーではありません。元々何も持ってません(烏賊折神は持ってるけど、それだけじゃ…)から、スーツから武器、果ては折神にいたるまで全てが自作です。友のために必死で努力して侍になった寿司屋。なんとも泣ける話ではありませんか…

 我々視聴者が彼を見て一番驚いたのはモヂカラの発動方法でしょう。彼は筆で文字を書いたりはせず、携帯で文字を入力することでモヂカラを発動します![2] 筆で文字書いて術が発動するのもすごいと思ってましたが、携帯(スシチェンジャー=変身アイテム)に打ち込んだ文字で術が発動するのにはさすがに度肝を抜かれました。

 「携帯に文字打つだけなら、他のやつが使ってもいいんじゃ?」と思った方もいらっしゃったでしょうが、それはできないのです。前項で書いた通り、モヂカラとは「文字を書くことでアースフォースを外部に放出できる能力」です。無いものを放出できるわけはありませんから、源太の中にもアースフォースがあるのでしょう。ただそれを、文字を書くことでは発動できなかったのです。そこで文字を書く代わりに、キー入力で発動できるようにしたものがスシチェンジャーなのです。「携帯のキー入力で体内のアースフォースを発動」なんて少々無茶なことをやっていますから、おそらく相性や術を発動するコツのようなものがあるのでしょう。源太がショドウフォンを使ってもモヂカラを発動できないように、他の人間がスシチェンジャーを使ってもモヂカラは発動させられないと思われます。

そして影の立役者に

 源太が侍を目指してまず始めにしたことは… スシチェンジャーの製作でしょう。

 劇中では海老折神をモヂカラで生み出してますし、同様に他の装備はモヂカラで生み出したはずです。ただモヂカラ発動機であるスシチェンジャーだけはどうにもなりませんから、これは一から作らなければなりません。しかし一介の寿司屋が携帯電話を、しかもモヂカラの発動機能なんて備えたものを一人で作れるわけがありません。誰かの協力あったはずです。

 もちろんS.U.P.ですね。源太は幼い頃に友人から聞いた外道衆のわずかな情報とその情熱だけを頼りに、S.U.P.に協力を求めました。おそらく最初はS.U.P.側も相手にしなかったでしょうが、2001年以降妖怪系の敵が増えてきていたこと[3]や、その並々ならぬ情熱に圧倒され、ついに源太に協力することになります。本当はもう少し源太の情報に信憑性があったなら、S.U.P.の装備を用いた新たな戦隊が外道衆と戦うことになったのですが、そこまではできなかったためスシチェンジャーの開発だけになりました。

 この時できたS.U.P.との繋がりのおかげで、18代目シンケンジャー(と姫)はスーパー戦隊の一員と認められ、数年後のレジェンド大戦にも参加しています。


[1]戦隊史的にはどうでもよくないのですが(寿司屋のヒーローって)、すごい科学的にはどうでもいいので。

[2]これを電子モヂカラといいます。

[3]オルグやインフェルシア。

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