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勝手にすごい科学で守ります 第1回

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トミカヒーロー レスキューフォース

問題だらけのレスキュースーツ開発

まずレスキュースーツについてですが… 似てますよね。魔弾スーツに。これはなぜなんでしょうか?

理由は簡単ですね。世界消防庁がSHOTから技術提供を受けたからです。でもなぜSHOT? 世界的救急救助組織と、対魔戦機動部隊との繋がりはいったいどこに?

その秘密は、世界消防庁長官「刑部零次」その人にあります。実はこの方、以前は警視総監の職に着いていたのです。ですが、堅苦しい警察組織に嫌気がさしたのか、はたまた苦しむ多くの人々を救うためなのか、ころっと世界消防庁の長官になってしまいます。まぁIQ600もあると我々常人の考えが及ぶものではないのでしょうなぁ(笑)

その頃世界消防庁では、様々な災害や襲い来る数多の侵略者から人々を救うための救急救助部隊の設立が検討されていました。それが後のレスキューフォースです。過去に活躍(もしかしたら現役かも?)したレスキューポリスやゴーゴーファイブに習い、レスキューフォースも特殊な強化服や巨大メカを駆使して活動することが考えられていました。しかし、技術的蓄積のない世界消防庁では、その強化服を開発することができない!

そこで外部からの技術提供を受けるという結論に至るわけです。当初は、これまで様々な技術を取り込み高い科学力を持っていたS.U.P.に依頼するはずでした。おそらくそのままS.U.P.の技術を使っていたなら「爆鎮戦隊レスキューファイブ」なんて名前の組織としてスーパー戦隊の一員になっていたんではないかと思います。メンバーのナンバリングが5までなのはその名残でしょう。

しかし、ここでちょっと問題が起こりました。刑部長官が難色を示したんです(笑)

ジャッカー電撃隊の一件でS.U.P.と確執のあった長官は、安易に技術提供を受けることはしたくなかったんですね。ですがそうも言ってられません。そこで長官は言うわけです。「俺にいい考えがある」と。

SHOTは警察にも関係のある組織でしたらから、そのコネを利用してSHOTに技術提供を要請しました。こうして、魔弾スーツの技術を受け継いだレスキュースーツが作られるわけです。

しかしここで疑問が生まれます。「なぜレスキューポリスの技術を使わなかったのか?」

わざわざ警察を経由してSHOTに頼まなくても、既にレスキューチームとして実績のあるレスキューポリスの技術が警察にはあったはずです。なぜそれを無視して魔弾スーツなんてものの技術を使ったのか。まぁぶっちゃけて言うなら、レスキューポリスの指揮官が正木本部長だったからなんですな(笑)

正木本部長の本名は風m… ゲフンゲフン。まぁ要するに、刑部長官の後輩ということです。後輩が指揮している組織の技術を使うなんて、彼のプライドが許さなかったわけです。ただ、当然プライドだけが問題だったわけではありません。その問題はコスト!

バード星製コンバットスーツの技術を受け継いだ地球製コンバットスーツであるレスキューポリスのスーツは非常に高性能だったわけですが、いかんせんコストが高く、1年に用意できるスーツは多くて3体が限界というものでした。

世界消防庁はその名の通り世界的な組織でしょうから、おそらくレスキューフォース(および後継の新チームも含めて)も世界各地で活動することが想定されていたはずです。そのためにはスーツの量産が不可欠。しかしレスキューポリスのスーツではそれが適わない。ということで、レスキューポリスの技術を使うことは見送られたわけです。

こうしてレスキュースーツの開発が始まったわけですが、強化服の運用試験というものは着用者に何らかの害を及ぼす可能性がありますから、ただの人間が行うには危険すぎます。そこでやはり長官が名乗りを上げるわけです。危険だと制止する科学者に「俺なら大丈夫だ!」と凄みを利かせ、長官は日夜スーツの試験を繰り返しました。その時に使用したスーツは後にブラッシュアップされて「R0」になったというわけですね。そんなこんなでやっと、レスキュースーツは完成しました。

レスキューフォースの敵はお金?

こうして完成したレスキュースーツ、レスキューポリスのスーツと比べると明らかに装甲が少ないですね。この辺りにコストの違いが感じられます。ビークルを除けば、個人で使用できる装備もレスキューフォースの方が少ないですし。

まぁこれは計画の通りですので何の問題もありません。量産のための先行生産も進んでいたようで、実際に劇中にも多数のスーツが登場します。第1期レスキューフォースが使用していたもの(R3のものは登場していませんが、もちろんあったでしょう)が5体、第2期のものが4体、劇中には登場しませんが第3期隊員用のものもおそらく3~4体あったと思われます。試作型のR0を加えれば、実に13~4体!ものスーツが製作されているわけです。すごいぞレスキューフォース!

しかし皆さん、ここで思い出してみてください。魔弾スーツの技術を使ってレスキュースーツは作られました。しかし、その割には外見以外にほとんど共通点がないと思いませんか?

まぁそれは仕方のないことなんです。世界消防庁には魔法エンジニアやら魔法博士やらの、いわゆる魔法の専門家がいないのです。それにそもそも、魔弾戦士に必須の魔弾龍のコアもありません。ですから、魔弾スーツの魔法的な部分を再現することができなかったわけですな。そのため世界消防庁技術陣は、魔弾スーツのメカニック部分のみを踏襲したわけです。

もしも魔法的な部分まで再現できていたなら、レスキュースーツはかなり高性能なものになっていたと思われますが、そうなると今度はコストの問題が出てきますので、結果オーライだったのかもしれませんね(笑)

魔法的な部分が再現できなかったので、着装にも非常に大きな装置が必要になったようです。スーパー戦隊が手持ちのアイテムでスーツを装着できることを考えると、これは大きな問題のように思えますが、実はそうではありません。

試作型であるR0の装着が小型ビークルのみでできることを考えれば、装置自体はそれほど大きくはないようです(スーパー戦隊に比べればそれでも大きいですが)。ならなぜ毎回レスキューフェニックスの着装ブースを使用しているかといえば、それは毎回レスキューフェニックスが現場にあるからなんですね。

レスキューフェニックスで出場してるんだから当たり前だろうとツッコミが入りそうですが、要するにレスキューフォースは「レスキューフェニックスで現場に駆けつける」以外の活動形態を想定していないのです。スーパー戦隊のように個人で現場に赴いてレスキュー活動を行うなどの活動を想定しているならば、小型ビークルに着装装置を積むことになったでしょうが、実際には劇中にもあるようにほぼ毎回現場にレスキューフェニックスで赴いていましたので、わざわざ着装装置を小型ビークルに積んだりする必要がなかった。そういう運用構想の組織だったというだけです。

レスキューフォースの使うツールは、R1マックスを除けば個人の専用アイテムというものがありません。これはツールの規格を統一し、なるべく大量に生産するためと思われます。この辺りにも、スーツ1体のコストを抑えようという考えが見受けられますね。多数のモードに変形するレスキューブレイカーは、それ一つで様々な状況に対応できるようになっており、裏を返せば何かに特化したツールを作ることで余計に発生するコストを削減するためともとれます。

こうした徹底的なコスト削減の甲斐あってか、レスキュースーツを多数生産することに成功したのです。

ということでいきなり始めてみました。

すごい科学で守りますっていうのは、漫画家の長谷川裕一さんが書いた本です。

簡単に言うと「複数のヒーロー番組を同一の世界の出来事として繋げて考える本」ですね。読んだことない方にはどういう本かいまいち分かりにくいかもしれませんが、そんな方はぜひ買って読んで見てください。今なら中古でお安く買えると思いますよ。

まぁそんなわけで、すごかが的論法に則って今回はリュウケンドーとレスキューフォースのつながりについて考えてみました。

元々レスキューフォース劇場版でつながりが公式化したようなもんですが、スーツが似ている理由とかとくに言及されないので、なら自分で考えてやろうと(笑)

いろんなヒーローをあれやこれや考えて無理やりくっつけるのは楽しいもんです。

第1回と書きましたが、次回がいつになるかは分かりません。一応まだビークルの話が残ってますので、いずれはやると思います。

では。

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