第2話「未来への飛翔」
感想
勝利を掴む 剛力の光!
サブタイがほとんどメビウスの「明日への飛翔」に被ってる今回は、パワータイプの登場回!
ティガは1話の時点で3タイプへの変身能力を持っていましたが、トリガーは話数を追うごとに新しいタイプへのチェンジ能力を得ていくのが、大きいといえば大きな違い。
ゆくゆくはグリッタートリガーのキーも手に入れるんでしょうなぁ…
パワータイプのガッツハイパーキーの入手経路がアキトからもらっただけなのは拍子抜けしてしまいましたが、まぁニュージェネのパワーアップアイテム入手経路ってだいたいこんなもんでしたわ(苦笑)
パワータイプへのタイプチェンジ演出が、
- マルチタイプの紫ラインが赤に変わる。
- カラータイマーを中心にパワーアップの模様へ一気に変わる。
- 体格がムキムキになる。
という感じで、1番でティガのタイプチェンジ演出を踏襲しつつ、25年の時を経てパワーアップしたものになっていて、ティガ世代としては胸アツ…
特に、カットを変えずに体格までシームレスに変えられるようになったのは見事。ティガの時は、タイプチェンジして色が変わった次のカットから、突然ムキムキになってましたから(笑)
タイプチェンジの進化
ティガは、主に権藤俊輔さんと中村浩二さんの2人のスーツアクターが演じていました。
マルチは権藤さんと中村さんが半々。パワーはほぼ中村さん。スカイはほぼ権藤さんという感じ。筋肉モリモリマッチョマンの中村さんが演じることで、パワータイプの剛力感を表現していたんですよね。
それに対して、トリガーは岩田栄慶さんただ一人(クレジット上は)
スーツアクターさんの体格がいきなり変わるわけないので、トリガーパワータイプは中に詰め物を入れてマルチタイプ以上の筋肉モリモリ感を表現しているのでしょう。
スーツアクターそのものを変えてパワーアップの剛力感を表現したティガ。
スーツの造形技術によってパワーアップの剛力感を表現したトリガー。
そういった観点で両者を見比べてみるのも、面白いかもしれません。
パワータイプの必殺技デラシウム光流も、マルチのゼペリオン光線と同じようにほぼティガのまんまで熱かったですなー!
GUTS-SELECT
2話では、ケンゴがGUTS-SELECTに入隊。防衛チームの本格的な登場が2話になるのって、意外と珍しいかも。
ヒマリ役の春川芽生さん、テッシン役の水野直さんは、それぞれ「ギンガS」と「ジード」でウルトラシリーズへの出演歴があり、そういったキャストが集まっているのもウルトラシリーズ55周年記念作品ならでは。
タツミ隊長役の高木勝也さんは、「仮面ライダーアマゾンズ」を見ていたライダーファンにはお馴染みの俳優さん。今回は仲間に左手食べられないことを祈ります。
ちなみに「ギンガS」と「ジード」はどちらも本作と同じ坂本監督がメイン監督のウルトラだったので、今回のキャスティングももしかすると坂本監督のオファーなのかな?と思ったり。
坂本監督作品に1回でも出た人は、他の坂本監督作品にもちょくちょく出るってのは、特撮ファンには周知の事実(笑)
坂本監督のオファー?という話でいえば、メトロン星人マルゥル役のM・A・Oさんもどうなのか気になるところ。
M・A・Oさんこと市道真央さんは、「009ノ1」しかり、「白魔女学園」しかり、「スーパー戦隊最強バトル」でルカだけ出番があったことしかり、坂本監督作品に縁深い女優さんなので、今回もその縁で呼ばれたのかもしれませんなー
マルゥルの名前の由来って?
30周年記念作品だったティガの主人公「マドカ・ダイゴ」の名字が、円谷の「円(まどか)」から取られていたことを考えると、もしかしてマルゥルの名前って、円谷の「円(まる)」にウルトラの「ウル」で「マルゥル」?って予想してるんですが、どうなんでしょう。
…公式発表を待ちたいところです(苦笑)
剛力闘士ダーゴン
2話では、闇の三巨人の2人目であるダーゴンが復活。
ダーゴン(ダーラム)との戦いの中でパワータイプ(ティガトルネード)という剛力の形態にパワーアップするという、実にファイナルオデッセイを意識した展開でよかったですね。
ダーゴンの必殺技ポーズがダーラムのまんまだったり、海底が戦場というのもファイナルオデッセイのまんまで実に良い。
ダーゴンの喋る原語が、トリガー以外には超古代語として聞こえていて理解不能という、細かいながらSFっぽさを感じさせる描写も見事。
また、完全にダーゴンの前座扱いではありましたが、ギマイラも登場。すっかりニュージェネの常連怪獣って感じになりましたな。
まぁ、スーツが使えなくなる前に出せるだけ出しとけってことなのかもしれませんが(苦笑)
アキト、イーヴィルトリガーになる?
アキトは、自分がトリガーになれなかったことからケンゴにあまり良い感情を持っておらず、ケンゴにキツく当たります。
しばらくは険悪なムードで進むのかと思っていたのですが、途中からサクッと態度を軟化(苦笑)
1話の会長の「君が夢見る未来は何だ」という唐突すぎる話しかけ方しかり、会長に頼まれただけでケンゴへの接し方がサクッと変わるアキトしかり、なんか唐突感を感じるのがトリガーの脚本の悪いところだなと感じていますが、これから生暖かい目で見守っていきたいところ。
アキトがケンゴに対しての態度を軟化させないままストーリーが進むなら、彼がイーヴィルトリガー(仮)みたいな闇の巨人に変身する可能性もあるかなと思ってましたが、1話の内に心変わりするようなら、それも無さそうですね。
次回、スカイタイプ!
次回はヒュドラムが復活して、トリガーがスカイタイプにチェンジ!
ライオセイザーとウルトラマンの、東宝と円谷の戦いだー!!(?)