第4話「まだみぬみらいは」
感想
新たなる怪獣
前回まではほとんどラドンの活躍がメインでしたが、今回からいよいよ新たな怪獣たちが登場。
冒頭から、怪獣に襲われる漁船! これぞ怪獣映画的な展開(笑)
前回のラストでゴジラらしき怪獣が登場していたので、これもゴジラかと思いきや、背びれのデザインからしてどうやらこれはマンダ。
前回の放送後にTwitter公式アカウントがいきなりマンダのソフビを公開したのは、次回出てくるからってことだったのね。
ラドンの次に現れる怪獣がマンダとは、チョイスが渋いぜ。ゴジラSP。
怪獣との戦い(戦ってはないか…)がメインだった前回とは打って変わって、今回は新たな怪獣の痕跡を追うユンたちと、アーキタイプの存在に迫っていく銘たち…という感じの穏やかな回。
穏やかな回とはいえ、ユンたちは新たな怪獣と出会う寸前というところですし、銘の方はアーキタイプが未来からエネルギーを先取りしている?という明らかに物語の根幹を担ってそうな重要な設定が明かされて、派手さはないけどとんでもない事態になっています。
マンダ含め、新しい怪獣もたくさん出てきましたしね!
アーキタイプの謎
ひとまず怪獣の話は置いておいて、凄いのはアーキタイプの話。さらっと「時に自己再生すらする素材でもあります」なんて説明されてます。
自己再生… もしかして、アーキタイプの力であの骨がゴジラに戻る!?
しかし、あの骨から機龍作ってほしい派としては、アーキタイプは別の使い方をしてほしいところ(笑)
さらにアーキタイプは、光を閉じ込めたり、閉じ込めた光を増幅させたりすることも可能。
仮に似たような物質をこの画像のように配置したとしても、光源を取り除いたら光が入ってこないので何も起こりませんが、アーキタイプはこのように入ってきた光を延々とループさせ続けることが出来る。
しかも、ループしたら光=エネルギーは減衰するはずなのに、なぜかエネルギーを増幅することが出来る。
世が世なら、アーキタイプ使って強力なレーザー兵器でも作って対怪獣作戦に使いそうなところですが、はたしてゴジラSPでそういう展開になるのかどうかは謎。
銘はこの現象を見て、「未来に登場する光子が全てそこで先取りされているのではないか?」と考察。
つまりアーキタイプは未来からエネルギーを先取りしている?
仮に、アーキタイプが本当に未来からエネルギーを先取りしているとして、先取りされてエネルギーが減った未来に、エネルギーが増えた現代が追い付いたら矛盾が生じてしまうから、アーキタイプにエネルギー先取りされた時点で、その未来に辿り着かない並行世界に分岐してしまうんだろうか?
今のところ、情報が少なすぎて何とも言えませんが、とりあえずアーキタイプがヤベー物質だってことは分かりましたね(苦笑)
お前は誰だ?
モニターに映る謎の怪獣。君はいったい誰なんだ…
検索してみた限りでは、ガバラ、バラン、バラゴンあたりを予想している人が多い印象。たしかにどれも似ているような、似ていないような…
EDに登場している怪獣が本編にも登場する説が正しければ、本作のEDに登場している怪獣でこいつに似ているのは、あえて挙げるならばキングシーサー。
でも、沖縄の守り神が沖縄以外にいるとも思えないので、やっぱり違うでしょうか(苦笑)
アンギラス出現!
4話のラストにて、堂々と現れた新怪獣はアンギラス!!
このアンギラス、歴代で一番強そうだぜ…(笑)
ユンの見立てによれば、このアンギラスは「前足が蹠行で後ろ足が趾行」とのこと。つまり、前足は足裏をしっかり地面につけているけども、後ろ足はつま先立ちということ。セリフを聞いてるだけだと何じゃそれってなりますが、ソフビを見ればたしかに、後ろ足はつま先立ちの動物っぽいデザインになってるので、なるほど…となります。
アンギラス含め、昔の四足怪獣は中に人が入る都合で後ろ足は膝をつく=ハイハイの姿勢にならざるを得なかったんですが、現代の四足怪獣は、前足を伸ばすことで後ろ足が膝をつかないように、着ぐるみの構造が進化しているんですよね。
「前足が蹠行で後ろ足が趾行」という設定は、そういう四足怪獣の着ぐるみの進化を踏まえた上で設定されたのかと思うと、特撮ファンとしては感慨深いものがあります。
いやまぁ、本当にそういう意図でデザインされたかはわかりませんけど(苦笑)