第42話「激バトル!紅きベイルとデストリーム」
感想
仮面ライダーベイル 完
今回は、物語本編以前から続いていたパパさんとベイルとの因縁に決着がつく回。
そして、「仮面ライダーベイル」の真の最終回。
くぅ~! TTFCで「ベイル」を全話見てたら、今回もっとエモかったんだろうなぁぁぁー!!
両親を殺し、自身の人生をメチャクチャにして、今また自身の子供たちまで傷つけようとしている悪魔ベイルを、戦いの果てに許す決断をしたパパさん。白波純平としての呪われた過去を振り切って、五十嵐元太として生きる姿、カッコよかった。
そんなパパさんが変身した新たなる仮面ライダー、仮面ライダーデストリーム。
かつて変身していた仮面ライダーベイルがカブトムシの力を持ったライダーだったのに対し、その正統進化系っぽいヘラクレスオオカブトの力を持つライダーになる点が素晴らしい。
ヘラクレスオオカブトがモチーフのライダーは、過去にブレイドだったりヘラクスだったりが存在しますが、それらとはまた違って、胸のど真ん中からヘラクレスオオカブトの角が生えているデザインも見事。
スーツは、大半の部分が「仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ」に登場した仮面ライダーセンチュリーのリペイントで、頭と胸周りの甲冑だけ新規の造形。
センチュリーもデストリームもジョージの製作なので、スーツの都合とはいえデザインに共通性があるのはとても自然。劇中での登場順的には逆ですが、このデストリームを作り出したことで50年後のセンチュリーに繋がっていくのかと思うとちょっと感動しますな。
(いや、むしろビヨジェネでセンチュリーを先に見ていたからこそデストリームが出来たのだと考えると、卵が先かニワトリが先かみたいな話になるか…?)
デストリームはデモンズ系列のライダーということでなのか、ゲノミクスも使用。
コモドドラゴンゲノミクスは、「ジオウ」のアナザー龍騎の改造。
クロコダイルゲノミクスは、モグラゲノミクスの改造。
コングゲノミクスは、バイスのコングゲノムの両腕ほぼそのまんま。
コモドドラゴンだけ出自が異なるせいで、明らかに他とデザインが浮いているのはご愛敬(笑)
あり合わせでなんとか頑張っている感はありますが、ありものを駆使して視聴者を楽しませようとする制作陣の心意気が美しい。
クリムゾンベイル
一方のベイルもついに、クリムゾンベイルに変身!
息子コンビはリバイが赤系、バイスが青系なのに対し、パパさんコンビはデストリームが青系、クリムゾンベイルが赤系と正反対になっているのが素敵。
公式サイトでライダーの項目に入ってるし、見た目もジャックリバイスの改造なんだけど、名前には何故か“仮面ライダー”が含まれないという謎の存在のクリムゾンベイル。
悪魔の力を使っていない仮面ライダーデモンズトルーパーには“仮面ライダー”がついているし、ベイルと同じく悪魔が単体で変身している仮面ライダーバイスも“仮面ライダー”なのに、クリムゾンベイルはなぜ“仮面ライダー”がつかないのか…
ベルトで変身しているかどうかがライダーの基準?
これはまた、ライダーオタ界隈で後年物議を醸しだしそうだぜ…(笑)
スーツはおそらくジャックリバイスの改造。主役ライダーの1フォームが、放送期間中に別のライダーに改造されて本編中で敵として出てくるって平成以降のライダーの歴史でも結構珍しい(たぶん)
変身にベルトを使わないライダーも久しぶり。パラドクス以来?
年々、配信媒体が増えて登場ライダー数も登場フォーム数も増えてきているので、これからもこういう造形物のやりくりはどんどん増えるんでしょうなぁ。
リバイとバイスの初期10フォームも、近い内に別の仮面ライダーに改造されていくかもしれません(笑)
高橋健介さん
若き日の狩崎パパ役で「ベイル」にも出演している高橋健介さんが、TV本編にも出演。
声は藤真秀さんのままでしたが(笑)
ドンブラのスタッフだったら、絶対高橋さんのこともウルトラマンイジりしてたと思うんですけど、本作のスタッフは冷静なので特に何もされませんでした(?)
次回、赤石劇場再び
次回は赤石劇場再び!
いやー、もうこの顔見ると安心するようになってきた(笑)