第18話「バディの軌跡、炎と氷の奇跡」
感想
相棒って言うな!
「相棒!」って言われると、「相棒って言うな!」と返したくなる東映特撮ファンの方、きっと多いんじゃないでしょうか?
そんなわけで今回は、一輝がバイスを相棒と認めて絆を深め、ボルケーノバイスタンプを完全に使いこなす回。
相反する力を合わせることで真価を発揮する新フォームの力を使いこなす秘訣は、バディ2人がさらに仲良くなることだった…というのはベタながら上手い構成。
危険な悪魔なので滅多なことではバイスを実体化させてこなかった一輝が、あえて自分が傷だらけの今バイスを実体化させるというのが、2人の信頼の証となるのは上手い。
まぁ、なんだかんだでバイスってずっといい奴で、第1話以外そんなに危険なそぶりも見せてこなかったので、それで相棒になるのに4ヵ月かかるのはバイス信用しなさすぎじゃないかって思ったりもするわけですが(笑)
バトルシーンでは、ついに本領を発揮したボルケーノレックスゲノムとバイス・バリッドレックスゲノムが大活躍。
信じられないことに、なんとガチで右足と左腕を炎上させられるリバイ。
昨年のセイバーにも、実際に火をつけられる火炎剣烈火のプロップなんかがありましたが、今年はついに主役ライダーの体の一部も燃やすことに。
凄いことやってるんだから、てっきり東映の公式サイトで撮影秘話とか載せてるんだろうなと思っていたら、何もなくて笑ってしまいました。
安全対策にはもちろん最大限気を使ってるんでしょうが、年を追うごとに火の扱いが上手くなっていく東映さん、来年の新ライダーではいったいライダーのどこに火をつけるのでしょうか?
ウルフ・デッドマン ライオット
そんな全力全開のボルケーノレックスゲノムの相手となったのは、暴走形態であるウルフ・デッドマン ライオット。フェーズ4なのかな?と思っていましたが、違いました。
パワーアップしてみても、カブトムシ風の角のせいでやっぱり狼の怪人というよりはカブトムシの怪人に見えてしまうウルフ・デッドマン。
これからはこのライオットで活躍していくのかなと思っていたら、どうやら東映公式サイトによればフリオは人間に戻されてしまった様子。ライオットはこれで見納め?
人間に戻ってしまったフリオこと玉置豪は、これからアギレラ様と一緒にどうするつもりなのか、要注目です。バイスタンプはまだ持ったままでしょうし、再契約とか出来るのかな?
そして、ウルフ・デッドマン ライオットの誕生の原因になったオルテカのクズ悪役ムーブが非常に気持ちよかったので、彼にはこれからもさんざんクズ悪役ムーブをかました挙句に、無惨に倒されてほしいところです(笑)
次回、ヒロミの同期は戦隊とウルトラマン!
次回はヒロミ回。
ヒロミの同期として、パトレン3号の奥山かずささんとウルトラマンビクトリーの宇治清高さんが久々に東映特撮に登場。仮面ライダーの同期が戦隊ヒロインとウルトラマンというのは、どう考えても熱すぎるキャスティング。
前々から死ぬ死ぬ言われているヒロミなので、もしも今後ヒロミが死んで宇治さんの新キャラが2代目デモンズになったりしたら面白いと思うんですが、はたしてどうなるやら…