今回から、列伝ではガイアの最終決戦を3回に渡って放送します!
…ただ、本当はガイアの最終決戦って5話もある連続ものなので、3回に省略されると、初見の視聴者は何のこっちゃ?って思うシーンも多々ありますよね。
既にエリアルベースは落ちてるし、ファイターSTは落ちててGTしか残ってないし、そもそもSTとかGTって何だよって話だし(笑)
最終決戦が5話もある連続性の強いストーリーってのが、改めてガイアの凄いところですね。
今回は49話「天使降臨」から。
エリアルベースが落ちてるので、地上のジオベースで暫定的に活動するXIGの皆さん。
秘密基地感が皆無だけど、おかげで後のOVでも、エリアルベースコマンドルームのセットがないのを「新しいエリアルベースは建設中」という言い訳で乗り切れたのだから、ケガの功名というやつかな?(笑)
「なぜ俺たちを兵器として、戦力として扱わないんですか
俺と我夢の力を含め、作戦を立てるべきです」
「それは出来ん」
「俺たちに頼れば、XIGの能力が疑われるからですか」
「やめろ藤宮!」
「君たちは兵器ではない
…共に戦う仲間だ」
藤宮の考えも至極当然というか、正体がバレてて意志の疎通も出来るウルトラマンが2人もいるんだから、たしかにその2人を戦力として扱うのは当然とも言える。
というか、コマンダーも決して、ウルトラマンの能力を抜きで作戦を考えていないわけではないはず。
でも決して、ウルトラマンありきで2人の存在を捉えてはいない。
あくまで2人とも、同じ人間で、共に人類の平和を守る“仲間”なんだ。
きっと藤宮も嬉しかったと思うんだよね。
コマンダーにそう言ってもらえてさ。
…今こう書きながらちょっとガチで泣いてます(笑)
リーダー機のXIGファイターSTと一緒に1チーム分が製作されて、各ファイターチームのリーダーが搭乗。
STにはファルコンの米田リーダーが乗ってたんだけど、ゼブブ戦で落とされちゃったから、もう劇中には出てこない(笑)
後日談のOVではまた出てくるんだけどね。
「俺はアグルの力が戻ってから、ずっと考えてきた
なぜ俺たちは2人なんだ? いや、幸い2人いると言った方が適切だな
どちらかがいなくなっても、もう1人いる」
アグルの力を失っていた時もそうだけど、破滅的な思考にいたることが多い藤宮。
でもね。ウルトラマンが2人いるのは、2人が共に力を合わせて、地球を守るためなんだよ。
まぁ、元々仲は良かったけど、急に男女の仲的な雰囲気が出た気がする。
超8兄弟でも、引退してたのにヒロインに担ぎ出されてたし(笑)
当時、なぜ「魚人」なんてものが登場するのか意味が分からなかったけど、今も意味は分からない(笑)
スーツは、ダイナに搭乗したディゴンの改造。
顔そのまんまだから、なんか変な感じが当時もしたものだ(苦笑)
レギュラーのオペレーター2人に加えて、準レギュラーで非常勤のオペレーターまでいるのが、ガイアの斬新なところ。
結構大変な業務を24時間体制で続けなきゃいけないのに、交代要員がいないのって変だもんね。
まぁ他の作品も描写はしてないだけで、一般隊員がある程度は交代要員になってることもあるんだろうけど。
「みんなの絶望を煽るような中継に、いったい何の意味があるんだよ!」
「家に帰ったら、テレビをつけるんだ。そこにはきっとウルトラマンが映ってるはずだ」
テレビ局のクルーをレギュラーキャラにしたことが、終盤一気に意味を持ってくるんだよね!
この間東映YouTubeで配信が始まった宇宙刑事シャイダーで主役を務める、円谷浩さんの活躍が光ります。
「お前がいなければ、俺はここにいることはなかった」
「えっ…?」
「悪い意味じゃない。俺は今、お前とここにいることを誇りに思っている
感謝している。我夢」
「僕だってそうさ。…行こう!」
やはりこの地球には、2人のウルトラマンが必要さ。
決して、どちらかが犠牲になって平和を守るために存在するわけではないのだ。
いつ見ても、このドビシがいっぱいついてるスーツはキモい(笑)
2人のウルトラマンの姿が中継され、人々に希望がもたらされるのと同時に、流れる「ウルトラマンガイア!」。
これは燃えないわけにはいきません。
ポーズが似てるのでなんとなく合わせたいのは分かるけど、クァンタムストリームとアグルストリームだと、威力全然違うと思うんだよね(苦笑)
無数に現れるカイザードビシの猛攻の前に、窮地に立たされるガイアとアグル。
というところで、つづく!
…まぁ、知ってるんだけどね!(笑)
3部作中ずっと、予告BGMが「ウルトラマンガイア!」だから超燃える。
コメント
「ウルトラマンガイア」は…というか平成ウルトラ3部作をリアルタイムで見ていない自分には、当時の気持ちになって改めて感動する事はできませんが、ビデオで一気見した時に同じように燃えまくったのを覚えていますね!確かにゼブブ戦とかも今回見たかったですけど。
ドビシの大群が空を埋め尽くす光景は、いつ見てもその絶望感がハンパないですね…。後のウルトラマンでも終盤の地球的規模の危機は何度か描かれましたが、視覚的にはひとつの頂点だと思います。特撮も金をかけていますしね。
我夢と藤宮が本当に格好いいですね!ここに至るまでにいろいろなドラマがこの2人にはありましたが、その全てがここに集結してくる構成は本当に見事でした!我夢にハンバーガーを投げて渡したり、我夢と敦子の為に気を利かせてその場から離れたりする藤宮の優しさが心に染みます…。
次回は絶望が頂点に達しますが、それを乗り越えてからの感動が楽しみです!
>当時、なぜ「魚人」なんてものが登場するのか意味が分からなかったけど、今も意味は分からない(笑)
脚本を務めた小中千昭さんが、自分が手がけた作品は何でもクトゥルー神話に取り込んでしまう病気だから以外の理由は特にないと思いますw
ガイアはまだ魚人程度で自重していますが、ティガなんかラスボスがまんまクトゥルーの邪神ですからね。
ガイア最終章懐かしいなぁ
ギンガSの放送が決まりましたね
坂本浩一監督だそうなので期待してます
藤宮は「一人が犠牲になってももうひとりいれば大丈夫」って言ってるけど
「犠牲になる一人」って間違いなく自分のことですよね。