第20話「メビウスとメイツ星人 怪獣使いの遺産」
今回は、メビウス37話「怪獣使いの遺産」の放送。
この話、放送された当時は評判があまりよろしくなかったんですよねぇ。
名作エピソード「怪獣使いと少年」の続編であることや、脚本を書いたのが小説家の朱川湊人さんであることもあり、いろいろ不完全燃焼だった感もある話です。
私は、そんな嫌いじゃないですけどね。
次回からついに…ですからね。
「宇宙人だと、どうして怖いの?」
幼いゆえに、“人は己と異なるものを嫌悪する”ことが分からなかった少女。
少女は、己と異なるものを嫌悪しない人間に成長したが、彼女の母のように、無意識に嫌悪してしまう人間もいる。
どちらが悪いというわけではないが、出来ることなら、少女のような人間になりたいものである。
難しいけどね…
「リュウさん、今テレパシーが!」
ウルトラマンとしての能力を、隠さずに言うミライ。
正体バレ後のエピソードだからですな。
当時のメイツ星人の着ぐるみも気持ち悪いことは気持ち悪かったが、目が三日月型で情けない顔だったので、どこか愛嬌があった。
ビオの顔は、目が見開いているので、完全にただの気持ち悪い宇宙人(笑)
「我々にとっては、君も地球人の武器なんだよ」
ミライ=メビウスを地球人の武器と言い張るビオ。
敵対する側から見れば、そういうものなのかもしれないね。
単に、ミライを牽制するために言っただけなのかもしれないが。
地球に気象観測のためにやってきたのに、大気汚染が予想値を遥かに超えていたために、病に侵されたかつてのメイツ星人。
正直これは…
「予想甘すぎだろ」
と思ってしまったのは否めない…
隣の県に行くんじゃなし、別の星なんて環境のよく分からないところに行くんだから、それ相応の準備していかないとなぁ。
殺されてしまったのはもちろん悲劇だが、それとこれとは話が違うもんね。
「30数年前の出来事は、二度と起こってはならない悲劇です
無知と恐れの生み出した、不幸な事件と言えるでしょう…
我々は、自らの過ちを知り、改めなければなりません
ですが、今危機に晒されている人々を守ることが、
GUYSの使命であることにも変わりありません!」
トリヤマ補佐官の言うように、“まったくその通り”な隊長のお言葉。
さすが、GUYSジャパン総監の言うことは違います(笑)
なぜ、赤色にしなかったんだろう?
姿は、地球人に擬態したくせに(笑)
まぁ、ここで緑の血を流しておかないと「宇宙人でもケガをしたら痛いよ!」に繋がらないからなんだろうけど、それなら、回想シーンでメイツ星人の血の色が変わるシーンは描写すべきではなかった(苦笑)
ゾフィーファイヤーヘッドならぬ、ファイヤージャミラが!www
こんな未公開映像も入った、ウルトラマンブルーレイBOXIIIは、2014年1月29日、発売!!
全然知らなかったんだけど、ブーブって合体ロボになってたのねwww
ちょっとかっこいいと思ってしまった。
ウルトラは今露出が少ないので、こうでもしないとプレバンの商品なんか売れないんでしょうな。
なぜビオは、自分の父の死の遠因ともなったムルチをわざわざ選んだんでしょうね?(苦笑)
この出会いがなかったら、ビオは地球人を憎んだまんまだったんだから、本当に奇跡の出会いと言えますね。
メイツ星人の残した遺産が、花咲く日が訪れるのは、いつの日かな…
「メイツ星人ビオの父親は願っていた
生まれた星や見た目の違いに関係なく、
手を取り合って仲良く出来る未来を
もしそれが実現したら、我々ウルトラマンも
戦わずに済む日が来るのかもしれないな」
「そうだな。俺も願うよ
いつの日か、本当に皆が仲良く出来る未来を」
「そうか… ありがとうヒカル」
ウルトラマンたちが戦わなくていい未来。いつか来るといいね。
ちなみに「怪獣使いの遺産」は、脚本の朱川湊人さんによる小説版があるので、テレビ版が気にいらない方はそっちを読んでみると良いかもしれません。
話の設定がガラッと変わっていますので、受ける印象がだいぶ違うと思います。
テレビ版では、ビオが本当にメイツ星の総意で地球に派遣されたのかが不明ですが、小説版だと独断で来たことになっていたりしますから。
興味があれば「ウルトラマンメビウス・アンデレスホリゾント」、ご一読を!
そして次回はついに!
待ってました!ウルトラマンギンガの後半戦がスタート!
やっぱり、ギンガの次回予告BGMは燃える!
来週が楽しみ!!
コメント
この回は、あの「怪獣使いと少年」の続編として見た場合、どうしても2つ、個人的に引っかかる所があります。まず、あれだけ散々な目に遭っていた少年が、メイツ星人を失った後、「笑顔」で穴を掘って、メイツ星人と「握手」をする為にメイツ星に行きたいという前向きな理由を抱けているとはとても思えない点。そしてもう一つは、事態を悪化させた張本人であるリュウがミライにかつての伊吹隊長の台詞を出して戦いに赴かせるのは違う気がするという点です。というかこの回のリュウはどこかおかしい!より直情的で軽率!
続編としてはあまり賛成できる展開ではないんですが、単体の話としてみれば好きですね。雨の中のメビウスとゾアムルチの戦いとBGMも好きです。ムルチにはやはり雨が似合いますね!
「日本人は美しい花を作る手を持ちながら、いったんその手に刃を握ると、どんなに残忍極まりなないことをすることか」…かつての伊吹隊長の台詞ですが、武器を持つと、どんなに優しい心を持つ者でも思いがけず力を奮ってしまう…今回のように、武器を捨て、話し合うことが大切なのかもしれませんね。というか、元から武器など不要なのかもしれません。
色々考えさせられました…。気持ちを切り替えて、次回からのギンガ後半戦を楽しみに待ちます!
そういえば、ウルトラ繋がりで一つ余談を。
「相棒Season12」の次回予告にて、ウルトラマンタロウ=東光太郎こと篠田三郎氏が映っていました!次回のゲスト主演のようです!タロウ本人はギンガで活躍し、光太郎は相棒で活躍ということで、ある意味タロウ祭りかと(笑)。
これで初代~80までのウルトラ兄弟の中で、エースの高峰圭二氏以外は全員が相棒にゲスト出演済みになる訳ですね…。
連投失礼しました。
シュンさん>
やはり、30分にまとめるには難しい内容の作品だったのかもしれませんね。
かといって、前後編にするほど重要な回でもないし。