第50話「大切なものは」
いよいよ物語も大詰め。
今回は本編最終回の1つ前!
「俺はお前を止める… そして、コヨミも絶対に救う!!」
ドラゴタイマーで分身しコヨミを助けようとするも、笛木もデュープの魔法で分身して対抗。
デュープは、ウィザードにおけるコピーのことですが、コピーと違いそれぞれが別々の動きを出来るとは、さすが白い魔法使いです。
Dupeという単語には、ネトゲ等で不正にアイテムを増殖させるという意味もあるそうで、笛木が使う魔法にはピッタリのネーミングかなと(笑)
サバトが失敗したことで、譲くんや山本さんも洗脳が解けました。
山本さんは、コヨミを助けることには懐疑的な様子。
コヨミのせいで無理やり魔法使いにさせられ、東京中の人も殺されかけたのですから、山本さんの心境になるのが普通なのでしょうね。
でも、今まで共に歩んできた仲間を見捨てることは、出来るわけはありませんよね。
特に晴人は。
「もう、余計なことには巻き込まないでくれ」
「なりたくてなったわけじゃないけど、攻介兄ちゃんの代わりに僕が魔法使いとして、皆を守るっていう手も」
「私も、白い魔法使いの道具でしかなかったんだって…」
魔法使いたちの思いは三者三様。
関わりたくない山本。
仁藤の代わりに戦おうとする譲。
魔法使いである気力を失う真由。
「誰かを犠牲にしてまであたしは生きたいとは思わない!」
「それはお前の気持ちだ! 失われた暦の心は、その体に戻りたがっている」
「違う!
あなたが話したことが本当なら、ここにあったのはきっと、優しい心のはず
だからこんなこと絶対に喜ばない!」
(私のために無理はしないでね…)
「暦…」
「だからもう止めて… 私は… 暦はもう… 死んでるの」
暦の心は、そこにはない。
でもきっと、コヨミも、暦も、その思いは同じなのだ…
強襲するグレムリン。
コヨミを守るため、変身する笛木。
その思いは狂信的ながら、娘を助けようとする姿には、やはり共感を感じてしまいます。
全身を映した変身だと、変身前後で体格が違いすぎるので、違和感を減らすために白い魔法使いがかなり大股開きになって身長を下げてますね(笑)
感動的な話でも、こういうツッコミは忘れません。
「ファントムごときが私に勝てると思うな」
「そのファントムを生み出したのはあなたでしょ!
お・父・さ・ん」
さすがソラ。人を挑発するにかけては天賦の才があります。
笛木の逆鱗に触れたグレムリンは、ハーメルケインで串刺しに((((;゚Д゚))))
しかし、全ては…
思い出の湖で、ついに再会を果たした晴人とコヨミ。
「晴人の指輪よ。他の誰でもない、晴人だけの魔法…
私が消えて、賢者の石が残ったら、絶対に誰にも渡さないで!
この石がある限り、きっと悪いことが起こる! だからお願い!」
「コヨミ…」
「このまま静かに眠らせて… それが私の、希望…」
晴人にインフィニティーの指輪を渡し、これ以上の悲劇が起こらないことを願って、自ら消えてゆこうとするコヨミ。
くぅ…(。´Д⊂)
「コヨミが取り戻してくれた、俺の力だ…!」
晴人自身が生み出したこの力で、今、コヨミのために!
ウィザードと白い魔法使いの戦闘シーンは、圧巻でしたね。
ウィザードはともかく、白い魔法使いって視界狭いはずなのに。
お互いにパンチが使えないから、肘打ちしたり、キックを捌いたり、パンチが使えないなりにアクションを組み立てていたのがお見事。
ぶつかり合うキックストライク!
キック技を常用としない最強フォームが、ここぞって時にキックを使うのが燃えますよね。
ブラスターのクリムゾンスマッシュとか、コンプリートのディメンションキックとか、ダブルエクストリームとか。
死力の限りを尽くし、ぶつかり合い、思いをぶつけ合った晴人と笛木。
その戦いに割って入ったのは、誰あろうグレムリンであった。
「かなり、命懸け… だったけど、この剣さえあれば、賢者の石が取り出せる。そうでしょ!」
全ては、ソラの命懸けの策略であった。
賢者の石を取り出すのに必要なハーメルケインを手に入れるため、わざと笛木を挑発して攻撃を食らった上で、ハーメルケインを捕縛したのだった。
まさに命懸け。でも全ては、自らの願い=人間になることを叶えるために。
娘を甦らせるために行動してきた笛木は、自らが利用してきた存在によって、その命を断たれた。
笛木のしてきたことは決して許せることではないが、娘に対する愛だけは本物だった。
人としては間違っていたが、父親としては…
そして、父を奪った凶刃は、その娘をも襲った。
取り出される賢者の石。
「いいのよ… これで」
「ダメだよこんなの! こんなの…」
「晴人だって分かってるはず。私は本当は死んでる。一度失った命は取り戻せない
ううん。取り戻しちゃいけないの!」
「でも… だけど俺は…」
「私は幸せだった… 晴人が、輪島のおじさんが、凛子が、瞬平が、仁藤さんが、
みんなが私を受け入れてくれて…」
「まだこれからだ… これからも、俺たちと一緒に…」
「ありがとう… 晴人…」
「待って… 待ってくれコヨミ!」
「賢者の石をお願い…
晴人が… 最後の… 希望…」
晴人に願いを託し、消えていったコヨミ。
晴人よ。君はこんなところで立ち止まっていてはいけない。
「賢者の石による悲劇を食い止める」消えていったコヨミが最後に願った思いを成し遂げるまで、君は走り続けるのだ。
立ち上がれ。
君は、最後の希望だ。
「希望を叶えるのは、僕だ!」
「お前から賢者の石を取り返し、コヨミを救う…!」
「行って晴人くん! コヨミちゃんのために」
「俺の最後の希望だ!」
(晴人・・・)
「フィナーレだ!」
次回! 仮面ライダーウィザード最終回!
「最後の希望」
見逃すな!!
※最終回後に、特別編があります
コメント
笛木が遂に倒れましたね…。池田成志氏、お疲れ様でした。その狂気の表現が素晴らしかったですね。
思えば、笛木の純粋で狂気の願いはあらゆる「イレギュラー」によって潰えたんですね。仁藤=ビースト、晴人=インフィニティー…そしてソラ=グレムリン。笛木の計画にとって最初はとるにたらないイレギュラーであるはずが、最終的にそれに足下を掬われるとは…皮肉なものです。ある意味で笛木に相応しい最期だったかと。
コヨミは救われるのか…自分はこのまま蘇ることなく、賢者の石だけが残るような結末でもいいと思っていますが果たして…?ここのところ晴人が報われてない気がするので、少しは救いがあってほしいですね。
毎回このブログ見て思ったのですがマサキさん(49話のコメの返信を受けて マサキさんと呼ぼうと思います)いろいろと言葉選び上手ですねw
まずは一言 笛木奏を演じた池田成志氏 お疲れ様でした
笛木の娘を愛する気持ちは立派でした やり方は・・・まぁ・・・やりすぎでしたが・・・
マサキさん ウィザード最終回のあとの特番のことは知ってたんですね
ウィザードに加え平成の歴代14人のライダー 本編スタート前にガイム
(漢字わからない)の活躍が見れる豪華仕様
特番も楽しみですがウィザード最終回も楽しみ・・・といいたいんですが
ウィザード最終回と体育際が同日にあるということに(泣)
うわぁーーー絶望だぁーww
連投失礼します。
ウィザードとはあまり関係ないですが、ミサ/真由役を演じられた中山絵梨奈氏が、全世界向けの五輪招致VTRに出演していた事がちょっと話題になってるみたいてすね。全世界に放送されたみたいですし。自分は見れませんでしたが…。
中山氏、いきなり世界の顔になりましたね…(笑)
こちらも連投失礼します
笛木が死んでしまい結局あかされることなかった
「これで1人完成した」 「面倒なことになったな」の発言の意味
自分なりにはこう解釈しています
これで1人完成した とは 多分2回目のサバト(49話)で人柱になる魔法使いの暦にささげる魔力が暦を復活させる分の魔力に達したということだと解釈しました
面倒なことになった とは 多分50話でコヨミがいったとおり
晴人だけの魔法=笛木が伝授した魔法ではないので笛木にとってやっかいなんじゃないかなとこう思いました
あとコヨミ 仁藤のこと 仁藤さんって呼ぶんですね
あまり話したことないのでコヨミが仁藤をさん付けで呼ぶのは以外でしたww
仁藤は変身できなくなってもカッコイイなぁ
まぁ山本さんの意見はごもっともですよね
所帯持ちですし
キックストライク同士のぶつかり合い熱かったです
グレムリンは最後の最後まで外道ですね
よくあのハーメルケインぶっ刺さった状態で生きてましたね
コヨミが生き返るのはいいですが賢者の石を使ってだと本末転倒ですよねぇ
最終回、どうなるのか気になります
その後の特別編も
最後に倒すのがソラ(グレムリン)というのは「えっ?」と思う反面、「そうきたか」とも思いました。インフィニティドラゴンは劇場版限定ですかね?せっかくなら、フィナーレで見てみたいですが。コヨミはフィリップや歌星賢吾みたいな蘇りパターンにはならないっぽいですが、どんな結末を迎えますやら(仮に消滅するなら、「MOVIE大戦」でどんな復活を遂げるのか?)。
シュンさん>
もう最終回終わっちゃったのでアレですが、私はコヨミは復活しないと予想してましたので、まさに望み通りの結末になりました。
死んだ者は還らない。
でも、心を救うことは出来る。
フィクション作品では、繰り返し語られるテーマですね。
オリンピックの映像は、見てませんので何とも言えませんが、中山さんが大きく羽ばたいてくれることは、我々も嬉しいですね(^^)
ミスドさん>
>いろいろと言葉選び上手ですね
そう言っていただけると嬉しいです。語彙の乏しさに、定評がありますので(苦笑)
ミスドさんの解釈、なるほどです。
私は私なりの解釈をしていますが、はたしてそれを書く日は来るのか来ないのか(苦笑)
デルピッポさん>
山本さんには、一番共感してしまいます。
やはり、自分に一番近しい家族は、なんとしても守りたいと思うものですよね。
特別編、楽しみですね。
あっしーさん>
放送途中から、ワイズマンはラスボスにはならないだろうなとは思っていたので、ソラはまぁ妥当な線かなと思っていました。
さらなる第三者がラスボスという線もあるので、断定はしてませんでしたが。
コヨミは、もう復活することはないでしょうね。
MOVIE大戦に出たとしても、きっと、精神世界で晴人を励ます役とか、そんなところでしょう。