第142話 「ゼットン襲来!さらばウルトラマン」
新ウルトラマン列伝はまだまだ続きますが、一旦この回を持ちまして放送枠を移動。
次回は4月2日、毎週土曜9時スタートに変わります。
この枠の最後の放送ということで、今回は初代ウルトラマンの最終回を放送です。
初出がスーツ姿だったので、以降の作品では必ず服を着ています。
この、「風船が割れると中から怪獣が現れる」って演出、思いついた人凄いセンスだよなぁ…
キャッチリングを弾き飛ばし、短距離テレポートで変幻自在に動き回り、単純なパワーでもウルトラマンを上回るゼットン。
そして、スペシウム光線を吸収・無力化し、あまつさえウルトラマンを倒してしまうその力。
後年、なんだかんだで別個体が倒されることは増えましたが、やはりいつ見ても、初登場時のこの強さは別格だ。
そんなゼットンも、岩本博士の作っていた新兵器、ペンシル爆弾によってあっさり倒されてしまった。
ペンシル爆弾を量産しておけば、以降の地球防衛も鉄壁だったのではないだろうか(苦笑)
この頃はまだ宇宙警備隊の隊長ではなく、ウルトラマンを助けた功績により隊長に昇格したらしい。
実際、ゾフィーが命を2つ持ってきていなければウルトラマンはここで死んでいたわけで、素晴らしい功績と言えるだろう。
しかし、そもそも命を持ち運べるように固形化したのはウルトラマンヒカリの功績であるわけで、隊長になるべきはヒカリの方だったのではないだろうか?(笑)
「ハヤタ隊員は、自分がウルトラマンであった日々の記憶を失ってしまったのだ」
映像作品でこうして“ハヤタが記憶を失った”ことに言及するのって珍しい気がする。
「ハヤタがウルトラマンと一体化していた時の記憶を失った」のか、「一体化していた間はハヤタではなくウルトラマンの意志だった」のか、どちらの解釈も出来る描写だっただけに、記憶を失ったと明言されたのは、貴重な気がします。
コメント
やっぱりいつ見ても素晴らしい最終回ですよね。ラストでムラマツ隊長が言った「地球の平和は我々人間の手で守り抜いていこう」の言葉通り、ウルトラマンが完敗したゼットンという強敵に、科学特捜隊は勝利しました。そして、万感の思いを込めて、ウルトラマンを見送りました。30分という時間を使って、ウルトラマンから人間達が巣立っていくのを見事に描いたこの最終回は今後も輝き続けていくことでしょう。自分も少し泣きそうになりました…。
次回から土曜の朝の放送ですか。今週は列伝が2回もあるんですね。楽しみです!