仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットルを観に行ってきました!
なんだか、映画の感想を書くのも久しぶりだな(苦笑)
今までの感想記事はなんとなく冗長だったので、少しスッキリとした感じで書いてみたいと思います。
未見の方にはネタバレですので、以下スルーでお願いします。
仮面ライダー鎧武 進撃のラストステージ
冒頭で紘汰がメガヘクスに倒された後は、呉島兄弟がほぼ主役級の扱いで活躍するので、今回の映画ほぼ、
仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&斬月&龍玄 feat.鎧武
という状態でした(笑)
その分、呉島兄弟の活躍で紘汰が復活した時は、最高の盛り上がり方でしたけどね!
貴虎兄さんがメイン級ということもあってか、斬月を演じる渡辺淳さんが顔出しで貴虎の部下としてデカデカと登場しており、ファンとしては初っ端からニヤニヤもの(笑)
メガヘクスの声は、三木眞一郎さん。
ドラゴンフルーツエナジーの音声収録が必須だから、それに兼ねてのキャスティングだったのだろうか(笑)
鎧武パートは最終回後のストーリーということもあり、ライダーが復活していく過程が上手く考えられていたなという印象。
メガヘクスがデータから生み出した黒影トルーパーを倒して光実がゲットした戦極ドライバーと、舞がかろうじて残せたメロンロックシードで貴虎が斬月として復活。
同じく、メガヘクスが凌馬を復活させ、デューク・ドラゴンフルーツエナジーアームズが誕生。
倒した凌馬からゲネシスドライバーを引き継ぎ、光実から返してもらったメロンエナジーで貴虎が斬月・真として復活…など。
斬月・真の復活シーンは、凌馬の散り際のセリフや、貴虎のマスクオフ変身などで盛り上がることこの上なし!
ただ、最終回後のストーリーということもあって、それぞれのアイテムの出自を思い出すのが大変で、
「光実は、ブドウだけじゃなくキウイも持ったままだったな」とか、「光実はゲネシスドライバーをキルプロセスされただけだから、メロンエナジーは持ったままだったんだな」とか、
とにかく脳内で辻褄を合わせるのが大変だった(苦笑)
あと、本当なら黒影トルーパーから得た戦極ドライバーや、デュークのゲネシスドライバーで斬月や斬月・真には変身出来ないはずなのだけど、そこはそれ。気にするな(笑)
極、龍玄、斬月・真のトリプルライダーキックなど、本編では見ることの出来なかった、最終回後ゆえの燃えシーンなどもあり、鎧武ファンだけでなくライダーファンにも見逃せないポイント。
冒頭で倒された紘汰も「極ロックシードにバックアップを保存してあり、光実、貴虎、舞たちの想いで復活する」という、主役ライダーとしても破格のチート能力を見せるあたりも見逃せない(笑)
ザック、城乃内、凰蓮、阪東さんも登場するが、前述の3人はライダーとしては復活しない。
光実が倒した黒影トルーパーは2体だったのに、ドライバーを一つしか回収しなかったせいだ(笑)
その分、ラストで涙腺を緩ませるために登場する。
メガヘクスを3ライダーが倒したものの、それは端末に過ぎず、大量のメガヘクスが現れたところでドライブパートに以降。
仮面ライダードライブ ルパンからの挑戦状
ドライブパートは、「仮面ライダー」の名を奪われ、ベルトさんも失った進ノ介が、改めて「仮面ライダー」という名前の意味を見つめ直す…といった内容。
相変わらず「仮面ライダー」という名前を丁寧に扱ってくれる三条脚本は素晴らしい。
ドライブを倒す=仮面ライダーの名前を進ノ介から奪い、仮面ライダーとなった怪盗アルティメット・ルパンことゾルーク東条を演じるのは、お笑いコンビ・ピースの綾部祐二さん。
ルパン自体に尖ったキャラづけがされているためか、はたまたコントで演技に慣れているせいか、演技にはそれほど違和感はなかった。
ルパンガンナー等のアイテムの出自も全て「盗んだ(=ルパンだから)」で済ませてあって、ルパンって便利だなとか、この設定、新アイテム出す時に今後も使いやすそうだなと思ったり(笑)
ルパンが特状課の誰かと入れ替わっている…というミステリー要素は、序盤から霧子が微妙な違和感を常に発しているので、普通に見ていれば誰でも気付くようなレベル。
そもそも、ルパンは終始ドライブや特状課を圧倒しているので、なぜ霧子と入れ替わって特状課に潜入する必要があったのかは、よく分からない(苦笑)
「たとえ動かなくても、このベルトを巻いている限り、自分は仮面ライダーなんだ」と進ノ介が決意を新たにし、ベルトさんもまた、そんな進ノ介を「何度止まっても再び走り出す、そんな胸のエンジン=心こそが進ノ介を仮面ライダーに選んだ理由」だと語り、この辺から涙腺が崩壊する(苦笑)
やはり「仮面ライダー」の名前が丁寧に扱われていると燃えるものがあるし、進ノ介とベルトさんのバディ感は胸を熱くさせる。
捕らわれのヒロイン状態だった霧子も、最後にはトライドロンに乗って必殺技スピードロップに参加していて、ただの捕らわれのヒロインでは終わらないのも良かった。
…ただ、スピードロップ中のトライドロンはずっと同じ軌道を走るのに、途中でハンドル切っちゃダメでしょ(苦笑)
MOVIE大戦の恒例である2号ライダーの登場は今作も健在で、仮面ライダーマッハがテレビに先駆けて登場。
敵と戦ったりはしなかったが、壊れたベルトさんの前に意味深に現れたり、去っていくチェイサーを見送っていたり、とにかく意味深な登場だった。
ルパンは見事倒したものの、その体であったサイバロイドボディZZZをメガヘクスが吸収して、さらなるピンチに…!というところで、ついにMOVIE大戦パートへ。
MOVIE大戦 フルスロットル
今作が初対面の鎧武とドライブ。
ここまで、神様然として高尚な振る舞いが多かった紘汰が、進ノ介と出会った途端、以前のお調子者キャラに戻ってしまって違和感を感じたけど、まぁ神様キャラは気合入れて演じてただけなのだと思い、納得することにした(笑)
現れたライダー軍団に対し、メガヘクスも戒斗を復活させて対抗しようとするが、相変わらず何者にも屈しない戒斗さんで安心した(笑)
「俺に勝って掴んだ未来だ。守ってみせろ」的なセリフ(うろ覚え)を発するのも、相変わらずだが成長した部分もあって、本当戒斗さんかっこいい。
お互いの力を交換した、鎧武ドライブアームズと、ドライブ・タイプフルーツ。
タイプフルーツはともかく、ドライブアームズは絶対、極の方が強いだろうとは言ってはいけない(笑)
ドライブアームズの高速移動能力を「すげー!」と言いながら使っていた紘汰さんだが、あんたジンバーチェリーで似たようなこと出来るやろ!とも言ってはいけない(笑)
タイプフルーツはこれといった活躍はなかったが←
2人揃って、“アーマーがつっかえてトライドロンに乗れない”という、とても地球最大のピンチとは思えないほどのギャグを見せてくれることも特筆に値するかな←
タイプフルーツの真価は、“トライドロンに宇宙航行能力を与えた”ことだろうけど、まぁ宇宙に行くこと自体は先輩ライダーも成し遂げているので、そこまで凄いことではない←
まぁ、“惑星そのもの”である敵を倒したのは、今のところ、ドライブと鎧武だけだろうけど(笑)
戦いが終わり、仲間に別れも告げずに紘汰と舞が去ろうとしたところで、仲間たちが駆けつけてくるシーンは、どう考えても涙腺直撃シーンで、鎧武見続けてきて良かったなと思えるラストだった。
ドライブの方はというと、ルパンはまだ死んでおらず、進ノ介に新たなライバルが誕生した…というような明るいラスト。
味方とは言わないまでも、今後もドライブの映画にルパン出てきたら面白くなるだろうなぁ。
というような感じで、鎧武は最終回後のストーリーということを生かした展開で、ドライブは単純に脚本の素晴らしさで、どちらも本当に素晴らしい内容でした。
ED終了後には、トッキュウジャーVSキョウリュウジャーの宣伝映像と、既にネットニュースでも話題になっている、スーパーヒーロー大戦GPの告知が。
仮面ライダー3号(V3ではない、別の3号)の愛車であるトライサイクロン(サイクロンの意匠を持つ四輪車)が断片的にだけど、見ることが出来る。
春映画、規模を縮小していくと思ってたのに、何年経ってもずっと“大戦”やってて、白倉さん頑張りすぎ!と思ってしまった(笑)
…白倉さんといえば、ドライブパートの方で警察高官役で出演してて、思わず笑ってしまいましたとさ(苦笑)
コメント
自分もこの前見に行きましたね。
MOVIE大戦シリーズは、自分は「MOVIE大戦MEGA MAX」が凄く好きなんですが、今回のも良かったですね!特に鎧武編はテレビシリーズを1年間見続けてきた身としては、所々涙が出そうになりながら見ていました…。鎧武と龍玄と斬月が並び立って戦うシーンは最高でしたね!紘汰と舞は地球を去り、戒斗は魂となりましたが、沢芽市には呉島兄弟がいる…仲間達がいる…だからもう大丈夫だと実感できたような気がしましたね。
ドライブ編は仮面ライダールパンが意外と格好良くて、大満足でしたね!ピースの綾部祐二氏もかなりハマり役で、個人的には違和感を感じませんでした。進ノ介とベルトさんの絆も一層深まったようで、テレビシリーズの今後が楽しみになりましたね。怪盗ルパンにはまた何らかの形で登場してほしいですね。いいライバルになれそうです。
トライドロン内での鎧武とドライブのやりとりは最高でしたね!神様になってどこか達観したような紘汰よりも、おちゃらけた紘汰の方が何故か安心します(笑)。最後に一言。タイプフルーツ…何故に三度笠…??
正直、仮面ライダー鎧武とドライブのみにするくらいなら、トッキュウジャーとキョウリュウジャーも入れてあげればよかったと思います。もう、仮面ライダーとスーパー戦隊の共演も恒例になってきてるので、