Episode 12「エースキラー」
感想
超一流の殺し屋 エースキラー!
いよいよ、北斗の怨敵であり、シーズン1のラスボスとなるエースキラーが登場!
特撮版の異次元超人エースキラーは、エースを倒すために作られたからその名前になっていたわけですが、本作においては「超一流の殺し屋」という意味でエースキラーという名前になっています。
エースキラーは北斗のウルトラマンスーツがエースという名前であることは知らないため、(北斗由来の名前をつけるわけがないので)全く別の理由から名前に「エース」が入っているわけですが…
お互いに因縁を持つ宿命の2人の名前に、全くの偶然に「エース」という単語が入ってしまったという設定は、ちょっと無理があったような…(苦笑)
エースキラーを演じるのは、平田広明さん。
「海賊戦隊ゴーカイジャー」で炎神マッハルコン、「仮面ライダーウィザード」でナレーションと、戦隊とライダーを制覇してきたわけですが、本作のエースキラー役で晴れて日本3大特撮を制覇!
まぁ厳密に言うと本作はアニメなので、3大“特撮”かって言うと微妙ですが(苦笑)
死刑!ウルトラ5兄弟
特撮版のエースキラー回の見どころといえば、やはりゴルゴダ星で十字架に張りつけにされるウルトラ兄弟たち。
こういうオマージュを欠かさないのが、本作の愛あふれるところです。
まぁ、原作だとこの後ハヤタ(後にゾフィースーツ着用)とジャックが殴り込みに来るので、特撮版で4兄弟が張りつけにされていたのとは、だいぶ状況が異なりますが(笑)
その他、原作からの変更点
- 諸星が、エースキラーのアジトに侵入する前に罠にかかる
- エースキラーが素顔を明かさず、常にスーツを着たまま
細かく挙げるとキリがないので、明らかに違うと言えるのはこんなところ。
原作だと、「頭や手足のない地球人の遺体の真空パック」という明らかにヤバそうな案件の臭いがするものが出てきて、遠藤が発見したり、諸星がエースキラーのアジトで遭遇するわけですが、アニメではその辺はごっそり削除。
故に、諸星もエースキラーのアジトに侵入する前に爆破されることに(笑)
シーズン1内で回収されないような伏線は、カットされたのかもしれませんね。
エースキラーは、ウルトラマンたちと同じようにスーツを装着するキャラクターで、ライバルポジションに相応しい扱いだったのですが、アニメでは常にスーツを着たままに。
生身で顔の演技も多いウルトラマンたちと違い、エースキラーの素顔の出番は少ないので、「少ない出番のためにCGモデル作るくらいなら、いっそスーツ着たままで」というような判断がなされたのも納得です。