第12話「さらば、我らの――」
感想
最終回!
ラスボスがゼットンマン(仮)になっただけでなく、死んだと思ったゼットンもどっこい生きていた!
ウルトラマン全員で悪い奴らを倒すぞ!! …って感じの最終回。
シーズン3は完結編ともあって、敵に騙されてたり、科特隊で内輪揉めしてたりするばっかりでスッキリする回があまりなかっただけに、最終回は頭からっぽにして見られる回でよかったー!
まさかのどっこい生きてたゼットンに、特大の無重力弾(またの名をペンシル爆弾)をぶつける嵐と井手さんカッケェー!(PVにもあるシーン)
原作でも嵐が「無重力弾の用意くらいはしといてやるよ」とは言うもののいまだに用意はしてくれてなさそうなので、原作に先駆けてアニメで使わせてもらえててよかった(笑)
老兵の奮戦ってのはベタでカッコいいんですが、スーパーガンの銃身に差し込んでいたオリジナルの無重力弾と違いスパイダーの銃口にセットする形になっていたので、どうやって保持しているのかはちょっと謎。
あと、無重力弾の後にウルトラマンたちが立て続けに必殺技を撃ち込むので、無重力弾が効いてたんだか効いてないんだかよく分からない。無重力弾を撃つ必要性だけは、なんとかもうちょっと説明がほしかったところ。
早田とベムラーも最終回にしてようやく復活!
明確には説明されませんでしたが、早田とベムラー(=初代ウルトラマン)が再び一体化したっぽかったのはエモい。原作でもこの展開を踏襲してほしいもんですな。
ゼットンマン(仮)と戦う進次郎マンは、ついに新スーツへとバージョンアップ! やっぱりヒーローのパワーアップは燃えるぜ!
科特隊で新スーツ作るって話だったのに、いつの間にかヤプールさんが新スーツ作ってくれてたのはちょっと謎。共同開発してたのかな?
新スーツはやはり原作と同じくCタイプ。従来のスーツに比べるとだいぶメカっぽさが無くなるのがちょっと残念なものの、オリジナルのウルトラマンにより近い見た目になるのでこれはこれでカッコいい。
原作とアニメで若干デザインが違う(胸周りの模様とか)ので、玩具メーカーはちょっと困ってそうですが(笑)
というか、アニメと連動した玩具展開が今のところさっぱりないので、大丈夫かな?ってちょっと心配しています。多くの人がアニメを見終わったであろうタイミングで、Cタイプのフィギュアーツかフィギュアライズスタンダードあたりが出るのかな?
最後の登場シーンでは、ブラザーズマントを意識したっぽいマントも着ていてこれまたカッコいい。もしかするとウルトラマンスーツ用のブラザーズマントが発売される布石かもしれませんが(苦笑)
アニメ版を見続けてきたファンにとって嬉しかったのは、やはり彼女が再登場してくれたこと。
シーズン2最終回で後ろ姿がチラッと映っていたので生存説自体は根強かったのですが、ちゃんと出番があって何より。セリフもきちんと新録。
同じく生き残っていたバルキュアとの絡みもあって、ファンもニッコリ。
でもテメー、ザラヴィー三男! お前がさも善玉ですみたいな顔してラストシーンまで出張ってるのは違うだろ!(笑)
というわけで、アニオリ街道を突っ走ってきたこのアニメもこれにて完結。
原作の様々な要素は踏襲しつつもストーリーはガラッと変わったものになっていたので、それこそ原作マンガの並行同位体のようなアニメになったなという思いです。
思い返してみれば、原作だとわりとコミカルなシーンもあるエドがアニメだと終始信用できなさそうな風に描かれていた気がしますし、アニメ化が決まった当初からこの終わり方を想定して作られていたんだなと今なら分かりますね。
獅子兄弟とか牧史郎とか、アニメ化に際してだいぶオミットされてしまった要素も多いので、出来ることならまだまだ続きが見たいところです。
FINALの1年後に、FOREVERをやった仮面ライダー映画もありますしね(笑)
さらば、ウルトラマン!
いや、また会おうウルトラマン!