第23話 厄災三たび
感想
史上最大の侵略
今回で2024年の放送は終了。
特別総集編を除き、今回を含めて残り3話ということで、「ウルトラマンアーク」もいよいよクライマックスに突入。ユウマの体に起こる謎の異変と、三度現れた宇宙獣の攻撃でピンチに陥るアークと、まさに最終回目前といったお話でした。
主人公が体調不良になり、ウルトラマンの同族がメッセージを送ってくるって流れは「ウルトラセブン」の最終2話を思い出させましたね。やっぱり、メイン監督の辻本監督が昭和ウルトラへの思い入れが強いってことなんでしょうなぁ(今回は越監督ですが)
そこへ襲来する宇宙獣トリゲロス。モノゲロス、ディゲロスはあくまで因縁はあれどもそこまで強敵ではないって感じでしたが、トリゲロスはアークのほとんどの技に対抗できるアークハンターとでも呼ぶべき相手で、まさに終盤の敵に相応しい強敵って感じでした。
見た目的にも、令和版ゼットンですよね。アークのアーマーに対抗して自分もパワーアップ(フラフープ)する辺りはキリエロイドⅡ感もありました。
アークの技に対抗してくるトリゲロスに対して、勝利の決め手になるのがブレーザーのキューブだったのも熱い展開でした。ブレーザーのことは、ゼ・ズーも知らないですしね。
強敵に対抗して、サトゥルーアーマー以外の全てのアーマーを総動員するのはクライマックスに相応しいですし、クリスマス直前というのも販促のタイミングとしてグッドで、年内最後の放送回として素晴らしい内容だったと思います。
ビオルノ
ルティオンの同族、ビオルノ。
ポジション的には完全にセブン上司でしたが、セブン上司に比べれば高圧的な態度もなく(笑)、令和らしいキャラ付けになってましたね。
セブン上司の頃は着ぐるみを流用するだけだったウルトラマンの同族の表現方法も、今は映像に加工を施して着ぐるみの流用を分かりづらく出来るので、技術の進歩というものを実感できるというものです。
まぁ、それにしたってもうちょっとルティオンと見た目差別化してほしかったとは思いますが。
ビオルノがユウマの想像力で実体化して、新しいウルトラマンとして最終回に出てきてくれたら面白いと思うんですが、はたしてどうなるか。
ビオルノの声は、小林親弘さん。
ちょうど、最近発売された「SILENT HILL2」で主人公の吹替をされているので、馴染みのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「シンカリオン チェンジ ザ ワールド」でも主人公側のレギュラーキャラクターで出演されているので、図らずも土日の朝の子供番組でヒーローを助けるキャラをやっていることに。
主人公を助ける兄貴キャラの声ってことなんでしょうな(?)
次回、特別総集編
来週は放送なしで、次回の放送は年明け1週目。ただし3回目の特別総集編。
めちゃくちゃ気になるところで終わってるのに、そこから本編再開まで3週待たされるの、ヤキモキする…(苦笑)