第6話「王子の帰還」

感想

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この世の終わりだねー

人外の怪物が世界を危機に陥れているのに人類同士で内輪揉めをやる、というスパロボ的ノリでお送りしている「キングオージャー」の第6話。

ゴッドスコーピオンのシュゴッドソウルが盗まれて、世界の危機だって言ってるのにいまだに世界の覇権を握ろうとしているラクレス。

スピンオフも公開されるくらいだし、そうまでして世界の頂点に立とうとするのには何か理由があるんでしょうけど、そろそろバグナラク退治に専念してほしいと思う古の戦隊ファンであった…(苦笑)

6話はギラはシュゴッドを操れるのではなく会話できる能力があるっぽかったり、ゴッドスコーピオンと何らかの因縁があるっぽいヒメノだったり、髪色が変わったヒメノが相変わらず美しかったり、一般市民の演技がオーバーすぎてハリウッドザコシショウさんのネタみたいだったり…

後半は関係ないけど、とにかく縦線の重要エピソードやってますって感じでしたね。

本作は戦隊としては珍しく、1話から今までずっと縦線のエピソードをやってるのが新鮮です。5人がなかなか一致団結しないので、ヒーローものらしい一話完結のエピソードをまだやりようがないんでしょうけど。

ただまぁ「スーパー戦隊」として見た場合、ギラ以外の4人が変身シーンもなくいきなり戦闘に加わっているのは違和感が凄かったので、変身バンクとかは無くてもいいのでせめて「王鎧武装！」って言ってフレームアウトするとかの“シーンとシーンの間を補完するカット”ぐらいは入れてほしかったところ。

さっきまで会議してた王様たちが突然変身して敵と戦ってるのは、ちょっと過程を端折りすぎかなって。

戦隊らしくない雰囲気でずっと突っ走っている「キングオージャー」。ここからどのように話が転がっていくのか、相変わらず楽しみです。

キングオージャーZERO！

唐突に登場する新ロボ、キングオージャーZERO！（ゴッドカブトが合体してるから、カブトキングオージャーZEROなのかな？）

体の大部分を構成するレッドのメカが別メカに代わるということで、先輩戦隊でいうところのワンダーゴセイグレートやケルベリオスなんかに近い合体パターンのロボ。

ただそれらと比べると、ゴッドクワガタとゴッドクワガタZEROが単なる色違いなので、合体した後の見た目がほとんど変わらなくて、普通のキングオージャーとの違いがパッと見で分かりません。

普通はこういうコアになるメカを代える合体の場合、顔や胸のパーツを変えて合体後の印象を変えるものなんですが、胸に合体するのは同じゴッドクモだし、顔はゴッドパピヨンのパーツだから変えられないので、マジで見た目がほぼ普通のキングオージャーのままという(笑)

ゴッドパピヨンのパーツ余ってもいいから、せめて顔パーツだけは新しくしてあげてほしかった…