48話 創世Ⅹ:ツムリの鎮魂歌
感想
終幕のデザイアグランプリ
映画公開から3週間くらい経ちましたし、そもそも最終回も近いのでネタバレOPも無くなりましたね。
1週休みとかもありましたし、今年はほとんどネタバレOPをやってなかったような印象。「キングオージャー」の方はまさかのネタバレOP皆無でしたし。
今回は最終回1つ前! このタイミングでついに始まる終幕のデザイアグランプリ!
ランダムに選ばれた一般人が強制的に変身させられて、殺し合いを強要されるなんて酷い… 神崎士郎ですら13人しか選ばなかったぞ…(苦笑)
元々デザイアグランプリは、ゲーム中に死んだライダーや巻き込まれて死んだ一般人がその後の人生で得られるはずだった幸せを蓄積して、優勝者1人の願いを叶える(様を見てオーディエンスが楽しむ)というなかなかエグいゲームでした。
それでも表向きはスコア争いのゲームだったわけですが、ついに直接的な殺し合いのゲームになったところを見ると、本作も本当の本当に終盤戦なんだなぁって感じがしますね。来週最終回ですし。
にしても、どうせライダーにしてくれるなら、もうちょっとカッコいいライダーにしてくれたら良いのになぁ(笑)
そんなわけで登場したジエンドライダー。
基本的な部分はほとんどGMライダーや警備隊ライダーの改造でしょうし、装備は既存品の流用ですが、この終盤で新たに仮面ライダーが大量に登場するのは凄い。
それにしても、「今日からあなたは仮面ライダーです」って言われて変身したライダーがこれだったら、嬉しくないなぁ(笑)
ギロリ復活
冒頭の大量のゲームマスターのシーンで1人だけクロースアップされる演出があったので察した人も多かったでしょうが、このタイミングでギロリが復活!
英寿が運営に近付くために利用した懐かしの家で、英寿、ツムリ、ギロリの3人家族が久しぶりに集結する演出がよかったですねぇ。
デザグラ運営の醜悪さの象徴として真っ先に物語からいなくなったギロリが、デザグラを本来の姿に戻そうとする者として英寿に手を貸してくれるのも熱かった!
ついでにグレアに変身してギーツと共闘してくれてもいいんですが、さすがにスーツが残ってないかな?
そしてギロリがここで株を上げてきたことで、デザグラゲームマスター界の底辺に君臨することになってしまったチラミ(笑)
OP回収!
時間を巻き戻すというもはやチートじみたリガドΩの力の前に、一転して危機に陥る英寿。
そこにさらに畳みかけるツムリ。まさかまさかのOP回収!
OP映像に似せた映像を本編でも撮るという映像作品は昔からちょくちょくありますが、OP映像はあくまで番組全体のイメージを伝えるための映像なのであって、別にOP映像そのままの映像を本編中で再現しないといけないわけではありません。
そんな中で、「ギーツ」は歴代でも特にOP映像に似せたカットを撮ってますよね。
1クールで終わるのがほとんどな昨今のアニメ作品と違って、4クールある特撮作品は終盤のストーリー展開がかっちりと決まっているわけではないので、初期の段階で制作されたOP映像を本編で再現できるかは、ぶっちゃけ運。
それをここまでOP回収してみせた「ギーツ」は、かなり運に恵まれた作品と言えるかもしれません。
次回、最終回!
ということで次回最終回!!
英寿がほぼ出てない次回予告が不穏だ…
それにしても、第1話が黎明F(ファイナル)で始まり、最終回が黎明Ⅰで終わるのオシャレすぎかよ…
最終回がⅠで終わるということは、英寿がみんなの願いを集めてデザグラを健全な形に作り変え、新たなデザグラが始まる…って感じで終わるんでしょうかね。
何はともあれ、もう来週最終回かぁ…