33話慕情Ⅰ：バッファ無双！

感想
1. バッファが無双する回
2. 次回、姉ちゃん変身！？

感想

バッファが無双する回

今回から慕情編がスタート！（こういう書き方すると、なんか「はぐれ刑事」の新作でも始まりそう）

新章が始まると新ライダーが続々と登場するのが本作の常ですが、ジャマ神バッファが強すぎて新ライダーが漏れなく全員倒されるという衝撃的な幕開けが、今後のストーリーの波乱を予感させるってものです。

まぁ、新ライダーと言っても、ランサーとガルンはフレーム外でしか変身せず、グルービーはマスクだけ、他のライダーはIDコアしか出てこなかったので、新ライダーがたくさん出てきた感はあんまりなかったんですが(苦笑)

ベンとジョンのランサーとガルンは、回想シーンを除いてようやくの初変身。残念ながら変身後の姿は全く出てきませんでしたが、祢音を守るために懸命に戦う姿勢は、短いシーンながらカッコよかったですね。

脱落エフェクトだったので死んではいないはず。これからも祢音のために頑張ってほしいものです。

今回初登場で出番も一瞬だったのに、何故かマスクを作ってもらえていた仮面ライダーグルービー。謎の優遇(笑)

今後、グルービーを改造した新ライダーを出すためってことなんでしょうが（ダパーン前のシローみたいな）。

演じるは、タイクーンのスーツアクターである永徳さん。役名も永山一徳で、永徳さんが変身してるからニンジャフォームというのが芸コマ。

昨年もデモンズトルーパーに変身してましたし、バッファ無双というか永徳無双ですよね（？）

やはり顔が二枚目でアクションも出来るというのは強い…

　
スーツアクターの顔出しの話でいえば、冒頭で景和のお姉ちゃんと話してたのは「王様戦隊キングオージャー」でシュゴッダム兵士もやってる高田将司さん。

昨年の「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」といい、高田さんマジでどこの世界でも警察官やってる(笑)

　
今回からバッファが作り変えた世界になっているので、終盤の終盤まで主人公の英寿が出てこないってのもなかなか凄い展開でしたが、仮面ライダーシリーズでは主人公が変身しないって展開はわりとやりがち。

「555」で、巧が一時期ファイズを辞めて木場さんが変身してる期間があったり、
「ドライブ」で、進ノ介がフリーズに殺されて、次の回で奇跡的に蘇生されるまで死んだままだったり、
「リバイス」で、ジャックリバイス活躍中のエピソードでは一輝とバイスの主従関係が逆転してバイスだけが変身している状態であったり、
等々。

なのでまぁ、シリーズの伝統を受け継いだと言えるでしょう。

たまには主人公が2～3話くらい復活しない仮面ライダーってのも見てみたいもんですが、総話数50話くらいしかない作品ではなかなか難しいでしょうねぇ。

そんな英寿復活の原因となったのはツムリの願い！

ヒロインの願いによって甦るヒーローって絵面は美しいけれど、ツムリもやがて創世の女神にされてしまう末路が待っているのかと思うと不穏…

ミツメもツムリも特殊な能力に目覚めるあたり、デザグラのナビゲーターとは誰もがなれるわけではなく、創世の女神になれる力を持った人間だけが選ばれる職業ってことなんでしょうね。

はたしてツムリの命運や如何に！

　
それはそれとして青島心さん、「絶狼 DRAGON BLOOD」といい特撮出る度に人外の役やってるなと思ってちょっと懐かしい気持ちになりました(笑)